はじめに
この実習では、主に2次元のベクターグラフィックス(Illustrator)及びラスターグラフィックス(Photoshop)を扱います。
この半年の授業期間中に、IllustratorとPhotoshoについては、「使えます」と言えるレベルにまで達するようがんばって下さい。「使え る」というのは、「自分のやりたいことがイメージどおりにできる」という意味であると同時に、「そのデータを他者(例えば印刷業者さん)と共有でき る」という意味でもあります。
まず、よくある質問にお答えしておきます。
Q : PCは自宅にもあった方がいいですか?→ 私の知る限りでは、自宅にPC環境があるかないかで、大きな差が生じていることは事実です。しかし、重要なのは「使い慣れる」とい うことなので、それ相当の時間を大学の実習室や基盤センター、図書館等で過ごしていればOKです。 要は、「どこででも仕事はできる」という知識と技術が あればいいのです。 もうひとつ重要なことは、Webリテラシー、つまりインターネットの上手な活用方法を身に付けることです。短時間で必要な情報が手に 入るというだけでなく、自らの情報発信(作品の掲載や投稿)をすることが、 デザイナーとしてのチャンスを広げます。
Q : PCの価格は?
→ 10万円以下のPCでも構いません。とにかく最初の一台は使い倒すぐらいの姿勢で接することをお勧めします。コンピュータの分野は技術革新が早いた め、4~5年で買い替えが必要になります。必要以上に高価なものを選ばないのが賢明です。
Q : Macか Windowsの選択は?
→ どちらでも構いません。データは基本的に互換性がありますので、課題の作成や提出には支障ありません。「自分が毎日接する道具」として違和感のない方 を選んで下さい。ただし、「両方使える人」になって おくこと は絶対必要です。実習室はMacですので、自宅もMacという方は、基盤センター等でWindowsにも接しておいて下さい。
FAQのページもご覧下さい。
17号館5F実習室
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実習概要
1.オリエンテーションドロー系とペイント系/ベクターデータとラスターデータについて
2.ドロー系ツールの基礎
図形の移動・回転・拡大縮小/色・パターンの定義
3.課題制作I-1 「デジタル・コンポジション」
デジタルツールのメリットを活かした図形の幾何学的変形・反復による
平面構成を行います。
4.課題制作I-2
補足説明:パス(ベジエ曲線)の利用/グリッドの利用
5.課題制作I-講評
課題作品に関するプレゼンテーションと講評を行います。
6.ペイント系ツールの基礎
画像データの加工処理/色調のコントロールについて
7.課題制作II-1 「デジタル・コラージュ」
描画・デジタルカメラ・スキャナーによる2Dの画像を
ソフトウエア上でコラージュします。
8.課題制作II-2
補足説明:フィルターワークと画像の合成について
9.課題制作II-講評
課題作品に関するプレゼンテーションと講評を行います。
10.課題制作III-1 「デジタル・トリロジー」
編集レイアウト・画像処理の技術をふまえた
A4・リーフレットを3部作のかたちで制作します。
11.課題制作III-2
補足説明:ベクトルデータの特殊加工について
12.課題制作III-3
補足説明:ラスター画像の特殊加工について
13.課題制作III-プレゼンテーション・講評
課題作品に関するプレゼンテーションと講評を行う
14.総括
これまでの取組を総括し、デザイン領域における
CGの今後の課題と可能性について総括します。
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課題の作成に関する注意
作業ファイルの保存は、Illustratorの場合は .ai、Photoshopの場合は .psd で、必ず拡張子をつけて保存する癖をつけてください。
ファイル名は英数字のみが理想です。スペースや特殊記号も原則的には使用しないというのが常識です。日本語文字は環境により化けることがあります。
作業がワンステップ進むごとにファイルのバックアップをとることをお勧めします。
OS上で[CTRL]あるいは[OPTION]を押しながらファイルをドラッグすると、ファイルの複製ができます。できた複製に、例えば kadai_090425_1.ai のような日付の情報を持った名前を付けて保存すると管理がスムーズです。
データは、実習室の個人用ディレクトリに保存すると同時に、必ずUSBメモリー等にバックアップをとるよう心がけて下さい。
余談ですが、USBから直接開く・直接保存する・・という操作でフリーズするケースが多いようです。ファイルはUSBからHDへコピーしてから作業し、保 存終了したら、またUSBへコピーするという手順をふむことをお勧めします。
提出用のファイルは、.pdf あるいは .jpg など、汎用の形式にして下さい。
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芸術学部アーカイブスの作成(課題3)について
取材について
・まず、自分が誰であるかを伝えます(名刺があればなお良い)。・訪問の目的を簡潔に伝えます。
・話が長いと嫌がられます。要点を整理して話して下さい。
・サンプルを印刷・持参して、それを見せながら説明します。
・正式名称・時間・場所・連絡先など、必要な情報を事前にメモし、
聞き漏らしのないようにして下さい。
※いわゆる5W1Hをきちんと聞いておきましょう・・・ということです。
いつ=When、どこで=Where、だれが=Who、
なにを(が)=What、なぜ=Why、どのように=How です。
・最後に必ず「貴重なお時間ありがとうございました」と、お礼。
写真撮影について
・Webに掲載されることを説明し、撮影の許可を必ず得てください。・身の回り、足元の安全を確認して下さい。
※撮影中にカメラに夢中になりすぎて事故・・・とならないように。
・許諾を得た人以外の顔が映りこまないよう注意して下さい。
※また、車のナンバーや住所表示なども場合によっては配慮が必要です。
・伝えたいもの、閲覧者が見たいものを確実に撮影して下さい。
※とりあえずカッコよりも「必要な情報があるか」が優先です。
・正面からのストロボは避け、なるべく自然に光をまわして撮影して下さい。
編集レイアウトについて
・画像については、必要に応じて水平出しとレベル補正を行って下さい。・PDF書き出しに際し、画像は必要最小限にリサイズして下さい。
・Web配信が前提です。できれば、1MB以下のファイルに
大きくとも3MB以下に落として下さい。
投稿規定
芸術学部アーカイブス投稿規定(PDF)| PAGE TOP |