アルテリアは学内の中央会館1階にあり、616席を有し日々多くの人が利用する学生食堂である。「芸術のある食堂」をコンセプトとして企画され、2016年にリニューアルされた。店名ロゴもその際に芸術学部学生がデザインしたものを使用しているが、実際の食堂の雰囲気と現在のロゴの雰囲気がマッチしていない部分があると感じ、改善の余地があると考えた。
実際の店内と比べて現在のロゴがスタイリッシュ過ぎて敷居が高くなっている部分があるのではないかと考えたため、「芸術のある食堂」というコンセプトを維持しつつも一段階親しみやすい雰囲気のロゴを作成し、立ち入りやすい印象を持ってもらう。
「アートと日常の交差点」
アート作品に囲まれながらご飯を食べられるという特徴をアピールしたかったため、このコンセプトにした。
「芸術のある食堂」というコンセプトを崩さないよう、スタイリッシュで洗練されたイメージを感じさせながら自然を感じさせる色やモチーフを使用し、ゆったりとした感じや居心地の良さをアピールする。
細い線や規則的なモチーフを使用することにより、洗練された雰囲気を出すことは達成できたと思う。
既存のロゴよりも普遍的な要素を多く含むため、独特過ぎず「『芸術のある食堂』というコンセプトを崩さないよう、スタイリッシュで洗練されたイメージを感じさせながらゆったりとした感じや居心地の良さをアピールする」「『芸術のある食堂』というコンセプトを維持しつつも一段階親しみやすい雰囲気のロゴを作成し、立ち入りやすい印象を持ってもらう」といった目標に沿ったものができたと思う。
だが、線の細さや色の地味さによる存在感の無さが勿体ないと感じたため、存在感があり、ロゴが場をぐっと引き締めることができるようなものにブラッシュアップしたいと思った。