芸術学部| 前期 水曜2限|15102講義室
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人間の三角形構造およびデザインの三角構造|川添登
PD: <人間と自然>-より豊かな自然の利用を CD: <人間と人間>-より深い相互の理解を ED: <人間と技術文明>-より良い生活の設計を
参考:川添登, 現代デザイン講座4 - デザインの領域 (1969年)
デザイン思考のプロセス
◯◯デザインを専攻する私たちは「デザインは良い行為である」ということを暗黙の前提としていますが、それ自体を疑う・・という相対化(俯瞰的視点で捉え直すこと)も必要です。
右図は、人類史上の「革命」を私なりの視点で図にしたものです。ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」には、認知革命>農業革命>科学革命という3つのタームとともに、「人は幸せになったのか?」という視点で、人類史を語っていますが、そこに定住革命という視点を入れると「計画する人」は、以下のような大きな転換点を超えて現在に至っていると考えられます。
ユニバーサルデザインとは、バリアフリーをさらに発展させた考え方で、年齢、性別、障害の有無、文化や言語の違いに関わらず、あらゆる人に対応した設計を行うことを意味します。インクルーシブデザインもそれに近い概念で、多種多様な人々がいることを理解し、誰にとってもアクセシブルで使いやすいものを目指す設計行為です。「試験に出る問題」ではないので、この2つを厳密に区別することに熱心になる必要はないと思いますが(個人の見解です)、一般に、ユニバーサルデザインはデザイナーが考案するのに対して、インクルーシブデザインの場合はデザイナーだけでなく「排除されてきたマイノリティを一緒に巻き込んで」デザインする・・といったアプローチの違いがあります。
Sustainableとは、「持続可能な」という意味です。「世界の人々が今後何世代にもわたって人間らしい生活を長く続けてゆくことができる、サスティナブルな社会の実現」( Declaration on Sustainable Design )を目指すデザイン行為を総称して、サスティナブルデザインといいます。
私たちの身の回りには様々な「問題」が山積しています。持続可能な未来を実現するには、歴史を遡り、世界全体を俯瞰して、問題解決のための総合的なアイデアを見出すことが求められています。
情報の「量」を数値化する際、以下の2つの考え方があります。
選択肢N が 256通りあって、それが等確率に起きるとすれば、その1つが選ばれる確率P は 1/256 となるので、上の2つの計算結果は同じ 8 (bit) となります。2つの式は、同じことの裏返しの関係になっています。
参考:関数電卓で \(\log_{2}256\) を計算したい場合は、以下のように入力します。
log(256,2)
この講義の目的は、みなさんが「情報とデザイン」について「考える」きっかけを提供することです。講義で話したことを「覚える」必要はありません。「その情報がどこにあるか」あるいは「どんなキーワードで検索すればいいか」がわかっていればそれでOKです。
ノートは「講義内容のメモ」というより、「自分の考えをメモする」ということを心がけて下さい。あなた自身の考えを整理することが大切です。事後に再編集できるよう電子的なノート(PC持参)を推奨します。
試験は行いません。授業中の投稿と期末レポートの提出をもって評価します。
現代社会では、競争的地位の獲得、他者からの承認、報酬(評価・賃金)、罰の回避など、外部からの要請に動機づけられることが多く、学校での学びにもその発想が根付いています。しかし、生成AIが急成長した現在、そのような「外発的モチベーション」で競争したところで、人間の能力などはドングリの背比べ状態。外圧に駆り出されて人間同士が競争する意義は消滅しつつあります。
一方で、何かに問題を感じること、何かに好奇心を持つこと、その行為自体に楽しみを感じること・・そうした「内発的モチベーション」は、現在のAIには存在しません。つまり、AIと人間の役割を棲み分けるとすれば、人間がすべきことは「内発的モチベーション」を喚起し、それを育むことだと言えるでしょう。
外発的モチベーションに従うよう洗脳された人間は、AIを利用する人を「ずるい」と感じます。しかし、学びのモチベーションを内発的なものにシフトさせると、他人を「ずるい」と感じるネガティブな感情から解放されて、自由な学びを楽しめるようになります。
この科目には「論」という文字がついています。「理論」のことです。
辞書によれば、以下のように記載されています(引用:goo辞書)。
ちなみに、対義語は、「実験」です。
さて、簡単に(乱暴に)言えば、理論というものは、ほとんどの場合、「ああすればこうなる」とか「ああであればこうである」というかたちで、何らかの法則を述べたものになります。何かと何かの「関係」( 因果関係・相関関係)を説明する知識、あるいはその解釈のことを「理論」というわけです。
世の中には「○○理論」といわれる「理論」がたくさんあって、情報デザインに関連するものとしては、美学の世界の理論もあれば、心理学の世界の理論、また工学分野の理論も含まれます。この授業では「情報」のデザインについて、世の中にある様々な「ああすればこうなる」 という理論を様々な視点から紹介します。理論を知ると様々な「予測」や「制御」が可能になります。この講義で紹介する様々な知見が、みなさんの思考の糧になれば幸いです。
受講生の皆さんの「最近の関心事」 について、共有と意見交換を行います。
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