情報と感情から距離をとる空間体験
#image(): File not found: "main1.png" at page "竹松莉羽/卒業研究"
Perch:パーチ・止まり木
A place to rest your wings:羽を休める場所
現代社会では、SNSやインターネットを通して常に大量の情報や感情に触れ続けている。誰かと比較してしまったり、自分らしさを見失いそうになったりする中で、「頑張り続けること」が求められる場面は多い。
そのような環境の中で、PERCHは、一時的に思考や感情から距離を置き、自分自身を静かに見つめ直すための“心理的休息空間”として制作を始めた。
これは、現実から逃避するための空間ではなく、少し立ち止まり、自分を優しく整え直すための居場所である。
鳥が飛び続ける途中で枝に止まり、羽を休めるように、人にも安心して立ち止まれる場所が必要なのではないかと考えたことが、制作のきっかけとなっている。
PERCHでは、絵画、Web、陶器、ロゴ、空間演出など、さまざまな表現媒体を通して、“羽を休める感覚”を体験として届けることを目的としている。
余白、静けさ、光、浮遊感、やわらかさなどを大切にし、情報を詰め込みすぎない空気感を設計することで、見る人や体験する人の感情を穏やかに整えることを目指している。また、作品を通して「陶芸をやってみたい」「絵を描いてみたい」など、小さな興味や行動のきっかけを生み出すことも目的のひとつである。
PERCHは、単なる空間制作ではなく、「PERCH × ○○」という形で、媒体やジャンルを横断しながら展開できる世界観として発展している。
媒体が変化しても、“羽を休める場所”という軸は変わらず、今後も多様な表現へと展開していくことを目指している。
PERCH(パーチ)とは、「羽を休める場所」という意味を持つ言葉から着想を得たプロジェクトである。
鳥が枝に止まり羽を休めるように、人もまた、疲れた時に安心して立ち止まり、自分自身を愛で直せる場所が必要だと考えている。
PERCHでは、心理的休息空間をテーマに、絵画、Web、プロダクト、空間演出など、複数の媒体を横断しながら共通した空気感を表現している。
無理に前向きになるのではなく、静かな時間の中で感情を整え、自分自身を大切にする感覚を取り戻すこと。
そして、その体験を通して、少しだけ心が軽くなるような居場所をつくることをコンセプトとしている。
本研究は複数のメディアを横断し、ひとつの空間体験として構築される。
#image(): File not found: "007.jpg" at page "竹松莉羽/卒業研究" | #image(): File not found: "008.jpg" at page "竹松莉羽/卒業研究" |
Home・About ( Perchとは ) Works ( Painting・Ceramicworks ) Contact ( Instagramlink )
以下参考:Pinterest
ご自由にお持ち帰りください:Feel free to take one. この空間で見つけた気持ちや、少しだけ軽くなった感覚を、 小さなお土産として持ち帰ってもらいたいため
Adobe Illustrator
プロジェクトの期間|2026.04.10 - 後期終了まで
現代におけるリラックス手段
音楽、映像、SNSなど多様に存在しているが、それらの多くは情報の消費や注意の分散にとどまり **自分の感情から距離を取るための空間**としては十分に機能していない。 その結果、休みたいのに、休み方がわからない・離れたいのに、完全には離れられないという状態が生まれている。
既存のコンテンツとの違い
既存のコンテンツは、“癒す”ことや“リラックス効果”を目的にしたものが多いと感じる。 本研究では、回復を強制するのではなく、“ただ存在していられる状態”を重視している点が特徴だと考える。
素朴で温かみのある碗から、艶やかな花器までさまざま。 近年は、焼締めの器に赤・銀の上絵具を施したものを何度も低火度で焼き上げる 「銀彩瓷(ぎんさいし)」という技法を使った作品を発表されている。
既存のヒーリングコンテンツは、自然風景や抽象的映像が中心であり、個人の曖昧な感情や揺らぎに寄り添い、そこに“滞在できる場所”として設計されたものは少ない。
Adobe Illustrator
4月・5月・6月・世界観の設計フェーズ
7月・8月・9月・作品制作フェーズ
10月・11月・12月・展示・WEB・仕上げ
本研究では定量的な数値よりも、主観的体験を重視する。
そのため、“何も考えずにいられたか”“少し心が軽くなったか”などの感想やアンケートを通して検証する
特定の年齢層に限定しているわけではない
SNSや情報接触によって疲労感を感じやすい現代の生活者を主な対象として想定している。
植物や自然物には、明確な意味を限定しすぎない曖昧さがあると感じている。
その曖昧さが、言語化しにくい感情や心理状態と結びつきやすいと考え、モチーフとして使用している。
完全に現実から離れることを目的にしているわけではなく、一度距離を取ることで、自分の状態を整理するための前段階として考えている。
そのため、“逃避”というより、“一時的な心理的休息”として定義している。
子供が描いたような・無造作をイメージ
1・2・3完成・残り1
絵画・休息・距離