組織のソーシャルデザインに寄与するCMSの構築
をテンプレートにして作成
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開始行:
*組織のソーシャルデザインに寄与する&br;CMSの構築
組織内の情報共有と業務の効率化を目指して
//The Current State of Websites Related to "Social Design"
~
~
RIGHT:
井 上 貢 一 / 九州産業大学芸術学部
&size(16){Koichi Inoue / Kyushu Sangyo University};
//&size(16){Keywords Social Design, Information Design, W...
~
~
***CONTENTS
#contents2_1
~
~
RIGHT:
[[&small(01);>#item01]] [[&small(02);>#item02]] [[&smal...
~
~
~
~
&aname(item01);
**1. 研究の目的と背景
CMS(content management system) とは、テキストや画像など...
筆者は、所属する学内組織や地域の団体等にこれを実験的に導...
~
&aname(item02);
~
**2. 組織における情報共有
組織における情報共有の目的は、一般に以下を実現することに...
-1) 情報の一元化
-2) 情報の可視化
-3) 作業の効率化
-4) ノウハウの共有
-5) 報告・記録のアーカイブ
-6) 人間関係の活性化
//企業など組織内のコンピュータネットワークを活用した情報...
今日では、チャット、社内SNS、掲示板、施設予約管理、スケ...
#image(table1.png,right,25%)
そこでこれらに関する社会の関心事を把握すべく、Google...
//結果は、「情報共有 + スペース」で19件、「情報共有+...
~
&aname(item03);
~
**3. 様々な情報共有システム
#image(table2.png,right,25%)
次に、「組織 + 情報共有」の検索でヒットする「オススメ・...
//単語だけのヒット数では、調査対象を的確に捉えていな...
//記事を閲覧して確認できたことは、これらに共通するのは...
調査の結果確認できたことは、それらの多くが CMS の一種て...
~
***3.1. 社内SNS・チャット系
Chatwork, LINE, WORKS, Slack など、組織内SNSツールの導...
-Slack https://get.slack.help/hc/ja
//--Guru:Slack上で利用できるwikiツール
-Chatwork https://go.chatwork.com/ja/
-InCircle https://www.incircle.jp/
-kintone https://kintone.cybozu.com/jp/
-LINE WORKS https://line.worksmobile.com/jp/
-Stock https://www.stock-app.info/
-Talknote https://talknote.com/
~
***3.2. Wiki 系
Confluence, Crowi, keleba, Qiita:Team など、Wikiベー...
-Confluence https://www.atlassian.com/ja/software/conflu...
-Growi(旧Crowi) https://growi.org/ オープンソース
-DocBase https://docbase.io/
-DokuWiki https://www.dokuwiki.org/ja:dokuwiki
-esa.io https://esa.io/
-Evernote https://evernote.com/intl/jp/business
-GitHub Wiki
-iQube http://www.iqube.net/
-Kibela https://kibe.la/ja
-MediaWiki https://www.mediawiki.org/wiki/MediaWiki/ja ...
-NotePM https://notepm.jp/
-PukiWIki https://pukiwiki.osdn.jp/ オープンソース
-Qast https://qast.jp/
-Qiita:Team https://teams.qiita.com/
//--ユーザ投稿型のナレッジコミュニティであり、ユーザはMar...
//--Lodge Qiita:TeamのクローンOSS https://github.com/lodg...
-Scrapbox https://scrapbox.io/
//プロジェクト管理系
-backlog https://backlog.com/ja/
-redmine https://redmine.jp/
-SharePoint https://products.office.com/ja-jp/sharepoint...
~
***3.3. ファイル共有系
Box, Dropbox, GoogleDrive 等、ファイルはサーバーに置い...
-GoogleDrive https://drive.google.com/
-Dropbox https://www.dropbox.com/ja/
-box http://www.box-ctc.com/
~
&aname(item04);
~
**4. Wikiシステムの可能性
本調査における様々な記事から見えてきたことは、''Wiki''か...
例えば、Yahoo! Japan では、2002年頃から、法務部、広報部な...
また例えばメルカリでは、かつて複数のWikiでバラバラに管理...
以下、Wiki システムの導入に関する知見を列挙します。
~
***4.1. Wiki が選ばれる理由
//以下のような特徴が Wikiの導入理由として挙げられます。
-Webブラウザのみでアクセス可能(作業環境を選ばな...
-[[Markdown]]記法が使える(標準的なスキルが使える)
-メニュー構成の動的な再編が可能(個々のページへのアクセス...
-バージョン管理が簡単(バックアップ、差分デー...
-参加者全員が編集者となることで更新が活性化する
~
***4.2. Wiki の導入で何ができるようになるのか
//Wikiを導入すると具体的には以下のようなことが可能にな...
//-メールに代わる掲示板型の業務連絡(Pushから Pullへ)
//-施設・会議室の予約等(空間情報)
//-スケジュールの管理(時間情報)
//-組織図・連絡先情報等の管理(ヒトの情報)
//-就業規則・社内規約等の蓄積と共有(ルールの共有)
//-マニュアル等・社内用語等の蓄積と共有(ノウハウの共有)
//-プロジェクトの管理(スケジュール、メンバー、To...
//-議事録・記録画像等のアーカイブ(歴史の蓄積)
//-個人ページで自由な自己紹介(ヒトの見える化)
//~
//冒頭で述べた「組織における情報共有の目的」に照らすと、...
-1) 情報の一元管理(書類のバージョン管理ができる)
--メンバー・連絡先情報の一元管理
--プロジェクト・会議体の情報管理(個別組織の情報基地にな...
--ToDo管理(問題の発見と早期対応)
--社内ルール・規約の明文化と集約
--「最新のお知らせ」など旬の話題を時系列に管理
//--メールによるファイル送信、差し替え・・どれが最新かわ...
//--社内wikiに情報がストックされていると検索で必要な情報...
//--メールの送受信では、ファイルが埋もれてどこにいったか...
-2) 情報の可視化
//業務の可視化によって、「誰が何をしているのか」を知るこ...
//社内で共有しておきたい情報を簡単に公開・管理できる
-3) 作業の効率化
//--無駄な問い合わせの減少> 電話・メール等のコミュニケー...
//--複数人での施設の予約やスケジュールの調整などが簡単
-4) ノウハウの共有(品質向上 / 人材育成 / 属人化の防止)
--社内用語集
--業務ノウハウの蓄積・活用(引き継ぎが簡単)
-5) 報告・記録のアーカイブ
--議事録・報告書
--各種イベントのアーカイブ
-6) 人間関係の活性化
--趣味・関心ごとの共有でメンバー間の交流が活性化
--職場満足度の向上
~
//「会議」における対面コミュニケーションが減少することが ...
//~
***4.3. Wikiの活用に関する現状の問題
//Wikiの統一的な導入には、以下のような様々な障壁がありま...
-情報共有の重要性が理解されていない
-情報を共有したくない人がいる(競争原理が効いている組...
-メンバーに対する不信感(勝手なことを書かれたら・・)
-組織内に(部署ごとに)同様のシステムが複数存在してい...
-組織が縦割で、横断的な情報の一元化を嫌がる人がい...
-Wiki の活用に対する抵抗感(IT アレルギー)
-情報を整理すること自体が苦手(基本的な事務処理能力)
//以上、要するに組織を構成する人の考え方やスキルが問題...
// 会話・メール・投稿とコメントのようなキャッチボールな...
//導入初期で情報が蓄積されていない社内Wikiは、特にその価...
~
&aname(item05);
~
**5. Wiki の導入を推進するには
***5.1. Wikiの導入以前に必要なこと
//MediaWiki に代表される Wiki は、インターネットの文化の...
-Web上で情報を共有する文化を根付かせる。
--縦割り組織から、プロジェクト型の組織へ移行させる(後述)
--ノウハウの共有の妨げとなる競争原理の撤廃
--オープンソースの思想([[Copyleft>OpenSource#copyleft]] ...
-会議・紙の書類・メール交換といった旧メディアの問題を周知...
--会議は効率が悪い(同期型コミュニケーションは人を拘束す...
//(Wikiは非同期で情報共有できる)
//---人の移動を伴うが、人が移動できないことがある(自然災...
--紙の仕事はリスクが多い(作業ステップごとにトラブル発生...
//(プリンタが故障する、インクがない、紙がない・・)
//---わずかな修正でも全部やり直し・・
--メールはリスクが多い(届かない、添付ファイルのバージョ...
//---届かないことがある(何らかの単語の存在によりスパムに...
//---添付にサイズの限界がある
//---添付の修正「差し替え」でどれが最新かわからなくなる
-基本的なITリテラシー、ブラウザの活用能力を高める研修を行う
~
***5.2. Wikiの導入準備
//導入にあたってまず決めるべきことは、以下の3点
//
//-目的の設定(関係者のアクセスを促す目的を作る)
//務日報は必ず社内Wikiで行うとか、1つの分野はすべて社内Wi...
//-蓄積・共有する情報の設定(原則「全部」)
//-共有範囲を設定する(原則「全員」)
//導入段階では、以下のような準備が必要になります。
-1) Wiki の経験者で導入推進チームをつくる
-2) 有用な初期コンテンツを投入する
-3) 施設予約やカレンダーなど、毎日アクセスするコンテン...
-4) 自由に書ける個人ページや掲示板を用意して体験を促...
//気軽に書き込めるなど、社内wikiを使うハードルを大きく下...
//業規模によってはセキュリティの問題があるかもしれません...
//みんなが楽しめるようにする
//--個人のページを持たせて、趣味など自由に書けるようにする
-5) 更新状況が把握できるようにする
//新たに追加された情報や、更新された情報があった場合、メ...
また「利用者のためのガイド」として、以下の準備が必要...
-1) 編集記法
-2) ページの雛形
//情報のまとめ方について、見出しを並べた「雛形」を用意
//ルールやひな形(テンプレート)を作って、社内wikiに書き込...
//やがて、お手本となるページができて、それが真似されるよ...
-3) 運用ルール(参考:[[Wikipedia のルール>Wikipedia]])
--メニュー(ナビゲーション)の再編ルール
--新規ページの作り方に関するルール
--古い情報の残し方に関するルール
最終的には組織のメンバー全員が Wiki に積極参加せざる...
~
***5.3. 導入事例
-九州産業大学 ソーシャルデザイン学科(公式・公開)
https://design.kyusan-u.ac.jp/socialdesign/
-日本デザイン学会第5支部(公式・11/8 全体公開)
https://design.kyusan-u.ac.jp/jssd5th/
~
&aname(item06);
~
**6. 最後に
***6.1. Wiki のデザイン原則
[[Wiki Design Principles>Wiki#WikiDesignPrinciples]] by ...
- シンプル(Simple)
- 開放(Open)
- 漸進的であること(Incremental)
- 有機的であること(Organic)
- 平易であること(Mundane)
- 普遍的であること(Universal)
- 明白であること(Overt)
- 一元的であること(Unified)
- 的確であること(Pricese)
- 寛容であること(Tolerant)
- 観察可能であること(Observable)
- 収束すること(Convergent)
- 信用(Trust)
- 楽しい(Fun)
- 共有(Sharing)
- インタラクション(Interaction)
- コラボレーション(Collaboration)
- プラットフォーム(Platforms)
- ソーシャルネットワーク(Social Networks)
この原理の背景にあるのは、C.アレグザンダーの「利用者参加...
~
***6.2. 自己組織化する仕組み
パターンが具体的なコンテンツを生み出し、そのコンテンツが...
- ひとつのことをうまくやる
- 小さな部品の集合として大きなものをつくる
'''UNIXの設計思想 Mike Gancarz'''
参考イメージ:[[Bait Ball>GoogleImage:Bait Ball]]
~
***6.3. 組織はツリーでは描けない
#image(Semi-lattice/semi-lattice.png,right,40%)
C. アレグザンダー流に言えば、組織は「ツリー」構造...
トップの視点で全体を分類 する「ツリー」は、官僚、警察...
Wiki は複数のメンバーが「ページ」を単位として相互...
~
~
~
~
~
CENTER:
ご清聴、ありがとうございました。
~
~
~
~
~
~
~
**APPENDIX
***参考文献
-C. アレグザンダー ,1965, 都市はツリーではない , ...
-Mike Gancarz(芳尾桂監訳)、UNIX という考え方、オーム社、2...
-V.Papanek(阿部公正訳)、生きのびるためのデザイン、晶文社...
-江渡浩一郎, 2009,「パターン、Wiki、XP」, 技術評論社
-筧裕介、ソーシャルデザイン実践ガイド、英治出版 , 2013
-Google サジェスト一括 DL ツール https://www.gskw.net/
-@IT, ITmedia, 日経×TECH, CNETJapan, WIRED 等の IT系情報...
-井上貢一 , 2017, ソーシャルデザインにおける Wiki の...
~
RIGHT:
[[&small(01);>#item01]] [[&small(02);>#item02]] [[&smal...
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終了行:
*組織のソーシャルデザインに寄与する&br;CMSの構築
組織内の情報共有と業務の効率化を目指して
//The Current State of Websites Related to "Social Design"
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RIGHT:
井 上 貢 一 / 九州産業大学芸術学部
&size(16){Koichi Inoue / Kyushu Sangyo University};
//&size(16){Keywords Social Design, Information Design, W...
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***CONTENTS
#contents2_1
~
~
RIGHT:
[[&small(01);>#item01]] [[&small(02);>#item02]] [[&smal...
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&aname(item01);
**1. 研究の目的と背景
CMS(content management system) とは、テキストや画像など...
筆者は、所属する学内組織や地域の団体等にこれを実験的に導...
~
&aname(item02);
~
**2. 組織における情報共有
組織における情報共有の目的は、一般に以下を実現することに...
-1) 情報の一元化
-2) 情報の可視化
-3) 作業の効率化
-4) ノウハウの共有
-5) 報告・記録のアーカイブ
-6) 人間関係の活性化
//企業など組織内のコンピュータネットワークを活用した情報...
今日では、チャット、社内SNS、掲示板、施設予約管理、スケ...
#image(table1.png,right,25%)
そこでこれらに関する社会の関心事を把握すべく、Google...
//結果は、「情報共有 + スペース」で19件、「情報共有+...
~
&aname(item03);
~
**3. 様々な情報共有システム
#image(table2.png,right,25%)
次に、「組織 + 情報共有」の検索でヒットする「オススメ・...
//単語だけのヒット数では、調査対象を的確に捉えていな...
//記事を閲覧して確認できたことは、これらに共通するのは...
調査の結果確認できたことは、それらの多くが CMS の一種て...
~
***3.1. 社内SNS・チャット系
Chatwork, LINE, WORKS, Slack など、組織内SNSツールの導...
-Slack https://get.slack.help/hc/ja
//--Guru:Slack上で利用できるwikiツール
-Chatwork https://go.chatwork.com/ja/
-InCircle https://www.incircle.jp/
-kintone https://kintone.cybozu.com/jp/
-LINE WORKS https://line.worksmobile.com/jp/
-Stock https://www.stock-app.info/
-Talknote https://talknote.com/
~
***3.2. Wiki 系
Confluence, Crowi, keleba, Qiita:Team など、Wikiベー...
-Confluence https://www.atlassian.com/ja/software/conflu...
-Growi(旧Crowi) https://growi.org/ オープンソース
-DocBase https://docbase.io/
-DokuWiki https://www.dokuwiki.org/ja:dokuwiki
-esa.io https://esa.io/
-Evernote https://evernote.com/intl/jp/business
-GitHub Wiki
-iQube http://www.iqube.net/
-Kibela https://kibe.la/ja
-MediaWiki https://www.mediawiki.org/wiki/MediaWiki/ja ...
-NotePM https://notepm.jp/
-PukiWIki https://pukiwiki.osdn.jp/ オープンソース
-Qast https://qast.jp/
-Qiita:Team https://teams.qiita.com/
//--ユーザ投稿型のナレッジコミュニティであり、ユーザはMar...
//--Lodge Qiita:TeamのクローンOSS https://github.com/lodg...
-Scrapbox https://scrapbox.io/
//プロジェクト管理系
-backlog https://backlog.com/ja/
-redmine https://redmine.jp/
-SharePoint https://products.office.com/ja-jp/sharepoint...
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***3.3. ファイル共有系
Box, Dropbox, GoogleDrive 等、ファイルはサーバーに置い...
-GoogleDrive https://drive.google.com/
-Dropbox https://www.dropbox.com/ja/
-box http://www.box-ctc.com/
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&aname(item04);
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**4. Wikiシステムの可能性
本調査における様々な記事から見えてきたことは、''Wiki''か...
例えば、Yahoo! Japan では、2002年頃から、法務部、広報部な...
また例えばメルカリでは、かつて複数のWikiでバラバラに管理...
以下、Wiki システムの導入に関する知見を列挙します。
~
***4.1. Wiki が選ばれる理由
//以下のような特徴が Wikiの導入理由として挙げられます。
-Webブラウザのみでアクセス可能(作業環境を選ばな...
-[[Markdown]]記法が使える(標準的なスキルが使える)
-メニュー構成の動的な再編が可能(個々のページへのアクセス...
-バージョン管理が簡単(バックアップ、差分デー...
-参加者全員が編集者となることで更新が活性化する
~
***4.2. Wiki の導入で何ができるようになるのか
//Wikiを導入すると具体的には以下のようなことが可能にな...
//-メールに代わる掲示板型の業務連絡(Pushから Pullへ)
//-施設・会議室の予約等(空間情報)
//-スケジュールの管理(時間情報)
//-組織図・連絡先情報等の管理(ヒトの情報)
//-就業規則・社内規約等の蓄積と共有(ルールの共有)
//-マニュアル等・社内用語等の蓄積と共有(ノウハウの共有)
//-プロジェクトの管理(スケジュール、メンバー、To...
//-議事録・記録画像等のアーカイブ(歴史の蓄積)
//-個人ページで自由な自己紹介(ヒトの見える化)
//~
//冒頭で述べた「組織における情報共有の目的」に照らすと、...
-1) 情報の一元管理(書類のバージョン管理ができる)
--メンバー・連絡先情報の一元管理
--プロジェクト・会議体の情報管理(個別組織の情報基地にな...
--ToDo管理(問題の発見と早期対応)
--社内ルール・規約の明文化と集約
--「最新のお知らせ」など旬の話題を時系列に管理
//--メールによるファイル送信、差し替え・・どれが最新かわ...
//--社内wikiに情報がストックされていると検索で必要な情報...
//--メールの送受信では、ファイルが埋もれてどこにいったか...
-2) 情報の可視化
//業務の可視化によって、「誰が何をしているのか」を知るこ...
//社内で共有しておきたい情報を簡単に公開・管理できる
-3) 作業の効率化
//--無駄な問い合わせの減少> 電話・メール等のコミュニケー...
//--複数人での施設の予約やスケジュールの調整などが簡単
-4) ノウハウの共有(品質向上 / 人材育成 / 属人化の防止)
--社内用語集
--業務ノウハウの蓄積・活用(引き継ぎが簡単)
-5) 報告・記録のアーカイブ
--議事録・報告書
--各種イベントのアーカイブ
-6) 人間関係の活性化
--趣味・関心ごとの共有でメンバー間の交流が活性化
--職場満足度の向上
~
//「会議」における対面コミュニケーションが減少することが ...
//~
***4.3. Wikiの活用に関する現状の問題
//Wikiの統一的な導入には、以下のような様々な障壁がありま...
-情報共有の重要性が理解されていない
-情報を共有したくない人がいる(競争原理が効いている組...
-メンバーに対する不信感(勝手なことを書かれたら・・)
-組織内に(部署ごとに)同様のシステムが複数存在してい...
-組織が縦割で、横断的な情報の一元化を嫌がる人がい...
-Wiki の活用に対する抵抗感(IT アレルギー)
-情報を整理すること自体が苦手(基本的な事務処理能力)
//以上、要するに組織を構成する人の考え方やスキルが問題...
// 会話・メール・投稿とコメントのようなキャッチボールな...
//導入初期で情報が蓄積されていない社内Wikiは、特にその価...
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&aname(item05);
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**5. Wiki の導入を推進するには
***5.1. Wikiの導入以前に必要なこと
//MediaWiki に代表される Wiki は、インターネットの文化の...
-Web上で情報を共有する文化を根付かせる。
--縦割り組織から、プロジェクト型の組織へ移行させる(後述)
--ノウハウの共有の妨げとなる競争原理の撤廃
--オープンソースの思想([[Copyleft>OpenSource#copyleft]] ...
-会議・紙の書類・メール交換といった旧メディアの問題を周知...
--会議は効率が悪い(同期型コミュニケーションは人を拘束す...
//(Wikiは非同期で情報共有できる)
//---人の移動を伴うが、人が移動できないことがある(自然災...
--紙の仕事はリスクが多い(作業ステップごとにトラブル発生...
//(プリンタが故障する、インクがない、紙がない・・)
//---わずかな修正でも全部やり直し・・
--メールはリスクが多い(届かない、添付ファイルのバージョ...
//---届かないことがある(何らかの単語の存在によりスパムに...
//---添付にサイズの限界がある
//---添付の修正「差し替え」でどれが最新かわからなくなる
-基本的なITリテラシー、ブラウザの活用能力を高める研修を行う
~
***5.2. Wikiの導入準備
//導入にあたってまず決めるべきことは、以下の3点
//
//-目的の設定(関係者のアクセスを促す目的を作る)
//務日報は必ず社内Wikiで行うとか、1つの分野はすべて社内Wi...
//-蓄積・共有する情報の設定(原則「全部」)
//-共有範囲を設定する(原則「全員」)
//導入段階では、以下のような準備が必要になります。
-1) Wiki の経験者で導入推進チームをつくる
-2) 有用な初期コンテンツを投入する
-3) 施設予約やカレンダーなど、毎日アクセスするコンテン...
-4) 自由に書ける個人ページや掲示板を用意して体験を促...
//気軽に書き込めるなど、社内wikiを使うハードルを大きく下...
//業規模によってはセキュリティの問題があるかもしれません...
//みんなが楽しめるようにする
//--個人のページを持たせて、趣味など自由に書けるようにする
-5) 更新状況が把握できるようにする
//新たに追加された情報や、更新された情報があった場合、メ...
また「利用者のためのガイド」として、以下の準備が必要...
-1) 編集記法
-2) ページの雛形
//情報のまとめ方について、見出しを並べた「雛形」を用意
//ルールやひな形(テンプレート)を作って、社内wikiに書き込...
//やがて、お手本となるページができて、それが真似されるよ...
-3) 運用ルール(参考:[[Wikipedia のルール>Wikipedia]])
--メニュー(ナビゲーション)の再編ルール
--新規ページの作り方に関するルール
--古い情報の残し方に関するルール
最終的には組織のメンバー全員が Wiki に積極参加せざる...
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***5.3. 導入事例
-九州産業大学 ソーシャルデザイン学科(公式・公開)
https://design.kyusan-u.ac.jp/socialdesign/
-日本デザイン学会第5支部(公式・11/8 全体公開)
https://design.kyusan-u.ac.jp/jssd5th/
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&aname(item06);
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**6. 最後に
***6.1. Wiki のデザイン原則
[[Wiki Design Principles>Wiki#WikiDesignPrinciples]] by ...
- シンプル(Simple)
- 開放(Open)
- 漸進的であること(Incremental)
- 有機的であること(Organic)
- 平易であること(Mundane)
- 普遍的であること(Universal)
- 明白であること(Overt)
- 一元的であること(Unified)
- 的確であること(Pricese)
- 寛容であること(Tolerant)
- 観察可能であること(Observable)
- 収束すること(Convergent)
- 信用(Trust)
- 楽しい(Fun)
- 共有(Sharing)
- インタラクション(Interaction)
- コラボレーション(Collaboration)
- プラットフォーム(Platforms)
- ソーシャルネットワーク(Social Networks)
この原理の背景にあるのは、C.アレグザンダーの「利用者参加...
~
***6.2. 自己組織化する仕組み
パターンが具体的なコンテンツを生み出し、そのコンテンツが...
- ひとつのことをうまくやる
- 小さな部品の集合として大きなものをつくる
'''UNIXの設計思想 Mike Gancarz'''
参考イメージ:[[Bait Ball>GoogleImage:Bait Ball]]
~
***6.3. 組織はツリーでは描けない
#image(Semi-lattice/semi-lattice.png,right,40%)
C. アレグザンダー流に言えば、組織は「ツリー」構造...
トップの視点で全体を分類 する「ツリー」は、官僚、警察...
Wiki は複数のメンバーが「ページ」を単位として相互...
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CENTER:
ご清聴、ありがとうございました。
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**APPENDIX
***参考文献
-C. アレグザンダー ,1965, 都市はツリーではない , ...
-Mike Gancarz(芳尾桂監訳)、UNIX という考え方、オーム社、2...
-V.Papanek(阿部公正訳)、生きのびるためのデザイン、晶文社...
-江渡浩一郎, 2009,「パターン、Wiki、XP」, 技術評論社
-筧裕介、ソーシャルデザイン実践ガイド、英治出版 , 2013
-Google サジェスト一括 DL ツール https://www.gskw.net/
-@IT, ITmedia, 日経×TECH, CNETJapan, WIRED 等の IT系情報...
-井上貢一 , 2017, ソーシャルデザインにおける Wiki の...
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RIGHT:
[[&small(01);>#item01]] [[&small(02);>#item02]] [[&smal...
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