3DCG演習?|情報デザイン専攻2年 選択(集中)
今回は、Blenderにおける 3Dシーンの作り方と、レンダリングの手順について概説します。前回同様に解説動画は、事項別に短いものを用意していますので、必要に応じて繰り返し視聴して下さい。
なお、今回から4回に渡って、基本操作の確認のための簡単な課題を課します。作品としての質を問うものではなく、操作方法が理解できたかを確認するためのものなので、1週間以内に取り組んで下さい。
本日の内容を視聴(一読)後、右のようなシーンを作成して、学科サイトの 基礎演習 Scene Making & Rendering の部分に出力画像を掲載して下さい。今回の課題は、シーン上にプリミティブを配置してレンダリングするという一連のプロセスを確認するものです。
3DCGでは、仮想空間の中にモデル(被写体)・照明・カメラといった Object を配置してシーンをつくります。上面・正面・側面からそれぞれの位置関係を調節して、最終的なイメージ、つまりカメラから見た映像を最適化します。
シーン内に Object を配置するには、必要に応じて作業視点を変更することが必要になります。視点はテンキーを使うと簡単に切り替えることができます。
注1)マウスの中ボタン(MMB)とは、スクロールホイールのことです。
注2)キーボードにテンキーがない場合は、通常の数字キーで操作できるように環境を変えることでもできます。> Blender/InstallAndSettingsのページで「テンキーがない方へ」の項をご覧ください。
3次元のシーンにおける Object の配置について説明します。
Blender は、キーとマウスの組み合わせで効率的な操作ができるように設計されています。ツールボックスからツールを選択して操作する方法もありますが、以下のようなキー操作を覚える方が簡単です。
メッシュオブジェクトには、レンダリング時の陰影付けの方法について、二つの選択肢があります。ひとつはポリゴンの形・境界が見えるようにするフラットシェーディングで、もうひとつは隣り合うポリゴンの法線を補完して境界部分の陰影を滑らかにするスムーズシェーディングです。
レンダリングとは、素材・データを一定の手続き(プログラム)によって静止画・動画・音声などを生成することを言います。
レンダリングの基礎について概説します。
レンダリングは通常「カメラの視点 [0]」で行われます。カメラのポジション、アングル、画角などが最終的なビジュアルを形成する点で、カメラのセットアップは重要な作業項目となります。
PropertyEditor の CameraProperty タブで、撮影パラメータの設定が可能です。
実写と同様、3DCGにおいてもライトの設定が最終的なレンダリングの品質に大きく影響します。シーンに LightObject を配置するとともに、そのパラメータを操作することで様々な演出が可能になります。
今回の説明内容の詳細は、以下のページに記載しています。動画を見るより読む方が早い・・という方は、以下をご覧下さい。