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Semi-lattice

ツリー構造とセミラティス構造

建築家クリストファー・アレグザンダーが指摘した創造の原則

都市計画 / 組織 / データベース / Web

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ツリー構造とセミラティス構造。いずれも集合(Set)の構成の仕方に対する呼名ですが、このセミラティスは、都市計画から情報のデザインにいたるまで、人間の創造行為に関わる重要な概念です。

都市はツリーではない

多くのデザイナーが都市をツリーとして考えるのはなぜだろうか
(その理由は)思考法の習慣、おそらく人間の頭の働きそのものの
落し穴にかかっているのが原因だ。
ツリーは視覚的に頭に描きやすく扱いやすいが、
セミラティスは描きにくく扱いにくい。
人間が直感的(視覚的)に把握できる能力には限界がある。
(デザインの仕事の多くがツリー構造になってしまうのは)
複雑な問題をできるだけ簡単にしなければ理解できないという、
人間の思考能力に原因がある。

ツリーと比較してセミラティスは複雑な織物の構造である。
それは命あるもの、即ち偉大な絵画、交響曲の構造である。
セミラティス構造は重複性、不確定性、多様性などの性質をもち、
ツリー構造のように、アーティキュレイト、カテゴライズされていないが、
それは秩序を備えていて、ツリー構造と比較しても、
混乱していることは決してない・・・

出典:形の合成に関するノート / 都市はツリーではない Christopher Alexander
   PDFで全文公開されています。

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添付ファイル: filesemi-lattice.png 967件 [詳細]
Last-modified: 2022-02-17 (木) 14:20:08