WordPress|RentalServer
レンタルサーバー上で WordPress サイトを構築するには・・
WordPress はPHPで動くWebアプリケーションです。また記事はMySQLというデータベース管理ソフトによってサーバーに蓄積されるので、レンタルサーバーを探す際は、以下の条件を満たすものを検討する必要があります。
- PHP(HyperText PreProcessor)が動くこと
- MySQLが使えるサーバーであること
以下のように検索すると見つかります。
Google:WordPress レンタルサーバー フリー
開設事例
事前準備
管理情報MEMOの準備
メールアカウントの確認
- サーバーアカウントの取得に、メールアドレスが必要になります。Gmail、Yahooメール等を持っている方はそれが使えます。卒業後も永続的に使用できるメールアドレスを使用して下さい。
レンタルサーバーのアカウント取得
ページを独立させました(X-Freeサーバーの事例)> RentalServer/Account?
ご注意
- レンタルサーバーのアカウント取得時には、数回確認メールのやりとりが発生します。これを放置すると、有効期限切れとなってしまますので、すべて完了・・・となるまでは、メールのチェックを怠らないようにして下さい。
- サーバーからの確認メールが、迷惑メールとして処理されるケースがあります。確認メールが来ない・・という場合は、迷惑メールフォルダも確認してみてください。また、次回から通常のメールとして受信されるよう、「迷惑メールではない」を明示しておきましょう。
自動インストール
最近のレンタルサーバーではWordPress の自動インストールサービスをもつものが多くなりました。管理画面から「WordPressのインストール」のようなボタンを見つけてクリックするだけで、WordPress のパッケージが自動的にインストールされて、すぐに使える状態になります。
自動インストールされたWPの動作確認
FTP接続
自動インストールとは言え、サイトをカスタマイズするには、レンタルサーバーに FTP接続を行って、ファイルのアップロードやダウンロードをする必要が生じます。レンタルサーバーの管理画面には、必ずFTP接続に関する情報がありますので(場合によってはFTP接続情報はメールで届きますので)、それを確認して、実際に、FileZilla 等のFTPクライアントで接続を試みて下さい。実際の構成ファイルがどこにあるのか確認することが必要です。
テーマフォルダの場所を確認
追加でテーマをインストールする場合や、テーマをカスタマイズする際は、サーバーにFTPアクセスして、wordpress フォルダの中にある wp-content/themes/ に直接ファイルをアップするなどの操作が必要になります。
自動インストールの場合、ドキュメントルート直下に wp-content フォルダが見える場合もあります。必ず確認しておくようにしましょう。
手動インストール
公式サイトのマニュアルをご覧いただくことを推奨します。
https://ja.wordpress.org/support/article/how-to-install-wordpress/
以下、参考までに、手動インストールの手順(旧記事)を残します。
データベースの準備
WordPress は、記事情報を MySQL データベースに保存します。したがって、WordPress をインストールする前に、お使いのサーバー上で、データベースを1つ、事前に準備する必要があります。
MySQLが使えるサーバーの場合、レンタルサーバーの管理画面で「データベース」の準備・管理が可能です。以下の情報が、WordPress インストール時に必要になるので、しっかりメモしておきましょう。
- データベース名:
- データベース・ユーザーID:
- データベース・ユーザーパスワード:
- データベースのホスト名:
- データベースの接頭辞:wp_(そのままでOK)
phpMyAdminによる確認(任意)
ここは読み飛ばしても構いません。
WordPress の利用では、とりあえず1つのデータベースが存在すればよいので、上記のプロセス(管理画面からデータベースの作成)で準備OKですが、大半のレンタルサーバーが、phpMyAdmin を用意していて、直接的な管理もできるようになっています。
どんなものか・・ということは知っておいた方がいいので、以下、簡単に確認手順を記載します。
- サーバー管理画面に用意された phpMyAdmin にアクセス
- データベース・ユーザーID と 同ユーザーパスワード が要求されます
- 左のツリー上に、あなたが作成したデータベース名が見えると思います。
- それをクリックすると、右のエリアに「このデータベースにはテーブルがありません。」というメッセージが出ているはずです。
- 通常のデータベース利用では、ここで「テーブル名」を定めて新規のテーブル(表)を作成し、データの追加・修正・問い合わせを行うのですが、WordPress は、インストールの段階でテーブルを自動的に作成するとともに、問い合わせも自動なので、ここでは「データベースが1つできている」ということだけ確認しておいて下さい。
WordPress のインストール
- WordPress.org から本体をダウンロードします。
https://ja.wordpress.org/
- 解凍すると、wordpress フォルダができます
- FTPクライアントを利用して、wordpress フォルダをまるごと投入
FTPについてはこちらで解説しています。
&color(red){この時のフォルダ名 wordpress は、http://・・・/wordpress/ のように、そのままアドレスに反映されます。これを違うものにしたい場合は、このタイミングでフォルダ名を変更しておくとよいでしょう。}:
- パーミッションの変更
PHPはプログラムなので、サーバー内でそれが動けるように設定することが必要です(設定が不要なサーバーもあります)。この設定は、サーバーによって仕様が異なるので、管理画面、FAQ等を参照して自力で情報を見つけるしかありません。パーミッションとは?については こちらで解説しています。
WordPress の初期設定
- はじめにデータベースの情報が求められます。以下のように入力します。
- データベース名:作成したデータベースの名前
- データベースのユーザ名:サーバーに登録したユーザ名
- データベースのパスワード:サーバーに登録したパスワード
- データベースのホスト名:MySQLホスト名
- データベースの接頭辞:そのままでOK
- 次にWordPress の設定に関する情報入力が求められます。
- WordPress サイト名:任意です
- WordPress ユーザ名:任意です
- WordPress パスワード:任意です
- その他メールアドレス等
- 以上で、インストール完了です。
動作確認
付記:DataBaseについて
- データベースは、基本的には1つのWPサイトにつき1つあるのが理想です。
CREATE DATABASE の権限がある場合は、WPサイトの作成ごとに新規のDBを作成する方が混乱がないでしょう。
- レンタルサーバー等の契約上DBが1つしか使えない場合も、複数のWPサイトを動かすことは可能です。1つのDBには、テーブル名さえ重複がなければ、いくつでもTABLEを作成することができます。DBを利用するCGIは、インストール時にTABLE名が重複しないよう、Database Table Prefix(テーブル名の先頭に文字を付けること)の指定が可能です。WordPressの場合、wp_ という文字列が付されます。同一サーバ上に複数のWordPressサイトをインストールしたい場合、Database Table Prefix をサイトごとに異なるものにすれば、DB自体はひとつでも構いません。