課題2 九芸卒展2021 ポスター制作
課題の概要
- 九州産業大学芸術学部 卒業制作展のメインビジュアルとしてふさわしいデザインを考案する
- ポスターは、図録(作品集)やチラシ、デジタルサイネージ、WEBサイトなどの展開をする
※ 今回はポスターのみ その他のアイテムは制作しない - A4 フルカラー印刷
※ 今回は表面のみ
調査
卒業制作展のポスター
九州産業大学 芸術学部・芸術研究科 卒業・修了制作展
東京造形大学 2016年度zokei展
神戸電子専門学校 グラフィックデザイン学科 進級・卒業制作展「現在地展」
- タイトルや展示名をデザインに取り入れている例。情報の伝わりやすさと目を引くレイアウトがミソ。
一般的な展覧会のポスター
横山華山まだいた、忘れられた天才絵師
高野山金剛峯寺 襖絵完成記念 千住博展
虫展 −デザインのお手本−
- 展示作品の上に文字を載せたポスター。作品の雰囲気を生かせるよう色合いや構成を作っているようで、参考になると思う。
- 文字の中に写真を組みこむ発想に驚いた。
- 「虫」という言葉を写真で省略している。目を引く構成だなと思った。
試作
コンセプト
- 奇抜なレイアウトは避ける。図形と文字を用いて、あまり飾らない構成にしたい。
- 展示の内容を立てるようにしたい、なのでイラストを描いてそれを使ったりするのはやめる。
- 通りすがる時に、思わず足を止めるようなデザイン。
制作物
まとめ
- 奇抜なレイアウトは避けたつもりだったが、改めて見ると奇抜で、主張の強いレイアウトになった。
- 第14回目まで(12/23)
課題1 トイレのピクトグラム
課題の概要
- 芸術学部棟(17号館や15号館など)に設置されているトイレのピクトグラムをリニューアルする
- 芸術学部の建物のピクトグラムとして相応しい、シンプルで洗練されたデザインを考案する
調査
先行事例の調査
- 国際列車Eurostar / SomeOna
- 女性用トイレのシンボルを、スカートを描かずに表現。
- 川村記念美術館/日本デザインセンター
- 男女のシンボルを、極端に四角く、極端に丸くしていて、どちらが自分のトイレか分かりやすい。
- 新宿駅新南口NEWoManの中にあるイベントスペース
- 細い線で描いたピクトグラムを壁に垂直に設置。入口がどこか大変わかりやすい。
- 南三陸志津川さんさん商店街
- ピクトグラムではなく、イラストを用いて男女を区別。施設の雰囲気を壊さないためか。
- LEDサイン
- ピクトグラムが光るので、夜でも場所がわかりやすい。
現場の調査
- 芸術学部の建物の特徴
- ガラスと打ちっぱなしのコンクリートで無機質な印象。
- 周辺は緑豊か。
- 現在のピクトグラムの状況
- 性別を分けるカラーが床から天井まで張られていて、うつむいて歩いていてもどちらに入るかがわかりやすそう。
- 性別を分けるカラーが床から天井まで張られていて、うつむいて歩いていてもどちらに入るかがわかりやすそう。
- 現場の問題点
- ピクトグラムが少し地味ではないか。
- ピクトグラムが少し地味ではないか。
コンセプト
- 奇抜すぎない程度に、他号館とは違ったレイアウトにする。
- コンクリートブロックの冷たい雰囲気に合わせた、無機質なピクトグラムにしたい。
アイデアスケッチ
制作物
合成イメージ
まとめ
作品の評価
- シンプルなピクトグラムに、「Art」の頭文字からとった「A」を組み合わせたデザイン。しかし「A」が組み込まれていると分かりにくいのではないか。
- 縁に付けられた銀色のフレームと同じ質感のピクトグラムは、質素な17号館の壁にマッチしていると思う。
今後の取り組み
- 日々目にしているデザインに疑問を抱くことは、これからも続けていくべきだと思う。悪いデザインを自分ならどうするか、という問いに答えられるよう、アンテナを張っておこうと思った。