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講演/20171204 の変更点


#author("2017-12-04T01:11:37+00:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
[[博多高等学校>http://hakata.ed.jp/highschool/]]
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*INFORMATION DESIGN &size(16){&color(red){  for a sustainable future};};
&size(16){人と社会を元気にする「情報デザイン」の力};
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RIGHT:
&small(九州産業大学 芸術学部);
&small(ソーシャルデザイン学科 教授);
井 上 貢 一
&size(12){日本デザイン学会 理事 / 芸術工学会 理事};
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//松本さん 09094048740
//応対者:菊池先生(進路指導部長)

//生徒の進路選択が単純過ぎる。(様々な職業や分野を知らない、特にクリエイティブな分野)

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**はじめに
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-[[日本の人口>http://www.bowlgraphics.net/tsutagra/03/]]

-求められているのは、IT系のスキル、デザイン思考

-AI+ロボット の現状について [[IBMワトソン>https://www.ibm.com/watson/jp-ja/]] [[BostonDynamics>https://www.youtube.com/watch?v=M8YjvHYbZ9w&t=22s]]
//-直近のAI は大半が機能特化型。兵器への転用はすでに実現(可能)。
//-医療の現場では、AIの判断か、医師の判断かで混乱が生じる可能性

-汎用AIが登場すれば、現在ある仕事の大半は、AI+ロボットが担う
//維持費は人件費より安い。24時間働く。文句を言わない・・・
作画、作曲、小説など、「ヒットしそうな作品」の「創造」も可能
ロボットによる「癒し」も可能(AIBOに癒される人は多い)
&small(AIは基本的に「過去」のデータから相関の高いものを見出している);

-人間にしかできないこと・・
体性感覚・感情等の「共感」が必要なこと
自らの「動機」に基づいて考え・行動すること
//汎用AIには体性感覚や感情がないため、体がウキウキすることや、心踊ることを自ら生み出すことはできない(過去のビッグデータの分析から人が喜びそうな画像や音楽フレーズを作ることは可能)。

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**情報デザインの世界
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***情報×デザイン

-情報 information / intelligence 
事物・出来事などの内容・様子、知らせ、資料、知識、指令、信号・・・

-デザイン design
設計、計画、立案、企て、予定、図案・・・

-情報デザイン inforamtion design
''情報を正しく、わかりやすく、また美しく伝えるために行う様々な配慮''
 
何かを「情報化する」ということも広義の情報デザインの重要な一面です。
例えば「時計」は、人間の五感が捉えることのできない「時」を「時刻という数的情報」に「情報化」した道具です。
 
 情報デザインとは、ものと人、人と人との新しい関係を作ることだ。
 本棚の整理から手帳、地図、時計、そして地域社会の活性化、… 
 あらゆるものが、「情報デザイン」の対象である。 
&small(渡辺保史「情報デザイン入門」);
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***情報×デザインのフィールド
-視覚情報のデザイン
&size(12){[[Graphic Design>GoogleImage: poster design]] [[Infographics >GoogleImage: infographics]] [[Movie>GoogleImage: movie editing]] [[Web Design>GoogleImage: Web Design  Templates]] [[Web Application>GoogleImage: Web Application]]};

-聴覚情報のデザイン
&size(12){[[Sound Design>GoogleImage:Sound Media]] [[InfoSound >GoogleImage: information about sound]] [[Alert>GoogleImage: alert sound]] [[Wind Bell>GoogleImage: wind bell]]};

-モノにおける情報のデザイン
&size(12){[[User Interface Design>GoogleImage:Interface design]] [[Device Interface>GoogleImage:Device Design]]};

-空間に関わる情報のデザイン
&size(12){[[Sign Design>GoogleImage: Sign Design]] [[PublicDesign>GoogleImage:public design]] [[Map>GoogleImage: map design]]};

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***情報×デザイン系の進路
-デザイン業界(デザイナー、ディレクター、プロデューサー)
広告・グラフィック、出版、CG・映像・・

-インターネット業界・Web業界(コーダー、デザイナー、ディレクター)
Webサイト制作、Webアプリケーション開発、ネットワーク構築、インターネット広告、ポータルサイト、SNS、ショッピングサイト

-情報処理サービス業界(システムインテグレータ、ITコンサル、サービス)

-ソフトウェア業界(PG、SE、ネットワークエンジニア)

-ハードウェア業界(組み込みシステムエンジニア)

-一般企業・NPO法人・文化施設・教育機関等における企画・総合職

-+ 今はまだ存在していない新しい職業

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**IT系のデザイナーが考えるべきこと
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***情報デザインの基本

-必要な情報を必要な時と場所で提供する(共有する)こと
災害時、危機的な状況において、最も必要とされるのが「情報」です。
どんな形であれ、とにかく''必要な情報を出す''ということが最も重要です。

-それが「わかりやすい」こと
わかりにくい情報は、「混乱」や「混雑」の元凶となります。
情報をわかりやすくデザインすると、それは自然に美しくまとまります。

-それが「面白い」こと・「美しい」こと
それは人と社会を活気づけるとともに、情報環境を快適にします。

//-[[InformationDesign/Links]]
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***モノ(hard)ではなく、情報(soft)で解決する
-モノを動かさない  →   情報を動かす &small(実体渡し  →   アドレス渡し);

-防波堤はつくらない  →   避難マップを作る・津波情報をWebで共有する

-パッケージはつくらない  →   風呂敷の使い方を動画で紹介する

-大きな看板はつくらない → プロジェクタで投影する ...などなど
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***オープンであること
-今、インターネットを支えている技術の大半はオープンソースです
&size(12){LinuxOS / AndroidOS / Apache / MySQL ・・・・GIMP / InkScape / Blender・・};

-Webの世界は、ソースコードをオープンにする仕様によって拡大しました
&size(12){[[GitHub>https://github.com/koichi-inoue]] / [[Audio>WebAudio]]  / [[Video>http://art.kyusan-u.ac.jp/koichi_inoue/MovieSquare2016/]] / [[WebGL>http://art.kyusan-u.ac.jp/koichi_inoue/MotionCube2014/index.html]]};

-人間は内面をオープンにするという戦略によって繁栄した生物です

-すばらしいアイデアはみんなで共有する・・という発想の方が健全です
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***情報デザインが素敵な理由
-創造したものが半永久的に再利用できる(プログラムライブラリー)
//--創造したものが永久に遺る(アーカイブ)

-改良を続けることで確実により良いものへと成熟する

-資源とエネルギーを浪費しない(材料不要、ゴミも出しません)

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**学問としての芸術 / なぜ大学で学ぶのか
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***芸術は総合的な学問
-「芸術」は Liberal Arts の訳。それは自由な学びを意味する言葉です。
-人に文系も理系もない(理系特化政策は産業革命以後)
-芸術学部は誰でも受験できる学部です。
-センス、絵の才能、デッサンの経験・・それらは必須ではありません。

//***アートとデザインの違い
//-アート
//--自分の中に「動機」を見出す
//--自分の表現を追求する
//--既成概念を破る新規性の追求(惰性化した日常を挑発する存在)
//--アウトプットは「作品」|世界にひとつだけの存在|作家はサインを入れる
//-デザイン
//--暮らしの中に「問題」を見出す
//--人と社会のニーズに応える
//--問題を解決し日常を快適にする(時には空気のような存在)
//--アウトプットは「製品」|設計図にもとづく機械生産|デザイナーは匿名
//***学生デザイン展から
//九州にあるデザイン系大学でデザインを学ぶ学生の作品を紹介します。
//-[[学生デザイン展 2014 プレゼン資料>https://drive.google.com/folderview?id=0B7P0TnVkdX8DTFFvR3V3THYzbzA&usp=sharing]]
//-[[学生デザイン展 2015 プレゼン資料>https://drive.google.com/folderview?id=0B7P0TnVkdX8DQmh1MkRHY2pwYVE&usp=sharing]]
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***大学における学び
-教科書はない / 見解も様々 / 自ら調べ・考える / 答えはひとつではない

-学生と教員は「研究室」をもつ共同研究者 

-卒業式ではなく「学位授与式」 学士 / 修士 / 博士

-すべての学問の究極は「人間とは何か、どうあるべきか」を考えること

-与えられた仕事をこなすだけならAI+ロボットが担います。
自らの思いで、自分の手で、ほしい未来をつくりましょう。
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*ソーシャルデザイン学科 情報デザイン専攻
'''芸術的感性と情報技術(IT)で「面白い!」をデザインする。'''
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&image(images/AS03.png,,36%);
&small(九州産業大学 芸術学部|Faculty of Art & Design);
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