第4回 Python プログラミング1
データサイエンス/2023?
CONTENTS
はじめに
Python 言語について
第8回から第14回まで、すべての学習体験に Python というプログラミング言語を使います。データサイエンスの世界では、スプレッドシートを用いた統計処理と並んで、Python言語による統計処理が主流となっており、インターネット検索でも、様々な手法を知ることができます。
Google Colaboratoryについて
Python言語を使うには、パソコンに開発環境をインストールする方法もありますが、ここでは Python の学習環境として様々なテキストで紹介されている Google Colaboratory を使用します。
Google Colaboratory とは、Googleの仮想マシン上で動く Jupyter Notebook*1 をベースとした開発環境です。Googleアカウントがあれば、日常的に用いているブラウザから誰でも無料で利用できます。
https://colab.research.google.com
Python 初体験
Google にアクセスしてログイン
Colaboratoryにアクセス
- ファイル> ノートブックを新規作成
- Untitled0.ipynb というファイル名を変更 > 例:PythonBasics.ipynb
- コードセルが1つ表示されて、プログラムが書ける状態になっています。
Jupyter Notebook の概要
Jupyter Notebookには、コード(プログラム)を書くためのコードセルと、テキスト(ノート)を書くためのテキストセルの2つがあります。この2つのセルを使うことで、見出し・解説・プログラムを文字通り「ノート」のようにまとめることができます。
- コードを追加する場合は「+コード」をクリックします。
- 新たなコードセルが追加されるので、そこにプログラムを書きます。
- コードを実行する場合は「▶」をクリックします。
- コードセルの直下に結果が表示されます(変数の値は保持されています)。
- ノートを書く場合は「+テキスト」> テキストセルが追加されます。
- Markdown記法を用いて、見出しや箇条書き等のスタイルが使えます。
- セルの上下(処理の順序)は、セルに付随して表示されるアイコン「 ↑ ↓ 」を使って変更することができます。
- ノートは GoogleDrive の Colab Notebooksというフォルダに自動保存されるので安心です。
対話処理の初期体験
- コードセル(▶のボタンのある枠内)に、以下のように書いてみて下さい。1行目は「 5 x 3 の計算結果を a に代入する」という意味で、2行目は「 a の内容を表示する」という意味です。
a = 5 * 3
a
- ▶(実行)のクリックでプログラムが実行され、処理結果が表示されます。
15
- 「+コード」でコードセルを追加して、以下のように書いてみて下さい。
b = a *2
b
- 当該セルの▶のボタンをクリックすると処理結果が表示されます。なお、前のセルで定義した変数( a:15 )は、後のセルで使用できる前提です。
30
- と、こんな感じで、対話的に作業を進めることができます。
- マイドライブを確認してみて下さい。 Colab Notebooksというフォルダにノートが保存されていることが確認できると思います。
学科サイトにリンク掲載(演習1)
上記のプログラムのノートを、学科サイトの個人ページからリンクして下さい。以下、手順です。
- 1. 自分のノートを開いた状態で、右上の「共有」をクリック
このようなファイルを作っておくと、今後ちょっとしたコードの動作確認を行うためのノートとして活用することができます。
付記1
Googleアカウントがあれば、誰でも無料で利用できますが・・
- 連続使用が12時間を経過すると対話がシャットダウンされます。
- 90分間アクセスがない場合もシャットダウンされます。
- シャットダウンされた場合、変数に記憶されたデータは初期化されます(次回ノートを開いた際は、最初のコードから順に処理することになります)。
- とは言っても、ノートに書かれたコードやテキストは GoogleDrive に保存されていますので、Pythonの学習目的での利用では問題ありません。
入力・処理・出力
(書きかけです)
変数について
(書きかけです)