CG(コンピュータ・グラフィックス)は、大きく2つ、「形状記述」によるものと「手続き記述」によるものとに分類できます。
前者は「頭で思い描いた形を、マウス等を用いて対話形式で作り上げる」というタイプのもので、ペイント系ツール、ドロー系ツール、3DCGツールなどによるCGがそれにあたります。
一方後者は「手順(計算規則)を記述して、コンピュータに自動的に形を生成させる」というタイプのもので、これは、あまり馴染みがないかもしれませんが、例えば、Photoshopのフィルターの雲模様など、乱数によってパターンを自動生成するプロセスなどに 相当します。
以下に掲載するのは、よく用いられる データファイルの形式です。
拡張子(末尾の 3文字)も含めて、それぞれの違いを確認して下さい。
太字はWebブラウザが対応しており、HTMLタグで配置可能です。
JPEG [.jpg] (Joint Photographic Experts Group)
PNG [.png] (Portable Network Graphics)
WebP[.webp] Googleによる次世代画像フォーマット
GIF [.gif] (Compuserve Graphics Interchange Format)
TIFF [.tif] (Tagged-Image File Format)
PS/EPS [.eps] (PostScript) *
PDF [.pdf] (Portable Document Format) *
RAW [.raw]
※「生の」という意味で、色データが単純に並ぶ、最もシンプルな形
PPM [.ppm] (Portable PixMap)
PSD [.psd] (Adobe Photoshop)
BMP [.bmp .dib] (Windows Bitmap)
SVG [.svg] (Scalable Vector Graphics : XML)
EPS [.eps] (Encapsulated PostScript) *
PDF [.pdf] (Portable Document Format) *
AI [.ai] (Adobe Illustrator)
[*]マークのものにはベクター・ラスターが共存します。
3DS [.3ds] (3D Studio MAX)
Blender [.blend] (Blender)
DXF [.dxf] (AutoCad)
LWO [.lwo] (Lightwave)
VRML [.wrl] (VRML)
OBJ [.obj] (wavefrontOBJ)
X3D [.x3d] (X3D)
XSI [.xsi] Softimage
WindowsPCの場合、購入し たままの状態だと [.jpg] などの汎用の拡張子は表示されません。これは素人が名前の変更の際に、あやまって拡張子まで変えてしまうことを防止するための配慮ですが、皆さんは素人ではありませんので、以下の操作をして、必ず拡張子が表示されるようにしてから仕事をして下さい。
①何らかのフォルダを開く
②メニュー>ツール>フォルダオプション>表示タブを開く
③「登録されている拡張子は表示しない」のチェックをはずす(つまり「表示する」設定に変更)
これで、写真のデータファイルなどには [.jpg] などの拡張子が表示されます。