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中村暁成/卒業研究 のバックアップ(No.14)


微細美十六景

些細なところにアートを

渡辺通り_1.jpg


概要

これは何?

日常を切り取るキャプションボード

背景と目的

風景画の展示や年1の桜や紅葉に感動する割に、街行く人は実際の夕焼けや花を見ても誰も足を止めず緊張した面持ちで急いでいる。私達の生活は日々楽になっている筈なのに、それに反比例して気持ちが貧困になりつつあるのはなぜだろうか。
季節ごとに咲く花やきれいな声で鳴く虫など身近な場所に感動関心はあふれている。
この研究ではそんな忙しい方、ゆとりの欲しい方に対して癒しとなり得るものに気付く方法を企画し制作しようと考えている。具体的には美術館にあるキャプションから発想を得、アート作品だけでなく道端の植物や風景にも奇麗だと思える要素がたくさんあり、それらをキャプションボードで作品として認識を促すという方法である。


コンセプト

普段生活していて気づかれないような場所や物にキャプションボードを作成しその素晴らしさに気づき癒やしを得てもらう。
また風景を崩さないような作品にする。
具体的には、
・日常にあるものをキャプションボードとして利用
・対象物が目立たない物場合、配色を鮮やかにすることで目線を惹く

成果物の仕様

福岡県内を制限とした16枚のキャプション
InstagramとYouTube・TikTokいずれかでのビデオ

メンバー

中村 暁成

制作ツール

Adobe Photoshop
Adobe Illustrator
Procreate


試作物

渡辺通り_1.jpg
微細美十六景_2.png

作品を作る場所として福岡市渡辺通りの一箇所を選んだ。このへんは日が落ちるに連れて賑わい、お酒を楽しむ和やかな雰囲気が街中に広がっているのが良いところ。
都会、古びた雰囲気より空き缶のパッケージを想定して制作中。

酒殿駅_.jpg
微細美十六景_1.jpg

お年寄りの移動手段や通勤客だけでなく多くの学生が利用する香椎線。香椎駅の賑わいも、15分電車に流されているとあっという間に田園景色。近頃近辺の土地開発が進んでいるが無人駅も相まってノスタルジーな雰囲気を感じる。
通学路、電車から栞をモチーフに制作中。

場所

福岡市と志免町の2箇所に加え、

篠栗1.jpg
kaidan.png

篠栗町鳴淵ダム近辺を予定している。

プロジェクトの期間

2023.04.14~2023.12.22

中間発表からの変更点

・制作数を10点→16点に変更
・タイトルを「パラノマゲリラ美術館」→「微細日十六景」に変更
・海外にて景色を作品とするインスタレーション作品を発見。(以下、先行事例にURLを添付)その作品と自身の作品の違いについて明確化ができていなかった為、若干政策方針を変更。これまでは一般的な四角形のキャプションを制作予定であった。変更後は風景を扱う場合は情景を崩さないように日常生活にありそうなものをモチーフとし、キャプションとしてデザインする。対象物が小さい場合や、目立たない場合のみ配色や装飾によって引き立てる。

まとめ

前期時点でアイデアに至るまでに時間を要してしまったが、催し物や美術品とその対象とされる自然の扱いの違いに以前から疑問を持っていたこともあって政策方針や現場調査を滞りなく進めることができた。
タイトルに有る通り一六箇所を予定しており我儘を言えば三六箇所を目指したいと考えているため一週間に二作品以上制作できるスケジューリングを行う。
また、後期は作品制作と並行してSNS活用も行う為、後期始業までに最低でも12点つくりゆとりを意識して制作する。
Instagram・tiktok等活用する予定なので常に写真や映像に収める癖をつける。



調査

現状調査

先行事例

キャプションボードの作り方

技法・技術情報




プロジェクト管理

スケジュール

4月ーテーマ案試案
5月ーテーマの決定・題材の収集
6月ー試作制作・題材の収集
7月ー場所の選定、キャプションボード制作
8月ーキャプションボード制作
9月ーInstagram、動画の制作

ToDo

先行調査
アイデアスケッチ
デザインスケッチ
実物の試作





進捗記録


2023.06.30

進捗報告

キャプションボードの再調査

2023.06.23

進捗報告

作品の仕様を追加
それぞれが有する微細美は生活が豊かであろうが苦しくあろうが常に存在している。しかし簡単に無視されて弱々しいものででもある。これまでの想定としては美術作品に添えられるキャプションボードの様に四角形の淡白な作品を作る予定であったが、空間や対象物によって柔軟に形や展示位置を変える手段に変更する。

散策

場所の選出をすべく、須恵・飯塚方面へ散策した。
現時点では以下が候補。

2023.06.02

進捗報告

2023.05.26

中間発表

2023.05.19

進捗報告

2023.05.12

進捗報告

2023.04.21

テーマ

コンセプト

調査

2023.04.14

テーマ

コンセプト