百人一首
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*小倉百人一首
~
小倉百人一首は、藤原定家(1162~1241)が選んだ秀歌撰で、...
和歌をコレクションする、またそれを教養のひとつとして大...
~
~
-1番歌
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ
&size(12){あきのたのかりほのいほのとまをあらみ わかころ...
天智天皇
-2番歌
春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山
&size(12){はるすきてなつきにけらししろたへの ころもほす...
持統天皇
-3番歌
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも...
&size(12){あしひきのやまとりのをのしたりをの なかなかし...
柿本人麻呂
-4番歌
田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ
&size(12){たこのうらにうちいててみれはしろたへの ふしの...
山辺赤人
-5番歌
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき
&size(12){おくやまにもみちふみわけなくしかの こゑきくと...
猿丸大夫
-6番歌
鵲の渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける
&size(12){かささきのわたせるはしにおくしもの しろきをみ...
中納言家持
-7番歌
天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも
&size(12){あまのはらふりさけみれはかすかなる みかさのや...
安倍仲麿
-8番歌
わが庵は都の辰巳しかぞ住む 世をうぢ山と人はいふなり
&size(12){わかいほはみやこのたつみしかそすむ よをうちや...
喜撰法師
-9番歌
花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせし...
&size(12){はなのいろはうつりにけりないたつらに わかみよ...
小野小町
-10番歌
これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬもあふ坂の関
&size(12){これやこのゆくもかへるもわかれては しるもしら...
蝉丸
-11番歌
わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ海人の釣船
&size(12){わたのはらやそしまかけてこきいてぬと ひとには...
参議篁
-12番歌
天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ
&size(12){あまつかせくものかよひちふきとちよ をとめのす...
僧正遍昭
-13番歌
筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる
&size(12){つくはねのみねよりおつるみなのかわ こひそつも...
陽成院
-14番歌
陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに 乱れそめにしわれならなくに
&size(12){みちのくのしのふもちすりたれゆゑに みたれそめ...
河原左大臣
-15番歌
君がため春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ
&size(12){きみかためはるののにいててわかなつむ わかころ...
光孝天皇
-16番歌
立ち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む
&size(12){たちわかれいなはのやまのみねにおふる まつとし...
中納言行平
-17番歌
ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
&size(12){ちはやふるかみよもきかすたつたかは からくれな...
在原業平朝臣
-18番歌
住の江の岸に寄る波よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ
&size(12){すみのえのきしによるなみよるさへや ゆめのかよ...
藤原敏行朝臣
-19番歌
難波潟短き蘆のふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや
&size(12){なにはかたみしかきあしのふしのまも あはてこの...
伊勢
-20番歌
わびぬれば今はたおなじ難波なる みをつくしても逢はむとぞ...
&size(12){わひぬれはいまはたおなしなにはなる みをつくし...
元良親王
-21番歌
今来むといひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな
&size(12){いまこむといひしはかりになかつきの ありあけの...
素性法師
-22番歌
吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ
&size(12){ふくからにあきのくさきのしをるれは むへやまか...
文屋康秀
-23番歌
月見ればちぢにものこそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあら...
&size(12){つきみれはちちにものこそかなしけれ わかみひと...
大江千里
-24番歌
このたびは幣も取りあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに
&size(12){このたひはぬさもとりあへすたむけやま もみちの...
菅家
-25番歌
名にし負はば逢う坂山のさねかずら 人に知られで来るよしも...
&size(12){なにしおははあふさかやまのさねかつら ひとにし...
三条右大臣
-26番歌
小倉山峰の紅葉葉心あらば いまひとたびのみゆき待たなむ
&size(12){をくらやまみねのもみちはこころあらは いまひと...
貞信公
-27番歌
みかの原わきて流るるいづみ川 いつ見きとてか恋しかるらむ
&size(12){みかのはらわきてなかるるいつみかは いつみきと...
中納言兼輔
-28番歌
山里は冬ぞ寂しさまさりける 人目も草もかれぬと思へば
&size(12){やまさとはふゆそさびしさまさりける ひとめもく...
源宗于朝臣
-29番歌
心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花
&size(12){こころあてにおらはやおらむはつしもの おきまと...
凡河内躬恒
-30番歌
有明のつれなく見えし別れより 暁ばかり憂きものはなし
&size(12){ありあけのつれなくみえしわかれより あかつきは...
壬生忠岑
-31番歌
朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪
&size(12){あさほらけありあけのつきとみるまてに よしのの...
坂上是則
-32番歌
山川に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり
&size(12){やまかはにかせのかけたるしからみは なかれもあ...
春道列樹
-33番歌
ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ
&size(12){ひさかたのひかりのとけきはるのひに しつこころ...
紀友則
-34番歌
誰をかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに
&size(12){たれをかもしるひとにせむたかさこの まつもむか...
藤原興風
-35番歌
人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香に匂ひける
&size(12){ひとはいさこころもしらすふるさとは はなそむか...
紀貫之
-36番歌
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいずこに月宿るらむ
&size(12){なつのよはまたよひなからあけぬるを くものいつ...
清原深養父
-37番歌
白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける
&size(12){しらつゆにかせのふきしくあきののは つらぬきと...
文屋朝康
-38番歌
忘らるる身をば思はず誓ひてし 人の命の惜しくもあるかな
&size(12){わすらるるみをはおもはすちかひてし ひとのいの...
右近
-39番歌
浅茅生の小野の篠原忍ぶれど あまりてなどか人の恋しき
&size(12){あさちふのをののしのはらしのふれと あまりてな...
参議等
-40番歌
忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで
&size(12){しのふれといろにいてにけりわかこひは ものやお...
平兼盛
-41番歌
恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか
&size(12){こひすてふわかなはまたきたちにけり ひとしれす...
壬生忠見
-42番歌
契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波越さじとは
&size(12){ちきりきなかたみにそてをしほりつつ すゑのまつ...
清原元輔
-43番歌
逢ひ見てののちの心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり
&size(12){あひみてののちのこころにくらふれは むかしはも...
権中納言敦忠
-44番歌
逢ふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をも恨みざら...
&size(12){あふことのたえてしなくはなかなかに ひとをもみ...
中納言朝忠
-45番歌
あはれともいふべき人は思ほえで 身のいたずらになりぬべき...
&size(12){あはれともいふへきひとはおもほえて みのいたつ...
謙徳公
-46番歌
由良の門を渡る舟人かぢを絶え ゆくへも知らぬ恋のみちかな
&size(12){ゆらのとをわたるふなひとかちをたえ ゆくへもし...
曾禰好忠
-47番歌
八重むぐら茂れる宿の寂しきに 人こそ見えね秋は来にけり
&size(12){やへむくらしけれるやとのさひしきに ひとこそみ...
恵慶法師
-48番歌
風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな
&size(12){かせをいたみいはうつなみのおのれのみ くたけて...
源重之
-49番歌
御垣守衛士のたく火の夜は燃え 昼は消えつつものをこそ思へ
&size(12){みかきもりゑしのたくひのよるはもえ ひるはきえ...
大中臣能宣朝臣
-50番歌
君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな
&size(12){きみかためおしからさりしいのちさへ なかくもか...
藤原義孝
-51番歌
かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを
&size(12){かくとたにえやはいふきのさしもくさ さしもしら...
藤原実方朝臣
-52番歌
明けぬれば暮るるものとは知りながら なほ恨めしき朝ぼらけ...
&size(12){あけぬれはくるるものとはしりなから なほうらめ...
藤原道信朝臣
-53番歌
嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは...
&size(12){なけきつつひとりぬるよのあくるまは いかにひさ...
右大将道綱母
-54番歌
忘れじのゆく末まではかたければ 今日を限りの命ともがな
&size(12){わすれしのゆくすゑまてはかたけれは けふをかき...
儀同三司母
-55番歌
滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ
&size(12){たきのおとはたえてひさしくなりぬれと なこそな...
大納言公任
-56番歌
あらざらむこの世のほかの思ひ出に いまひとたびの逢ふこと...
&size(12){あらさらむこのよのほかのおもひてに いまひとた...
和泉式部
-57番歌
めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影
&size(12){めくりあひてみしやそれともわかぬまに くもかく...
紫式部
-58番歌
有馬山猪名の篠原風吹けば いでそよ人を忘れやはする
&size(12){ありまやまゐなのささはらかせふけは いてそよひ...
大弐三位
-59番歌
やすらはで寝なましものをさ夜更けて かたぶくまでの月を見...
&size(12){やすらはてねなましものをさよふけて かたふくま...
赤染衛門
-60番歌
大江山いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立
&size(12){おほえやまいくののみちのとほけれは またふみも...
小式部内侍
-61番歌
いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな
&size(12){いにしへのならのみやこのやへさくら けふここの...
伊勢大輔
-62番歌
夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ
&size(12){よをこめてとりのそらねははかるとも よにあふさ...
清少納言
-63番歌
今はただ思ひ絶えなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな
&size(12){いまはたたおもひたえなむとはかりを ひとつてな...
左京大夫道雅
-64番歌
朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに あらはれわたる瀬々の網代木
&size(12){あさほらけうちのかはきりたえたえに あらはれわ...
権中納言定頼
-65番歌
恨みわび干さぬ袖だにあるものを 恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ
&size(12){うらみわひほさぬそてたにあるものを こひにくち...
相模
-66番歌
もろともにあはれと思え山桜 花よりほかに知る人もなし
&size(12){もろともにあはれとおもへやまさくら はなよりほ...
前大僧正行尊
-67番歌
春の夜の夢ばかりなる手枕に かひなく立たむ名こそをしけれ
&size(12){はるのよのゆめはかりなるたまくらに かひなくた...
周防内侍
-68番歌
心にもあらで憂き夜に長らへば 恋しかるべき夜半の月かな
&size(12){こころにもあらてうきよになからへは こひしかる...
三条院
-69番歌
嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり
&size(12){あらしふくみむろのやまのもみちはは たつたのか...
能因法師
-70番歌
寂しさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮れ
&size(12){さひしさにやとをたちいててなかむれは いつくも...
良暹法師
-71番歌
夕されば門田の稲葉訪れて 蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く
&size(12){ゆうされはかとたのいなはおとつれて あしのまろ...
大納言経信
-72番歌
音に聞く高師の浜のあだ波は かけじや袖のぬれもこそすれ
&size(12){おとにきくたかしのはまのあたなみは かけしやそ...
祐子内親王家紀伊
-73番歌
高砂の尾の上の桜咲きにけり 外山のかすみ立たずもあらなむ
&size(12){たかさこのをのへのさくらさきにけり とやまのか...
前権中納言匡房
-74番歌
憂かりける人を初瀬の山おろしよ 激しかれとは祈らぬものを
&size(12){うかりけるひとをはつせのやまおろしよ はけしか...
源俊頼朝臣
-75番歌
契りおきしさせもが露を命にて あはれ今年の秋もいぬめり
&size(12){ちきりおきしさせもかつゆをいのちにて あはれこ...
藤原基俊
-76番歌
わたの原漕ぎ出でて見ればひさかたの 雲居にまがふ沖つ白波
&size(12){わたのはらこきいててみれはひさかたの くもゐに...
法性寺入道前関白太政大臣
-77番歌
瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ
&size(12){せをはやみいわにせかるるたきかはの われてもす...
崇徳院
-78番歌
淡路島通ふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ須磨の関守
&size(12){あはちしまかよふちとりのなくこゑに いくよねさ...
源兼昌
-79番歌
秋風にたなびく雲のたえ間より 漏れ出づる月の影のさやけさ
&size(12){あきかせにたなひくくものたえまより もれいつる...
左京大夫顕輔
-80番歌
ながからむ心も知らず黒髪の 乱れてけさはものをこそ思へ
&size(12){なかからむこころもしらすくろかみの みたれてけ...
待賢門院堀河
-81番歌
ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる
&size(12){ほとときすなきつるかたをなかむれは たたありあ...
後徳大寺左大臣
-82番歌
思ひわびさても命はあるものを 憂きに堪へぬは涙なりけり
&size(12){おもひわひさてもいのちはあるものを うきにたへ...
道因法師
-83番歌
世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
&size(12){よのなかよみちこそなけれおもひいる やまのおく...
皇太后宮大夫俊成
-84番歌
長らへばまたこのごろやしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき
&size(12){なからへはまたこのころやしのはれむ うしとみし...
藤原清輔朝臣
-85番歌
夜もすがらもの思ふころは明けやらぬ ねやのひまさへつれな...
&size(12){よもすからものおもふころはあけやらぬ ねやのひ...
俊恵法師
-86番歌
嘆けとて月やはものを思はする かこちがほなるわが涙かな
&size(12){なけけとてつきやはものをおもはする かこちかほ...
西行法師
-87番歌
村雨の露もまだ干ぬまきの葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮
&size(12){むらさめのつゆもまたひぬまきのはに きりたちの...
寂蓮法師
-88番歌
難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ 身を尽くしてや恋ひわたる...
&size(12){なにはえのあしのかりねのひとよゆゑ みをつくし...
皇嘉門院別当
-89番歌
玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする
&size(12){たまのをよたえなはたえねなからへは しのふるこ...
式子内親王
-90番歌
見せばやな雄島の海人の袖だにも 濡れにぞ濡れし色は変はらず
&size(12){みせはやなをしまのあまのそてたにも ぬれにそぬ...
殷富門院大輔
-91番歌
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしきひとりかも寝む
&size(12){きりきりすなくやしもよのさむしろに ころもかた...
後京極摂政前太政大臣
-92番歌
わが袖は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らねかわく間もなし
&size(12){わかそてはしほひにみえぬおきのいしの ひとこそ...
二条院讃岐
-93番歌
世の中は常にもがもな渚漕ぐ 海人の小舟の綱手かなしも
&size(12){よのなかはつねにもかもななきさこく あまのおふ...
鎌倉右大臣
-94番歌
み吉野の山の秋風さよ更けて ふるさと寒く衣打つなり
&size(12){みよしののやまのあきかせさよふけて ふるさとさ...
参議雅経
-95番歌
おほけなく憂き世の民におほふかな わが立つ杣にすみ染の袖
&size(12){おほけなくうきよのたみにおほふかな わかたつそ...
前大僧正慈円
-96番歌
花さそふ嵐の庭の雪ならで ふりゆくものはわが身なりけり
&size(12){はなさそふあらしのにはのゆきならて ふりゆくも...
入道前太政大臣
-97番歌
来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ
&size(12){こぬひとをまつほのうらのゆふなきに やくやもし...
権中納言定家
-98番歌
風そよぐ楢の小川の夕暮は 御禊ぞ夏のしるしなりける
&size(12){かせそよくならのをかはのゆふくれは みそきそな...
従二位家隆
-99番歌
人も愛し人も恨めしあじきなく 世を思ふゆゑにもの思ふ身は
&size(12){ひともをしひともうらめしあちきなく よをおもふ...
後鳥羽院
-100番歌
百敷や古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり
&size(12){ももしきやふるきのきはのしのふにも なほあまり...
順徳院
&aname(mannyogana);
~
***参考|万葉仮名の事例
百人一首には、[[万葉集>Google:万葉集]]から選ばれたものが...
-春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山
&small(はるすぎて なつきたるらし しろたへの ころもほし...
-田兒之浦従 打出而見者 真白衣 不盡能高嶺尓 雪波零家留
&small(たごのうらゆ うちいでてみれば ましろにぞ ふじの...
-秋田苅 借廬乎作 吾居者 衣手寒 露置尓家留
&small(あきたかる かりほをつくり わがをれば ころもでさ...
-足日木乃 山鳥之尾乃 四垂尾乃 永長夜乎 一鴨将宿
&small(あしひきの やまどりのをの しだりをの ながながし...
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終了行:
*小倉百人一首
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小倉百人一首は、藤原定家(1162~1241)が選んだ秀歌撰で、...
和歌をコレクションする、またそれを教養のひとつとして大...
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-1番歌
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ
&size(12){あきのたのかりほのいほのとまをあらみ わかころ...
天智天皇
-2番歌
春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山
&size(12){はるすきてなつきにけらししろたへの ころもほす...
持統天皇
-3番歌
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも...
&size(12){あしひきのやまとりのをのしたりをの なかなかし...
柿本人麻呂
-4番歌
田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ
&size(12){たこのうらにうちいててみれはしろたへの ふしの...
山辺赤人
-5番歌
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき
&size(12){おくやまにもみちふみわけなくしかの こゑきくと...
猿丸大夫
-6番歌
鵲の渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける
&size(12){かささきのわたせるはしにおくしもの しろきをみ...
中納言家持
-7番歌
天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも
&size(12){あまのはらふりさけみれはかすかなる みかさのや...
安倍仲麿
-8番歌
わが庵は都の辰巳しかぞ住む 世をうぢ山と人はいふなり
&size(12){わかいほはみやこのたつみしかそすむ よをうちや...
喜撰法師
-9番歌
花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせし...
&size(12){はなのいろはうつりにけりないたつらに わかみよ...
小野小町
-10番歌
これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬもあふ坂の関
&size(12){これやこのゆくもかへるもわかれては しるもしら...
蝉丸
-11番歌
わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ海人の釣船
&size(12){わたのはらやそしまかけてこきいてぬと ひとには...
参議篁
-12番歌
天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ
&size(12){あまつかせくものかよひちふきとちよ をとめのす...
僧正遍昭
-13番歌
筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる
&size(12){つくはねのみねよりおつるみなのかわ こひそつも...
陽成院
-14番歌
陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに 乱れそめにしわれならなくに
&size(12){みちのくのしのふもちすりたれゆゑに みたれそめ...
河原左大臣
-15番歌
君がため春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ
&size(12){きみかためはるののにいててわかなつむ わかころ...
光孝天皇
-16番歌
立ち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む
&size(12){たちわかれいなはのやまのみねにおふる まつとし...
中納言行平
-17番歌
ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
&size(12){ちはやふるかみよもきかすたつたかは からくれな...
在原業平朝臣
-18番歌
住の江の岸に寄る波よるさへや 夢の通ひ路人目よくらむ
&size(12){すみのえのきしによるなみよるさへや ゆめのかよ...
藤原敏行朝臣
-19番歌
難波潟短き蘆のふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや
&size(12){なにはかたみしかきあしのふしのまも あはてこの...
伊勢
-20番歌
わびぬれば今はたおなじ難波なる みをつくしても逢はむとぞ...
&size(12){わひぬれはいまはたおなしなにはなる みをつくし...
元良親王
-21番歌
今来むといひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな
&size(12){いまこむといひしはかりになかつきの ありあけの...
素性法師
-22番歌
吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ
&size(12){ふくからにあきのくさきのしをるれは むへやまか...
文屋康秀
-23番歌
月見ればちぢにものこそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあら...
&size(12){つきみれはちちにものこそかなしけれ わかみひと...
大江千里
-24番歌
このたびは幣も取りあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに
&size(12){このたひはぬさもとりあへすたむけやま もみちの...
菅家
-25番歌
名にし負はば逢う坂山のさねかずら 人に知られで来るよしも...
&size(12){なにしおははあふさかやまのさねかつら ひとにし...
三条右大臣
-26番歌
小倉山峰の紅葉葉心あらば いまひとたびのみゆき待たなむ
&size(12){をくらやまみねのもみちはこころあらは いまひと...
貞信公
-27番歌
みかの原わきて流るるいづみ川 いつ見きとてか恋しかるらむ
&size(12){みかのはらわきてなかるるいつみかは いつみきと...
中納言兼輔
-28番歌
山里は冬ぞ寂しさまさりける 人目も草もかれぬと思へば
&size(12){やまさとはふゆそさびしさまさりける ひとめもく...
源宗于朝臣
-29番歌
心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花
&size(12){こころあてにおらはやおらむはつしもの おきまと...
凡河内躬恒
-30番歌
有明のつれなく見えし別れより 暁ばかり憂きものはなし
&size(12){ありあけのつれなくみえしわかれより あかつきは...
壬生忠岑
-31番歌
朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪
&size(12){あさほらけありあけのつきとみるまてに よしのの...
坂上是則
-32番歌
山川に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり
&size(12){やまかはにかせのかけたるしからみは なかれもあ...
春道列樹
-33番歌
ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ
&size(12){ひさかたのひかりのとけきはるのひに しつこころ...
紀友則
-34番歌
誰をかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに
&size(12){たれをかもしるひとにせむたかさこの まつもむか...
藤原興風
-35番歌
人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香に匂ひける
&size(12){ひとはいさこころもしらすふるさとは はなそむか...
紀貫之
-36番歌
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいずこに月宿るらむ
&size(12){なつのよはまたよひなからあけぬるを くものいつ...
清原深養父
-37番歌
白露に風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける
&size(12){しらつゆにかせのふきしくあきののは つらぬきと...
文屋朝康
-38番歌
忘らるる身をば思はず誓ひてし 人の命の惜しくもあるかな
&size(12){わすらるるみをはおもはすちかひてし ひとのいの...
右近
-39番歌
浅茅生の小野の篠原忍ぶれど あまりてなどか人の恋しき
&size(12){あさちふのをののしのはらしのふれと あまりてな...
参議等
-40番歌
忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで
&size(12){しのふれといろにいてにけりわかこひは ものやお...
平兼盛
-41番歌
恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか
&size(12){こひすてふわかなはまたきたちにけり ひとしれす...
壬生忠見
-42番歌
契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波越さじとは
&size(12){ちきりきなかたみにそてをしほりつつ すゑのまつ...
清原元輔
-43番歌
逢ひ見てののちの心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり
&size(12){あひみてののちのこころにくらふれは むかしはも...
権中納言敦忠
-44番歌
逢ふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をも恨みざら...
&size(12){あふことのたえてしなくはなかなかに ひとをもみ...
中納言朝忠
-45番歌
あはれともいふべき人は思ほえで 身のいたずらになりぬべき...
&size(12){あはれともいふへきひとはおもほえて みのいたつ...
謙徳公
-46番歌
由良の門を渡る舟人かぢを絶え ゆくへも知らぬ恋のみちかな
&size(12){ゆらのとをわたるふなひとかちをたえ ゆくへもし...
曾禰好忠
-47番歌
八重むぐら茂れる宿の寂しきに 人こそ見えね秋は来にけり
&size(12){やへむくらしけれるやとのさひしきに ひとこそみ...
恵慶法師
-48番歌
風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな
&size(12){かせをいたみいはうつなみのおのれのみ くたけて...
源重之
-49番歌
御垣守衛士のたく火の夜は燃え 昼は消えつつものをこそ思へ
&size(12){みかきもりゑしのたくひのよるはもえ ひるはきえ...
大中臣能宣朝臣
-50番歌
君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな
&size(12){きみかためおしからさりしいのちさへ なかくもか...
藤原義孝
-51番歌
かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを
&size(12){かくとたにえやはいふきのさしもくさ さしもしら...
藤原実方朝臣
-52番歌
明けぬれば暮るるものとは知りながら なほ恨めしき朝ぼらけ...
&size(12){あけぬれはくるるものとはしりなから なほうらめ...
藤原道信朝臣
-53番歌
嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは...
&size(12){なけきつつひとりぬるよのあくるまは いかにひさ...
右大将道綱母
-54番歌
忘れじのゆく末まではかたければ 今日を限りの命ともがな
&size(12){わすれしのゆくすゑまてはかたけれは けふをかき...
儀同三司母
-55番歌
滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ
&size(12){たきのおとはたえてひさしくなりぬれと なこそな...
大納言公任
-56番歌
あらざらむこの世のほかの思ひ出に いまひとたびの逢ふこと...
&size(12){あらさらむこのよのほかのおもひてに いまひとた...
和泉式部
-57番歌
めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影
&size(12){めくりあひてみしやそれともわかぬまに くもかく...
紫式部
-58番歌
有馬山猪名の篠原風吹けば いでそよ人を忘れやはする
&size(12){ありまやまゐなのささはらかせふけは いてそよひ...
大弐三位
-59番歌
やすらはで寝なましものをさ夜更けて かたぶくまでの月を見...
&size(12){やすらはてねなましものをさよふけて かたふくま...
赤染衛門
-60番歌
大江山いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立
&size(12){おほえやまいくののみちのとほけれは またふみも...
小式部内侍
-61番歌
いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな
&size(12){いにしへのならのみやこのやへさくら けふここの...
伊勢大輔
-62番歌
夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ
&size(12){よをこめてとりのそらねははかるとも よにあふさ...
清少納言
-63番歌
今はただ思ひ絶えなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな
&size(12){いまはたたおもひたえなむとはかりを ひとつてな...
左京大夫道雅
-64番歌
朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに あらはれわたる瀬々の網代木
&size(12){あさほらけうちのかはきりたえたえに あらはれわ...
権中納言定頼
-65番歌
恨みわび干さぬ袖だにあるものを 恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ
&size(12){うらみわひほさぬそてたにあるものを こひにくち...
相模
-66番歌
もろともにあはれと思え山桜 花よりほかに知る人もなし
&size(12){もろともにあはれとおもへやまさくら はなよりほ...
前大僧正行尊
-67番歌
春の夜の夢ばかりなる手枕に かひなく立たむ名こそをしけれ
&size(12){はるのよのゆめはかりなるたまくらに かひなくた...
周防内侍
-68番歌
心にもあらで憂き夜に長らへば 恋しかるべき夜半の月かな
&size(12){こころにもあらてうきよになからへは こひしかる...
三条院
-69番歌
嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり
&size(12){あらしふくみむろのやまのもみちはは たつたのか...
能因法師
-70番歌
寂しさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮れ
&size(12){さひしさにやとをたちいててなかむれは いつくも...
良暹法師
-71番歌
夕されば門田の稲葉訪れて 蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く
&size(12){ゆうされはかとたのいなはおとつれて あしのまろ...
大納言経信
-72番歌
音に聞く高師の浜のあだ波は かけじや袖のぬれもこそすれ
&size(12){おとにきくたかしのはまのあたなみは かけしやそ...
祐子内親王家紀伊
-73番歌
高砂の尾の上の桜咲きにけり 外山のかすみ立たずもあらなむ
&size(12){たかさこのをのへのさくらさきにけり とやまのか...
前権中納言匡房
-74番歌
憂かりける人を初瀬の山おろしよ 激しかれとは祈らぬものを
&size(12){うかりけるひとをはつせのやまおろしよ はけしか...
源俊頼朝臣
-75番歌
契りおきしさせもが露を命にて あはれ今年の秋もいぬめり
&size(12){ちきりおきしさせもかつゆをいのちにて あはれこ...
藤原基俊
-76番歌
わたの原漕ぎ出でて見ればひさかたの 雲居にまがふ沖つ白波
&size(12){わたのはらこきいててみれはひさかたの くもゐに...
法性寺入道前関白太政大臣
-77番歌
瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ
&size(12){せをはやみいわにせかるるたきかはの われてもす...
崇徳院
-78番歌
淡路島通ふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ須磨の関守
&size(12){あはちしまかよふちとりのなくこゑに いくよねさ...
源兼昌
-79番歌
秋風にたなびく雲のたえ間より 漏れ出づる月の影のさやけさ
&size(12){あきかせにたなひくくものたえまより もれいつる...
左京大夫顕輔
-80番歌
ながからむ心も知らず黒髪の 乱れてけさはものをこそ思へ
&size(12){なかからむこころもしらすくろかみの みたれてけ...
待賢門院堀河
-81番歌
ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる
&size(12){ほとときすなきつるかたをなかむれは たたありあ...
後徳大寺左大臣
-82番歌
思ひわびさても命はあるものを 憂きに堪へぬは涙なりけり
&size(12){おもひわひさてもいのちはあるものを うきにたへ...
道因法師
-83番歌
世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
&size(12){よのなかよみちこそなけれおもひいる やまのおく...
皇太后宮大夫俊成
-84番歌
長らへばまたこのごろやしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき
&size(12){なからへはまたこのころやしのはれむ うしとみし...
藤原清輔朝臣
-85番歌
夜もすがらもの思ふころは明けやらぬ ねやのひまさへつれな...
&size(12){よもすからものおもふころはあけやらぬ ねやのひ...
俊恵法師
-86番歌
嘆けとて月やはものを思はする かこちがほなるわが涙かな
&size(12){なけけとてつきやはものをおもはする かこちかほ...
西行法師
-87番歌
村雨の露もまだ干ぬまきの葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮
&size(12){むらさめのつゆもまたひぬまきのはに きりたちの...
寂蓮法師
-88番歌
難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ 身を尽くしてや恋ひわたる...
&size(12){なにはえのあしのかりねのひとよゆゑ みをつくし...
皇嘉門院別当
-89番歌
玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする
&size(12){たまのをよたえなはたえねなからへは しのふるこ...
式子内親王
-90番歌
見せばやな雄島の海人の袖だにも 濡れにぞ濡れし色は変はらず
&size(12){みせはやなをしまのあまのそてたにも ぬれにそぬ...
殷富門院大輔
-91番歌
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしきひとりかも寝む
&size(12){きりきりすなくやしもよのさむしろに ころもかた...
後京極摂政前太政大臣
-92番歌
わが袖は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らねかわく間もなし
&size(12){わかそてはしほひにみえぬおきのいしの ひとこそ...
二条院讃岐
-93番歌
世の中は常にもがもな渚漕ぐ 海人の小舟の綱手かなしも
&size(12){よのなかはつねにもかもななきさこく あまのおふ...
鎌倉右大臣
-94番歌
み吉野の山の秋風さよ更けて ふるさと寒く衣打つなり
&size(12){みよしののやまのあきかせさよふけて ふるさとさ...
参議雅経
-95番歌
おほけなく憂き世の民におほふかな わが立つ杣にすみ染の袖
&size(12){おほけなくうきよのたみにおほふかな わかたつそ...
前大僧正慈円
-96番歌
花さそふ嵐の庭の雪ならで ふりゆくものはわが身なりけり
&size(12){はなさそふあらしのにはのゆきならて ふりゆくも...
入道前太政大臣
-97番歌
来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ
&size(12){こぬひとをまつほのうらのゆふなきに やくやもし...
権中納言定家
-98番歌
風そよぐ楢の小川の夕暮は 御禊ぞ夏のしるしなりける
&size(12){かせそよくならのをかはのゆふくれは みそきそな...
従二位家隆
-99番歌
人も愛し人も恨めしあじきなく 世を思ふゆゑにもの思ふ身は
&size(12){ひともをしひともうらめしあちきなく よをおもふ...
後鳥羽院
-100番歌
百敷や古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり
&size(12){ももしきやふるきのきはのしのふにも なほあまり...
順徳院
&aname(mannyogana);
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***参考|万葉仮名の事例
百人一首には、[[万葉集>Google:万葉集]]から選ばれたものが...
-春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山
&small(はるすぎて なつきたるらし しろたへの ころもほし...
-田兒之浦従 打出而見者 真白衣 不盡能高嶺尓 雪波零家留
&small(たごのうらゆ うちいでてみれば ましろにぞ ふじの...
-秋田苅 借廬乎作 吾居者 衣手寒 露置尓家留
&small(あきたかる かりほをつくり わがをれば ころもでさ...
-足日木乃 山鳥之尾乃 四垂尾乃 永長夜乎 一鴨将宿
&small(あしひきの やまどりのをの しだりをの ながながし...
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