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Blender/Physics のバックアップ(No.1)


Physics

Blender 3.0

はじめに

Blender では、引力・斥力・磁力・風力といった場の設定や、液体やガスの流れなど、様々な物理現象をシミュレーションすることができます。これらのパラメータは、一般に PropertyEditor の Physics タブを使って設定します。



Force Field

Force Fieldは、3D空間内に「力の場」を定義するもので、Collision、Cloth、SoftBody、RigidBody、Particleなど、様々な要素に影響を与えます。

ForceFieldの定義

オブジェクトモードで、以下のいずれかの方法で設定します。

Add([SHIFT]+[A])> ForceField > タイプ選択
オブジェクトを選択 > PropertyEditor > Physics > ForceField > タイプ選択

具体的な利用法は、この後の解説で紹介します。



Rigid Body

Rigid Body(剛体)とは、外力によって変形しない物体のことを指します。ここでは、立方体の「自由落下」を事例として紹介します。

基本設定

各種設定

Soft Body

SoftBody は RidgedBody とは対照的に、柔らかい物体の振る舞いをシミュレーションするためのものです。ここでは球体が床に落ちる事例を紹介します。

Cloth

Cloth(布)は、旗やシーツのような布状のものの振る舞いをシミュレーションします。ここでは、風になびく旗を事例として紹介します。




Fluid

流体シミュレーションでは、液体とガスの流れをシミュレーションすることができます。この機能を利用するには、シミューレーション領域(一般にメッシュオブジェクト)としての Domain と 液体またはガス流体としての Flow の2つを設定する必要があります。

作業フロー

Domain の設定

この作業の初動では、Domain の中が見えるように、3D Viewport の表示は、ワイヤーフレームにして下さい。

Flow の設定

Effector の設定

流体が衝突する障害物(流れが制限される形状)を設定します。

シミュレーション


付記:Quick Effect について

最新の Blender では、このシミュレーションが、Quick Effect で簡単に設定できるようになりました。

Particles

Particle とは、メッシュオブジェクトから無数(デフォルトでは数千個程度)のアイテムを放射するシステムです。