#author("2022-02-08T16:11:00+09:00;2020-11-11T17:25:46+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko") #author("2024-11-07T14:35:00+09:00;2022-02-08T16:11:00+09:00","default:inoue.ko","inoue.ko") *FTP File Transfer Protocol ~ ネットワークでファイルの転送を行うための通信プロトコルの1つで、接続したクライアントとサーバ(FTPサーバ)間の転送に利用される通信規約です。 Webサイトのデータ(HTML, CSS, 画像など)を手元のPCからウェブサーバへアップロードする際に必須のプロトコルです。ファイルのダウンロードについては、ブラウザのアドレス欄に ''ftp:'' を使用することでも可能ですが、アップロードする場合は、Terminal から接続、あるいは FTPクライアントソフトが必要になります。 -RFC959:FILE TRANSFER PROTOCOL (FTP) https://tools.ietf.org/html/rfc959 ~ **FTPクライアント //作成したWebサイトは、その構成ファイルをサーバーにアップしてはじめて公開されることになります。ここでは、自分のPC(ローカルマシン)から遠隔地にあるWebサーバー(リモートサーバー)へのファイル転送について概説します。 ファイルをサーバーにアップロードするにはFTPクライアント(ソフト)が必要です。各オーサリングソフトにもサイトマネージャがありますが、サイトまるごとアップという場合は、やはり専用のFTPクライアントがいいでしょう。 ~ ***著名なFTPクライアントソフト -クロスプラットフォームのツール・・・ [[FileZilla>http://filezilla-project.org/]] Mac,Win,Linuxすべての環境用が用意されています。オープンソースです。 --本家サイト(最新版はインストーラタイプで、重いです) https://filezilla-project.org/download.php --オールドバージョン(3.9.0.5は解凍するだけで使えます) http://mac.filehorse.com/download-filezilla/old-versions/ -FireFoxアドオン(機能拡張)・・・ [[FireFTP>https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/684]] Firefoxを使っている方にはこれが簡単で便利です。 上のページをFireFoxで開いてインストールするだけです。 使い方は、FireFoxのメニュー ツール->FireFTP でFTPのウインドウが開きます。 //-FireFoxアドオン(機能拡張)・・・ [[FireFTP>https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/684]] //Firefoxを使っている方にはこれが簡単で便利です。 //上のページをFireFoxで開いてインストールするだけです。 //使い方は、FireFoxのメニュー ツール->FireFTP //でFTPのウインドウが開きます。 //-Macユーザの方・・・ [[Cyberduck>http://cyberduck.ch/index.php#download]] //Mac版でFreeのものであればこれが使いやすいようです。 -Windowsユーザーの方・・・ [[FFFTP>http://www.forest.impress.co.jp/library/software/ffftp/]] Windows環境では、これが定番ツールです。 ~ ***補足:ブラウザのFTPクライアント機能 ブラウザにもFTPクライアント機能があります。ブラウザのアドレス欄に以下のように入力すると接続可能です。 ftp://(FTP接続サーバーのURL) プロトコルが http:// ではなく、 ftp:// となているところが肝心です。 IDとPWが要求されるので、それを入力すればつながります。 ~ ~ **FTP接続と転送 ***接続手順 -1. FileZilla を起動します -2. 左上のサイトマネージャアイコンをクリック -3. 「新しいサイト」をクリックして、サーバー名(自由)を記載 -4. 右側のフォームにサーバーとの接続に必要な情報を入力 --HOST:転送先のFTP サーバーのアドレス --FTPユーザID:あなたの登録上 のIDです。 --FTPパスワード:あなた本人からであることを確認するパスワードです。 -5. 一旦「保存」(2回目以降は 3,4, の手順は不要になります。) -6. 以後「接続」をクリックすると、サーバーに接続されて、ファイルをアップする先のディレクトリが開きます。ちなみに、index.htmlをはじめとした、Webサイトのデータを置く場所(ディレクトリ)のことを''ドキュメントルート''と言います。 |25|40|35|c |#image(FileZilla1.jpg)|#image(FileZilla2.jpg)|#image(FileZilla3.jpg)| |手順2|手順3・4|手順6| //#lightbox(AccountManager.png,left,around,160x100) //#lightbox(fireFTP.png,left,around,160x120) ~ ***アップロードの方法 FTPクライアントツールは、一般に左にローカルマシン(自分のPC)のディレクトリ、右にリモートサーバー(レンタルサーバー)のディレクトリーが見えます。ローカルにあるサイトの中身をそっくりそのまま(相対的な位置関係を変えずに)リモートにアップする・・というかたちで、Webサイトは公開されます。 #image(FTP/FileZilla.png,right,30%) -FTPクライアントソフト(例:FileZilla)を起動。 -FTPサーバー(ホスト名)、ユーザID、パスワード の3つを入力して接続 -一般的にはウインドウの左側があなたのPC(ローカルマシン)、右側が接続先サーバー(リモートサーバー)です。 -接続先のサーバーには、Webサイトの構成データを格納する専用のフォルダが用意されています。その場所を一般に''ドキュメントルート''といいます。 -左のウインドウから右のウインドウへ「アップロード」します。 -アップロードの仕方とアクセス方法は以下ような関係があります。 --ドキュメントルート直下の ''index.html''(トップページ) を閲覧する場合 http://xxxxxxxx.com/ --ドキュメントルート直下の ''test.html'' を閲覧する場合 http://xxxxxxxx.com/test.html --ドキュメントルート直下の ''blog'' フォルダ(中にindex.html)を閲覧する場合 http://xxxxxxxx.com/blog/ つまり、サーバー(ディレクトリ)がひとつあれば、フォルダの数の分だけ複数のWebサイトを持つことができる…ということになります。 ~ ~ ***大学(短大)の学内サーバーを利用する 九産大の学生さんには、個々人にメールアドレスとホームページ作成用のエリアがすでに用意されています。学内のネットワークからは、 http://www.kyusan-u.ac.jp/~ (あなたのユーザID) というアドレスで閲覧可能です。以下の情報を利用して、自分が作成したWebコンテンツをアップロードしてみて下さい。 -接続サーバー名 → www.kyusan-u.ac.jp -接続方法 → sftp または scp -ユーザID → K'sLifeで用いているもの -パスワード → K'sLifeで用いているもの -ターゲットフォルダ → WWW-KSU ~ ***レンタルサーバーを利用する 記事を移動しました>[[RentalServer]] ~ ***必ずお読み下さい。 アップロードするということは、その情報を''公開する''ということです。 -著作権・肖像権の問題はないか? -他者に迷惑、あるいは不快感を与える記述がないか? -個人情報を公開しすぎていないか? 実名と生年月日の同時公開、実名と学籍番号の同時公開などは、 本人を特定する情報(「なりすまし」が可能)になるので、 控えた方がいいでしょう。 など、事前に十分に確認して下さい。 ~ ***注意 登録時に自分で入力したIDやパスワードは、メモ帳などに同時に Copy&Pasteするなどして、しっかりと管理してください。 ''パスワードを忘れると、削除すらできなくなります(これが最も怖い)''。 //また、試しにつくってみただけ、というような使い方は先方に失礼ですので、不要なものについては、必ず削除の手続きを行って下さい。 ~ ~