プログラムを記述するための形式言語
コンピュータと人工知能・ロボットは、私たちの社会、私たちの仕事のあり方を大きく変えつつあります。これらに関して全体を俯瞰する知識が必要です。
重要なのは、コーディングのスキルそのものではなく、コーディングの体験を通して、プログラミング的思考力を身につけること、また、他者(機械も他者です)とのコミュニケーション能力を身につけることです。
以下、一般には「プログラミング言語」とは区別されます。
コンピュータのCPUは単なる計算機で、0と1で書かれた「機械語」しか理解出来ません。そこでソースコードを機械語に翻訳・通訳する必要が生じます。プログラミング言語は、その仕方の違い、つまり「一括して翻訳する」か「一文ずつ通訳する」かの違いで区別されます。
初期のコンピュータプログラミングは、入力>処理>出力という計算手順を逐次的に書くだけ・・というシンプルなものでしたが、扱う対象の変化に伴い、その書き方の発想も変化してきました。特にGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)の登場で、マウスクリックなどの「イベント」への対応が中心になるとともに、データと処理(関数)をパック化した「オブジェクト」を中心としたプログラミングへと変化してきました。現在のプログラミング言語の多くはオブジェクト指向型のパラダイムを採用しています。