LogoMark.png

Gainer の変更点


#author("2017-08-01T05:23:34+00:00","default:inoue.ko","inoue.ko")
*GAINER
~

GAINERとはユーザー・インタフェースやメディア・インスタレーションのためのオープンな環境です。GAINERを利用すると、各種のセンサーデバイスからの信号をPCに伝えることができ、それに対する応答の仕方をProcessingで記述することができます。また、Processingの記述でモーターを動かす・・というような、逆の使い方もできます。

GAINERを利用するには、とりあえず、以下のハードウエア(有料)と、ソフトウエア(無料DL可)を準備する必要があります。

-1) IOモジュール
 GAINERの本体です。

-2) ブレッドボード
 プラモデル感覚で電子部品の組み立てができる基盤です。

-3) 各種センサー、アクチュエータ、結線用ワイヤなど
 一個数十円から数千円まで様々です。


で、ここまでは入門用キットも販売されています。最初はそれでいろいろ試すのもいいでしょう。販売経路にもよりますが、全部で1万円ほどです。GAINERで検索すればいろいろでてきます。


-4) GAINER USBドライバ
 GAINERはUSB接続のハードウエアです。よってドライバソフトが必要です。
 以下の節でインストール方法を説明します。

-5) GAINER ライブラリ
 Processing からGAINERを操作するためのライブラリ(関数セット)が必要です。
 以下の節でインストール方法を説明します。

とりあえず、以下に公式チュートリアルがあります。
http://gainer.cc/Tutorial/WhatIsPhysicalComputing


~
~

**GAINER を Processing で使うための準備

Windows XPの場合です。

ドライバのDLとインストール
1) http://gainer.cc/Download/Download から、
  USBドライバ(Windows XP/Vista)をDLして下さい。

2) CDM 2.04.16 WHQL Certified.zip のような名前の
  圧縮ファイルが落ちてきますので、それを解凍・展開して下さい。

3)I/OモジュールとPCをUSB接続します

4)ドライバインストールを要求するダイアログが表示されますので、
 ダイアログにしたがってドライバのインストールを行います。

  「ソフトウェア検索のため、Windows Updateに接続しますか?」
  → 「いいえ、今回は接続しません。」

  「インストール方法を選んでください」
  → 「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」

  「次の場所で最適のドライバを検索する」
  → 「次の場所を含める」をチェックし、ドライバを展開したフォルダを指定

で、なぜか同じ操作を2回要求されますが、とりあえず同じことを繰り返すと次はOKになります。以上で、ドライバのインストール完了です。



ソフトウエアライブラリのDLと展開
1) http://gainer.cc/Download/Download から、
  Gainerソフトウエア・ライブラリ(Processing用)をDLして下さい。

2) gainer_lib_processing_v1-1-0rc4.zip のような名前の
  圧縮ファイルが落ちてきますので、それを解凍・展開して下さい。

3)以下の通り、Processingの各フォルダーへ必要なファイルを移動して下さい。

  0. C:\Processing\lib\keywords.txtの名前を keywords.bak などのように
    適当に変えておいて下さい。
    次のステップで自動的に新しい keywords.txt が入ります。
  1. lib の中身 → C:\Processing/lib/ の中へ
  2. libraries の中身 → C:\Processing/libraies/ の中へ
  3. reference/libraries/ の中身 → C:\Processing/reference/libraries/ の中へ
  4. examples/gainer_examplesフィルダ → サンプルです。どこでも構いません。


 ※この説明は、Processingが C:\Processing にインストールされている場合の話です。
  異なる場所に有る場合は、読み替えて作業してください。

以上、ライブラリーの展開完了。
準備完了です。


動作確認
以下は、動作確認用のソースコードです。
このままコピーして、Processingのエディターにペーストしてお試し下さい。
IOモジュール本体のボタンを押すと黒の背景が白に変わります。


 import processing.gainer.*;
 
 Gainer gainer;
 void setup(){
   size(200,200);
   gainer = new Gainer(this);
 }
 
 void draw(){
   background(0);
   if(gainer.buttonPressed){
     background(255);
   }
 }

とても簡単ですね。
何かできそう・・という気分になってもらえれば幸いです。
~


MACOSの場合

MACの方は以下、GAINERの公式ページの記事をご覧下さい。
http://gainer.cc/Tutorial/HowToUseGainerWithProcessing
上の動作確認用のソースコードはまったく同じです。

~
#hr
-[[GAINER 公式チュートリアル>http://gainer.cc/Tutorial/HowToUseGainerWithProcessing]]

~
~