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InformationDesign/Architecture の変更点


#author("2023-05-08T11:56:26+09:00;2023-05-08T10:18:56+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
#author("2023-05-08T11:58:12+09:00;2023-05-08T10:18:56+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*情報アーキテクチャー

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情報アーキテクチャーとは、情報の「構造」のことで、設計者としての「情報アーキテクト」は、知識やデータをユーザにとって「わかりやすい」、「探しやすい」ものとなるように構造化します。 
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**情報構造のパターン

-階層型分類構造
ごく一般的な木構造。個々の情報は、いずれかのカテゴリーに属する
カテゴリーの入り口を間違うと目的の情報にはたどりつけない。

-ファセット分類型構造
階層の枝葉が多対多で連結されたもの
個々の情報に対して入り口が複数となり、ユーザにとっては情報が探しやすい
階層の枝葉が多対多で連結されたもの。個々の情報に対して入り口が複数となり、ユーザにとっては情報が探しやすい。
一般的なWebサイトはこれ

-''セミラティス構造''
紙には描けない、電子媒体ならではの情報構造 
紙には描けない、電子媒体ならではの情報構造 。
> 別ページで解説しています [[Semi-lattice]]

-WWW型構造
くもの巣のように相互にリンクする構造
くもの巣のように相互にリンクする構造。

-ハブ&スポーク型構造
中核(ハブ)となる情報から周辺情報へリンクする構造
マイページを中心に動作するSNSサイトがこれ
中核(ハブ)となる情報から周辺情報へリンクする構造。
マイページを中心に動作するSNSサイトがこれ。

-直線型構造
ユーザー登録や決済など、順に推移する形態
手続きを進める際のWebページの連結構造がこれ
ユーザー登録や決済など、順に推移する形態。
手続きを進める際のWebページの連結構造がこれ。
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**ナビゲーション

-階層型ナビゲーション
メインナビ、ローカルナビの階層によって実現
一般的なWebサイトのメニューがこれ

-ダイレクトナビゲーション
いわゆる個別ページへの直リンクを並べたもの

-ステップナビゲーション
「全体の流れ」と「現在のステップ」を明示したナビ。
登録手続き中などに出てくるもの

-パンくずリスト
「階層上のステップ」と「現在の位置」が明示されたもの
一つ上(元)に戻る、二つ上(元)に戻る、といった操作が楽

-動的ナビゲーション
検索など、動的に生成されるナビゲーション

-機能ナビゲーション
情報構造とは無関係に、表示する文字のサイズや
レイアウトスタイルを変更したりするためのもの
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**APPENDIX
***5つの帽子掛け
情報の整理には一般に以下の5つの視点があります。
&size(12){by リチャード・ソール・ワーマン};

-1. カテゴリー Category ・・・共通の特徴をまとめた概念枠組で分類
&small(*学部>学科>専攻・・などツリー状の階層構造になる);
&small(*全体を部分に区分けする方法は視点により様々);
-2. 時間 Time ・・・歴史年表、スケジュール、テレビ番組表など
-3. 位置(空間)Location ・・・地図、サイトマップ
-4. アルファベット順 Alphabet ・・・五十音順、番号順など機械的順序
&small(*紙媒体で検索がしやすく。辞書や事典の多くはこの方法を採用);
-5. 連続量・階層 Hierarchy ・・・人気順、価格順など何らかの価値の順
&small(*各種のグラフはこの基準によって視覚化されている);
//Location、Alphabet、Time、Category、Hierarchyの順に頭文字をとって
//''LATCH'' という言い方もあります。

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