RGBとCMYKについて
RGBカラーモード
RGBは、光の三原色である赤 (red) 緑 (green) 青 (blue)の頭文字で、一般に加法混色の表現に使われます。視覚上では、RGB3波長に対応した網膜の錐体細胞が光を知覚していることから、心理的に生ずる色彩感覚は、RGBの光の組み合わせで擬似的に生成するこ とができるわけです。コンピュータのディスプレイもこの原理に依存することから、色のデータは基本的にRGBの値のセットとして扱われています。
フルカラーやトゥルーカラーなどと呼ばれるRGBカラーデータでは、RGB各8ビット(計24ビット)で、約1677万色の表示を可能にしています。ただ 24ビットでは画像処理の過程での劣化も無視できないため、現在では48bit(各色16bit)で扱う場合も多くなりました。
RGB色空間に関する規格としては、sRGB (standard RGB)とAdobeRGBがあります。
sRGBは国際電気標準会議 (IEC) が定めた国際標準規格で、一般的なモニタ、デジカメが準拠しています。AdobeRGBはAdobe Systemsによって提唱された色空間の定義で、sRGBよりも広い色再現領域を持っていて、印刷や色校正などでの適合性が高いことから、DTPの業務 で標準的に使用されています。ちなみに、RGBAという規格もありますが、これはRGBの色空間に加えて、アルファチャンネルすなわち透過(透明度)を含 めた規格です。
CMYKカラーモード
CMYKはシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)とキー(Key)から頭文字を取ったもので、一般に減法混色のモデルとして使用されます。原理的には(C=1-R),(Y=1-B),(M=1-G)でRGB値からCMY値が得られるので、CMYの3色でもフルカラー印刷が可能ですが、プリン ターで黒色を明瞭に出すため、またCMYのインクの節約のためにK(key=黒色)を加えてCMYKの4色が用いられています。
画像処理ソフトウエア上では、大半のフィルタ処理がRGB形式のデータを対象としてプログラムされていることもあり、一般には、処理過程ではRGBモード で作業し、最終的に印刷の段階でCMYK変換して印刷します。ただ最近のインクジェットプリンタのように発色が良い(良すぎる)プリンタを使用する場合 は、RGBモードのままで出力することも多くなりました。
当然ですが、光を足していくRGBの方が色空間が広いため、RGBの画像をCMYKに変換すると「色がくすんでしまう」ということがおこります。どの程度くすむかというのは、例えばPhotoshopではCMYKプレビューや色域警告で確認することができます。
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File Format
以下に掲載するのは、よく用いられる データファイルの形式です。拡張子(ファイル名末尾の 3文字)も含めて、それぞれの違いを確認しておいて下さい。Macユーザだけの世界であればファイルに拡張子がなくてもOKですが、Windowsでは 拡張子がないと、どういう形式のデータかがわからず、うまく開けない、といった問題が生じます。自分が扱っているファイルはどの形式なのか 意識して、 拡張子を必ずつけるようにして下さい。尚、WindowsPCの場合、購入し たままの状態だと [.jpg] などの汎用の拡張子は表示されません。これは素人が名前の変更の際に、あやまって拡張子まで変えてしまうことを防止するための配慮ですが、皆さんは素人で はありませんので、以下の操作をして、必ず拡張子が表示されるようにしてから仕事をして下さい。
①何らかのフォルダを開く
②メニュー>ツール>フォルダオプション>表示タブを開く
③「登録されている拡張子は表示しない」のチェックをはずす(つまり「表示する」設定に変更)
これで、写真のデータファイルなどには [.jpg] などの拡張子が表示されます。
raster graphics file format
JPEG[.jpg] (Joint Photographic Experts Group)PNG[.png] (Portable Network Graphics)
GIF[.gif] (Compuserve Graphics Interchange Format)
TIFF[.tif](Tagged-Image File Format)
PS/EPS[.eps](PostScript) *
PDF[.pdf](Portable Document Format) *
RAW[.raw]
※「生の」という意味で、色データが単純に並ぶ、昔からある最もシンプルな形
PPM[.ppm](Portable PixMap)
PSD[.psd](Adobe Photoshop)
BMP[.bmp .dib](Windows Bitmap)
vector graphics file format
SVG[svg](Scalable Vector Graphics : XML)EPS[.eps](Encapsulated PostScript) *
PDF[.pdf](Portable Document Format) *
AI[.ai](Adobe Illustrator)
*マークのものにはベクター・ラスターが共存します。
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ショートカットキー一覧
とりあえず、汎用で使えるものを覚えると良いでしょう。
汎用ショートカット
command +「N」 新規作成command +「O] 開く
command +「S」 保存
command + shift +「S」 別名保存
command +「W」 閉じる
command +「Q」 終了
command +「A」 全選択
command +「X」 カット
command +「C」 コピー
command +「V」 ペースト
command +「Z」 戻る
command +shift +「Z」 やり直し
Illustrator のショートカット
command +「B」 背面にペーストcommand +「D」 処理の繰り返し
command +「E」 前回使用した効果の適用
command +shift +「E」 前回使用した効果を実行
command +「F」 前面にペースト
command +「G」 グループ化
command +shift+「G」 グループ解除
command +「J」 パスの結合
command +option +「J」 パスの平均化
command +「K」 環境設定
command + shift +「o」 文字のアウトライン
command +「Y」 モード切り替え
command +「0」 全体表示
command +「1」 100% 表示
command +「2」 ロック
command +option +「2」 ロックの解除
command +「3」 オブジェクトを隠す
command +option +「3」 オブジェクトを表示
command +「5」 オブジェクトのガイドライン化
command +「6」 前回選択の適用
command +「7」 マスク
command +option +「7」 マスクを解除
command +「8」 複合パス
command +option+「8」 複合パス解除
command +「9」 ガイドラインを隠す
command +option +「9」 ガイドラインの編集モード切替
command +「+」or「=」 表示倍率拡大
command +「-」 表示倍率縮小
command + shift +「[」 オブジェクトを背面へ移動
command + shift +「]」 オブジェクトを前面へ移動
photoshop のショートカット
command +「D」 選択範囲の解除command + shift +「D」 選択範囲のボカシ
command +「E」 下のレイヤと統合
command + shift + 「E」 表示レイヤの統合
command +「F」 前回使用フィルタの適用
command + shift + 「F」 前回使用フィルタを実行
command +「I」 ポジ・ネガの反転
command + shift +「I」 選択範囲の反転
command +「L」 レベル補正
command +「M」 トーンカーブ
command +「T」 自由変形
command +「U」 色相・彩度
command +「Y」 色校正プレビュー
command +「0」 全体表示
command + option +「0」 100% 表示
command +「+」 ズームイン
command +「-」 ズームアウト
option + delete 選択色で塗り潰し
command + delete 背景色で塗り潰し
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