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Photography/FilmVsDigital のバックアップ(No.6)


Film vs Digital

Photography


2000年代、写真はフィルムからデジタルへと大きく移行しました。デジタルネイティブの皆さんにとっては、フィルムカメラは歴史上の遺物かもしれませんが、現在でもその魅力に取り憑かれる人は少なくありません。

はじめに

はじめに、フィルムカメラの現状を確認しておきましょう。

フィルムとデジタルの違い

すみません、以下の大半は個人的な趣味により、フィルムカメラを持ち上げる書き方になっています(デジタル派の方、ごめんなさい)。

フィルムカメラはホワイトボックス / デジタルカメラはブラックボックス

フィルムカメラは長寿 / デジカメは短命

フィルムには選択肢が少ない / デジタルは選択肢が多い

フィルムは失敗から学ぶ / デジタルは失敗しないから無関心になる

フィルムカメラはシャッター音とともに、身体的な振動を感じる

デジタルでも、フォーカルプレーンのようなメカニカルシャッターを使っているものは物理的な音が発生しますが・・

光学ファインダーとLCD

光学ファインダーを使うフィルムカメラで撮られた写真の場合、鑑賞者は写真からの「逆投影」によって撮影者の視点に同一化します。写真を見るという行為は、撮影者と視点・視線を共有することだと言えます。

一方、デジタルカメラの場合、撮影者が見ているのは対象そのものではなく、LCDモニターに写し出された像です。出来上がった写真を介して鑑賞者と撮影者とが視線を共有することはありません。それは撮影者自身にとっても同様で、「私の視線」が戻ってこないデジタル写真では、自分が撮った写真でも、その時の記憶が戻ってこないことが多々あるように感じます。



APPENDIX

デジタルネイティブの人の勘違い

デジタルカメラがフィルムカメラの仕様を真似る必要はないのでは?