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森山海莉/絵画研究 の履歴(No.2)


カンディンスキー絵画研究

森山海莉/情報デザイン研究I

活気ある安定

画面には多くの斜線や直線が存在。

形態は中央付近に集まりながらも画面全域へ広がっている。

色彩

本作品では、黄色系、赤色系、青色系が互いに均衡を保ちながら配置されている。
色彩の対位法と考えられる。

総合解釈

点がリズムを生み、線が運動を生み、色彩が感情的響きを生み、面が全体を統合している。
結果、画面は絶えず動いているように見えるにもかかわらず、全体としては崩れない安定した秩序を保つ。
つまり「活気ある安定」とは、「対立する力が均衡した状態」「運動と静止が同時に存在する状態」を表現した作品であり、『点・線・面』の理論が完成された形で視覚化された作品だと考えられる。

自らが輝く

作品内には小さな円や点状の形態が多数配置されている。
この作品では点が単独で存在するというよりも、

本作品の特徴は、多様な線が複雑に交差している点にある。
斜線が主に使われている。(カンディンスキーによれば斜線は最も強い運動性を持つ。)
画面の各所に現れる斜線は、

色彩

通常の絵画における光は外部から与えられる。しかしこの作品には明確な光源がないにもかかわらず画面は輝いて見える。

総合解釈

題名の「自らが輝く」は、単なる光の表現ではない。
通常の絵画では光源が存在し、対象が照らされるが、この作品では、円、線、色彩、点それぞれが独自の生命を持ち、自ら発光しているように見える。つまり輝いているのは対象ではなく、造形要素そのものである。
幾何学の持つ内的な力が生かされた作品極まりない。


コンポジション8

大小さまざまな円形が点として機能している。
特に、

この作品の中心的な要素は線である。

左側の波状線や円弧は、機械的な印象を防ぎ、画面に呼吸するような柔らかさを与えている。

つまりこの作品は、

直線による緊張と曲線による緩和の均衡

によって成立している。

色彩

総合解釈

点・線・面・色彩がそれぞれ独立した生命を持ちながら、一つの調和した秩序を形成する作品である。
画面には直線と曲線、円と三角形、黄色と青といった対立する要素が存在する。しかしそれらは衝突するのではなく、互いに響き合いながら均衡を保っている。
カンディンスキーは現実の対象を描くのではなく、造形要素そのものが持つ「内的響き」を表現しようとした。《コンポジション8》はその思想が最も明確に現れた作品であり、点・線・面・によって構成された。

自らが輝く




色彩


総合解釈