情報アーキテクチャ
情報アーキテクチャとは、情報の「構造」のことで、設計者としての「情報アーキテクト」は、知識やデータをユーザにとって「わかりやすい」、「探しやすい」ものとなるように構造化します。
情報構造のパターン
- 階層型分類構造
ごく一般的な木構造。個々の情報は、いずれかのカテゴリに属する。
カテゴリーの入り口を間違うと目的の情報にはたどりつけない。
ちなみに、大量の情報要素を階層的なカテゴリに分類する場合によく用いられるのがKJ法
- ファセット分類型構造
階層の枝葉が多対多で連結されたもの。
個々の情報に対して入り口が複数となり、
ユーザにとっては情報が探しやすい。
一般的なWebサイトはこの形になるものが多い。右図の右側のパターンは入り口が複数ある例。
- セミラティス構造
紙には描けない、電子媒体ならではの情報構造 。
> 別ページで解説しています Semi-lattice
- WWW型構造
くもの巣のように相互にリンクする構造。
- ハブ&スポーク型構造
中核(ハブ)となる情報から周辺情報へリンクする構造。
マイページを中心に動作するSNSサイトがこれ。
- 直線型構造
ユーザー登録や決済など、順に推移する形態。
手続きを進める際のWebページの連結構造がこれ。
ナビゲーション
- 階層型ナビゲーション
メインナビ、ローカルナビの階層によって実現
一般的なWebサイトのメニューがこれ
- ダイレクトナビゲーション
いわゆる個別ページへの直リンクを並べたもの
- ステップナビゲーション
「全体の流れ」と「現在のステップ」を明示したナビ。
登録手続き中などに出てくるもの
- パンくずリスト
「階層上のステップ」と「現在の位置」が明示されたもの
一つ上(元)に戻る、二つ上(元)に戻る、といった操作が楽
- 動的ナビゲーション
検索など、動的に生成されるナビゲーション
- 機能ナビゲーション
情報構造とは無関係に、表示する文字のサイズや
レイアウトスタイルを変更したりするためのもの
APPENDIX
5つの帽子掛け
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