タイポグラフィーとは

タイポグラフィーとは、一般に文字による表現全般、またはその技法のことを言います。可読性や視認性はもちろん、書体、ウェイト、行間(レディング)、字間(カーニング)、そして全体のレイアウト文字に関わるデザイン要素を総合的にデザインする技術が求められます。



組版

組版とは、文字を一定の規則に並べ、印刷用の体裁を整えることを意味します。
関連するキーワードについて概説します。

文字サイズ

文字は 「仮想ボディー」 という枠の中にデザインされています。 サイズというのはその大きさです。

1pt = 1/72 inch = 0.3528mm
*アメリカンポイント(JIS) = 0.3514
*ディドーポイント(ヨーロッパ) = 0.3759
1Q = 0.25mm    12Q=3m

文字サイズの目安

小説などの本文は、  一般: 9pt(13Q)   こども向け: 12pt(16Q)

最適な字数/行

横組:18 ~ 30字/行   縦組:15 ~ 40字/行
※横組より縦組のほうが幅があります。 

字間と行間

文字と文字の間を「字間」、行と行の間を行間、また、文字の中心から次の文字の中心までの距離を「字送り」、行の中心から、次の行の文字の中心までの距離を「行送り」といいます。その間隔で当然文章を読む時の印象が変わってきます。
書籍では、文字と同じサイズで字送りする「ベタ組み」が基本です。逆に、雑誌などでは「つめ組み」も多用されます。「あけ組み」というのもありますが、一般には間が抜けた感じになるのであまり使われません。
行間については、一般に文字サイズの2/3~3/3が一般的です。当然ですが、行間が狭いと読みづらくなります。また行間0はあり得ません(読めません)。

カーニング 

文字間の調整  単位は、em : 1/1000 文字サイズ 100emは 1/10 文字分

トラッキング
複数文字の間隔の一律調整 単位は、em 

行揃え

左(頭)揃え/センタリング/右揃え/行頭行末揃え/強制割付
通常は、行頭行末揃え(ジャスティファイ・箱組)

禁則処理

ワープロでおなじみの行頭・行末に関する規則

和欧混植   

横組、連数字には1バイト欧文 縦組には2バイト欧文
一般に X-Height の大きな文字が似合います。
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フォント

同サイズ、同デザインの活字の一揃い・・のことで、現在では、一般にアウトラインがデジタル化された文字セットを指す言葉です。

・ゴシック体(サンセリフ)と明朝体(セリフ)
 あくまでも一般論ですが、
 ゴシック体は視認性・誘目性にすぐれ、「見せる文字」として利用されます。
 明朝体は「 可読性」にすぐれていて、「読ませる文字」として利用されます。

・等幅とプロポーショナル

・ウエイト

・アウトラインとビットマップ

・TrueType / Postscript / OpenType


代表的なフォントメーカー

  アドビシステムズ   イワタ     Emigre    視覚デザイ ン研究所
  写研   字游工房   ダイナコムウェア   日本活字工業
  フォントワークス   モリサワ    リョー ビイマジクス
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