九州産業大学 芸術学部
ソーシャルデザイン学科
情報デザイン専攻 / 企画デザイン専攻
橋をデザインするのではなく、川をどう渡るのかをデザインする。*1
ソーシャルデザインとは、人と社会が抱える様々な問題に「気づき」、「伝え」、そしてその解決策を個々の場に相応しいカタチで「提案する」活動です。本学科では、芸術的な感性と表現力を育むとともに、様々な問題を解決するための デザイン思考・編集力・企画力・人間力を身につけます。
2つの専攻
情報デザイン専攻
[デザイン思考]✕[テクノロジー]で情報環境の未来をデザインする。
1年次から2年次にかけて学ぶデザインの哲学とWeb・グラフィック・映像などの表現技術をベースに、3年次から個々の関心にもとづく実験的なプロジェクトに取り組みます。また卒業研究では、学生相互に知見を共有して社会課題の解決を目指す提案を行います。
企画デザイン専攻
[実践知]✕[内的動機]で自分にとっての社会課題をあぶり出す。
1年次から3年次にかけて養った実践知に学生自身の内発的な動機をかけ合わせることで、各々にとっての社会的な課題をあぶり出し、その解決に向けた糸口について分析・研究を行います。
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ソーシャルデザインとは何ではないか?
ソーシャルデザインという言葉にまつわるよくある勘違いについて。下記 FAQ の要約
- ソーシャルデザイン学科 = 社会福祉系の学科 ではありません。
- SNS( ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の専門学科ではありません。
- ソーシャルデザイン活動 = ボランティア活動 ではありません。
- 「地域」は「地方」ではありません。
- ソーシャルデザインはコマーシャルデザインとはスタンスが違います。
FAQ オープンキャンパス等でよくある質問にお答えします。
- Q:他の学科で学ぶ内容との違いは何ですか?
A:ソーシャルデザイン学科でも、グラフィック、映像、パッケージ、プロダクトなどを学びます。したがって、使用するソフトウエアや身に付ける技術は同じですが、ソーシャルデザインは、消費を促進するためのコマーシャルデザインとはスタンスが違うので、例えば同じグラフィックデザインでも「商品を売るための広告」ではなく「わかりやすい情報の視覚化(インフォグラフィックス)」などに重点を置いて学びます。
- Q:学びのキーワードとして、他の学科にはない特徴は何ですか?
A:「コトバ」です。絵画、写真、映像、衣服、道具、商品、貨幣。人と社会の中で「交換」されるものはみな、コトバとしての機能を持っています。コトバのもつ「存在喚起能力」が社会に新たな「価値」を生み出すという意味で、それは、本学科の重要な学びの対象となります。
- Q:SNS( ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を専門に学ぶのですか?
A:情報デザイン専攻について、そのようなイメージがあるようですが、ここは SNS を専門に学ぶ専攻ではありません。文字、画像、音声、動画、Webなど、あらゆる情報とそのメディア(情報媒体)について総合的に学びます。
- Q:ボランティア活動は必須ですか?
A:ソーシャルデザインの活動は、ボランティア活動ではありません。ボランティア精神は大切ですが、それを必須とするものではなく、就職にせよ、起業にせよ、きちんと収入が得られる仕事の仕方を考えます。
- Q:社会福祉士の資格は取れますか?
A:ソーシャルデザイン学科は、社会福祉系の学科ではないので、社会福祉士の資格を取るための科目は開設していません。芸術学部に設置されたソーシャルデザイン学科は、高次のデザイナーを目指した教育を行っています。
- Q:「地域に滞在して・・」のような授業はありますか?
A:近隣専門学校のソーシャルデザイン科に「100日間地域に滞在して・・」といったプログラムがあるようですが、大学では前期・後期の各14週間、学生ごとに様々な授業を選択して受講しますので、集団での長期にわたる滞在プログラムは行っていません。
- Q:「地方創生」を目指すのですか?
A:「地方創生」は、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ・・といった政策のひとつですが、地域ブランド企画専攻の「地域」は「地方」のことではありません。「地域」とは、あなた自身の暮らしの拠点となるエリア、「私の住む街」のイメージです。その意味では、六本木にも、渋谷にも、地域という概念はあてはまります。自分の住む街をもっと素敵に・・というのが、当専攻の目指すところです。
- Q:将来どんなところに就職できますか。
新学科の設置にあたり、上記のような「卒業後の進・職業イメージ」を想定していますが、ソーシャルデザイン学科では具体的な将来の職業イメージを定めることを好みません。理由は簡単です。今ある職業の多くが近い将来消えてなくなるからです。
日本人は小さいころから「大人になったら何になりたいですか?」と問い続けられているので「将来は何かになる」と思っている人が多いようですが、そもそも業種も職種も、ある一時代に有効な概念に過ぎません。あえて言えば「価値を生み出せる人になる」というのが理想の回答です。
AI・ロボットはすでに実用段階にあり、スキルを身につければできる仕事、マニュアルを覚えればこなせる仕事は、やがてそれらに代替されていきます。逆に言えば「新たな価値を生み出す」というヒトにしかできない能力を身につけることが重要で、それができれば、あらゆる業種・職種で活躍できます。
本学科の学生さんには、社会の変化に柔軟に対応して、新しい仕事に対応できる(あるいは仕事を生み出せる)人になって欲しいと願っています。