芸術学部| 前期 水曜2限|15102講義室
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この講義の目的は、みなさんが「情報とデザイン」について「考える」きっかけを提供することです。講義で話したことを「覚える」必要はありません。「その情報がどこにあるか」あるいは「どんなキーワードで検索すればいいか」がわかっていればそれでOKです。
ノートは「講義内容のメモ」というより、「自分の考えをメモする」ということを心がけて下さい。あなた自身の考えを整理することが大切です。事後に再編集できるよう電子的なノート(PC持参)を推奨します。
試験は行いません。授業中の投稿と期末レポートの提出をもって評価します。
現代社会では、競争的地位の獲得、他者からの承認、報酬(評価・賃金)、罰の回避など、外部からの要請に動機づけられることが多く、学校での学びにもその発想が根付いています。しかし、生成AIが急成長した現在、そのような「外発的モチベーション」で競争したところで、人間の能力などはドングリの背比べ状態。外圧に駆り出されて人間同士が競争する意義は消滅しつつあります。
一方で、何かに問題を感じること、何かに好奇心を持つこと、その行為自体に楽しみを感じること・・そうした「内発的モチベーション」は、現在のAIには存在しません。つまり、AIと人間の役割を棲み分けるとすれば、人間がすべきことは「内発的モチベーション」を喚起し、それを育むことだと言えるでしょう。
外発的モチベーションに従うよう洗脳された人間は、AIを利用する人を「ずるい」と感じます。しかし、学びのモチベーションを内発的なものにシフトさせると、他人を「ずるい」と感じるネガティブな感情から解放されて、自由な学びを楽しめるようになります。
この科目には「論」という文字がついています。「理論」のことです。
辞書によれば、以下のように記載されています(引用:goo辞書)。
ちなみに、対義語は、「実験」です。
さて、簡単に(乱暴に)言えば、理論というものは、ほとんどの場合、「ああすればこうなる」とか「ああであればこうである」というかたちで、何らかの法則を述べたものになります。何かと何かの「関係」( 因果関係・相関関係)を説明する知識、あるいはその解釈のことを「理論」というわけです。
世の中には「○○理論」といわれる「理論」がたくさんあって、情報デザインに関連するものとしては、美学の世界の理論もあれば、心理学の世界の理論、また工学分野の理論も含まれます。この授業では「情報」のデザインについて、世の中にある様々な「ああすればこうなる」 という理論を様々な視点から紹介します。理論を知ると様々な「予測」や「制御」が可能になります。この講義で紹介する様々な知見が、みなさんの思考の糧になれば幸いです。
受講生の皆さんの「最近の関心事」 について、共有と意見交換を行います。
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