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回帰効果の誤認

回帰効果の誤認

人が陥りやすい勘違いについて


物事のランダムな振る舞いには波がある

乱数を振り続けるとわかることですが、ランダムな現象にも大きな波があるのがふつうです。一定の間、下降したり、また上昇したり・・・

平均は変化しないことが前提なので、谷がくれば上昇し、山がくれば下降するというのが全体のふるまいで、常に平均値への回帰現象がみられます。

問題への対処

通常人は、この大きな波の谷の部分において様々な「対処」をします。

効果の勘違い

ランダムな現象はいずれも、谷のあとは上昇回帰するので、対処に本質的な効果がない場合も、上昇のふるまいをみて効果があったような気になります。

これが、「回帰効果の誤認」です。

誤差の範囲のふるまいから生じる誤認は、問題の本質を見失うことにつながるので、注意が必要です。






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Last-modified: 2019-07-05 (金) 20:51:27