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中村暁成/卒業研究 の変更点


#author("2024-01-15T23:14:19+09:00;2024-01-15T23:13:19+09:00","default:member","member")
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*ゲリラ美術館
些細なところにアートを 

#image(渡辺通り_1.jpg) 

[[''instagram''>https://www.instagram.com/museum_guerrilla?igsh=MWhqNTR6Zjl3a2YzcA%3D%3D&utm_source=qr]]
-''Tokinari Nakamura''
-'''Keywords:キャプションボード, 空間演出,アート'''


//-__[[相互評価シート>https://www.example.com]]__  ← ここからコメントをお願いします。

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**概要
***これは何?
日常を切り取るキャプションボード
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***背景と目的
風景画の展示や年1の桜や紅葉に感動する割に、街行く人は実際の夕焼けや花を見ても誰も足を止めず緊張した面持ちで急いでいる。私達の生活は日々楽になっている筈なのに、それに反比例して気持ちが貧困になりつつあるのはなぜだろうか。
季節ごとに咲く花やきれいな声で鳴く虫など身近な場所に感動関心はあふれている。この研究ではそんな忙しい方、ゆとりの欲しい方に対して癒しとなり得るものに気付く方法を企画し制作しようと考えている。
具体的には美術館にあるキャプションから発想を得、アート作品だけでなく道端の植物や風景にも奇麗だと思える要素がたくさんあり、それらをキャプションボードで作品として認識を促すという方法である。この作品を通して少しでも多くの人が、埋もれている日常の風景に対して安らぎ・感動を感じ立ち止まってほしい。

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***プロジェクトの期間
2023.04.14~2023.1.31
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***成果物の仕様
風景にタイトルをつけた10種のキャプション
InstagramとTikTokいずれかで写真投稿

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***制作ツール
Adobe Photoshop
Adobe Illustrator
iPhone 13 mini
iPad Air 4
加え、使用材料
アクリル版
スチレンボード
杉端材
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***作品
「スパンコール」
|#image(スパンコール2.jpg)|
|#image(IMG_0780.png)|
「日本」
|#image(日本2.jpg)|
|#image(日本.jpg)|
キャプションボード
|#image(キャプションボードその1.png)|
|#image(キャプションボードその2.jpg)|
台座
|#image(台座イメージ.jpg)|
instagram
|#image(instagramビジュ.jpg)|

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***コンセプト
対象物を遮らないように素材には透過率が最も高いアクリルを採用した。アクリルに傷や穴を開けずにかつ脱着可能な固定方法を考案することに苦悩したが1mm+4mm以内のスチレンボードであれば全体のバランスを損なわないサイズのネオジム磁石で接着が可能だったことが理由である。結果雨や風にも耐えられる堅牢性を得、基本的に室外をモチーフとするこの作品では大きく貢献している。台座は無垢材に繰り返しオイルで磨きをかけることで耐水性と自然との調和を形にすることができた。
キャプション本体のデザインは初期段階では風景の中に紛れている要素に擬態をする形で背景に馴染むようなアプローチをとっていた。(進捗記録:前期試作物)しかし、この研究は日常にある原風景の魅力や物体の可笑しさを、関心のない人々に美術・芸術のような視点で届けることが目的である。目的を精査した上で最初のアイデアに戻り、絵画に添えられるキャプションを想起させる四角形・シンプル・上品さを感じられるものを意識して作制。その上サイズ感も工夫をして下向きがちなこの世の中で足元サイズにすることで視野に入り「なにか書いてある・置いてる」といった興味を持たせる狙いがある。


SNSには偽りなく自然体でギャップを産まないようにするために無編集でiPhoneで撮影を行っている。

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***まとめ
情景を主題として扱う場合文字通り個人の視覚聴覚嗅覚等の物理的な側面から過去の体験や心境など内面世界まで考慮する必要がある。この研究での意義は前提として風景に関心を寄せることができる美意識を有したものへ、四六時中関わりを切り離すことができないネットワークを通じてキュレーションし外界へ意識を促すことにあると考えている。今後も日常の些末なことを神経が捉えただけの平面的なもので終わらせず、一つ一つが自身を形作ってきた精神性からくる共感であることを深掘りしていきつつ研究を進めていきたい。
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**調査

***先行事例
-[[美術館のインフォメーション例【Pinterest】>https://pin.it/37lN529]]
-[[キャプション参考その1【Pinterest】>https://pin.it/3vlXFmz]]
-[[キャプション参考その2【Pinterest】>https://pin.it/6Ln1vMz]]
-[[キャプション参考その3【Pinterest】>/https://pin.it/6Mv1cCf]]
-[[キャプション参考その3【Pinterest】>https://pin.it/4fvXN72]]
-[[キャプションボードの作り方>https://earlyfinch.jp/art/caption/]]
-[[思い出に残る自然風景ー論文>https://www.jstage.jst.go.jp/article/jila1994/61/5/61_5_669/_pdf]]
-[[日常生活における風景認識ー論文>https://jsce.or.jp/library/open/proc/maglist2/00897/2010/pdf/A73D.pdf]]



***現状調査
-[[トイレで4人に1人がしていること>https://sirabee.com/2021/09/13/20162635916/2/]]
-[[立ちごけ防止装置>https://www.custombikeryu.jp]]
-[[旧車テイストR25カウル>https://moto-be.com/yzfr25_ggretrofitz]]
-[[Hondaから、よく飛ぶ紙飛行機>https://www.honda.co.jp/kids/jiyuu-kenkyu/challenge/c-13/]]
-[[二宮康明著よく飛ぶ紙飛行機についての考察>http://www.kamihikouki.jp/msd/01.html]]
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***技法・技術情報


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**プロジェクト管理

***スケジュール
-[[週間Excel進行表>https://ksumail-my.sharepoint.com/:x:/g/personal/k20as021_st_kyusan-u_ac_jp/EUYkNzUUT0BIhxyLYC4oE9kBlajfiKZ7dnwiDVjgxQYQSw?e=wL5ybS]]

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***ToDo

%%台座作成%%
%%キャプション雛形作成%%
%%現地調査%%(常に行うものとする)
掲載写真の準備
SNSアカウント作成

//***NotToDo

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#hr
CENTER:''進捗記録''
#hr
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**2023.10.20
***進捗報告
-現時点での課題
作品と背景と組み合わせた写真
掲載アカウントの取得
キャプションのパターンと場所のリスト決め
現時点では篠栗町・飯塚市・福岡市渡辺通

**2023.09.29
***進捗報告
***前期からの変更点
・制作数を10点→16点に変更
・タイトルをパラノマゲリラ美術館へ変更
・独自性を出すためにキャプションを物体に取り込み和風テイストにしたが、何を見てほしいのか、何が重要なのかを今一度精査しデザインを修正した。
~
***まとめ
前期時点でアイデアに至るまでに時間を要してしまったが、催し物や美術品とその対象とされる自然の扱いの違いに以前から疑問を持っていたこともあって政策方針や現場調査を滞りなく進めることができた。現在は糟屋郡全域からJR香椎線香椎駅まで、天神博多周辺の福岡市、飯塚の一部を調査済み

Instagram・tiktok等活用する予定なので常に写真や映像に収める癖をつける。
~
-タイトル変更
タイトルを「微細美十六景」から「パラノマゲリラ美術館」
日本の風景を切り取る、という点に着目し和のテイストが強い名前をつけたが実際の町並みはモダンできれいに整えられた景色が多かったため変更した。

-制作仕様
キャプションボード
台座
写真
ボード本体はシンプルな配色かつ、量産ができるようにPhotoshopで制作。印刷しスチレンボードに貼り付ける。
台座は木製を想定。発見難易度や希少性を区別するするために3段階のデザインを用意する。(大吉,吉末,吉やN,R,SR,SSRといったような)

**前期試作物
|#image(渡辺通り_1.jpg)|
|#image(微細美十六景_2.png)|
|#image(微細美缶1.jpg)|
|#image(微細美缶裏1.jpg)|
**2023.06.30
***進捗報告
キャプションボードの再調査
-[[美術館のインフォメーション>https://pin.it/37lN529]]
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-[[キャプションボード>https://pin.it/3vlXFmz]]
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-[[キャプションボード2>https://pin.it/6Ln1vMz]]
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-[[キャプションボード3>/https://pin.it/6Mv1cCf]]
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-[[キャプションボード4>https://pin.it/4fvXN72]]
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**2023.06.23
***進捗報告
作品の仕様を追加
それぞれが有する微細美は生活が豊かであろうが苦しくあろうが常に存在している。しかし簡単に無視されて弱々しいものででもある。これまでの想定としては美術作品に添えられるキャプションボードの様に四角形の淡白な作品を作る予定であったが、空間や対象物によって柔軟に形や展示位置を変える手段に変更する。
***散策
場所の選出をすべく、須恵・飯塚方面へ散策した。
現時点では以下が候補。
-志免町酒殿駅近辺
-篠栗町成淵ダム近辺
**2023.06.02
***進捗報告
-問題点
製作工程の効率
あらかじめ雨や風に強い材質を選ぶ事で短いスパンでの作品の維持を避ける方向にする。(対象の作品に花や動物等一時的なものは除く)
材質の候補はレジン、プラスチック、塩ビ、アクリル、
飛ばされてしまった・流されてしまった場合の環境配慮で木材と紙で製作を行う。
**2023.05.26
***中間発表
-タイトルの改善
インパクトの強さで記憶しやすいものとする為や突発性と語感から「ゲリラ美術館」としたが、野蛮・物騒な印象を受けるため
→「パラノマゲリラ美術館」に変更。パラノマという単語をクッションに語感を柔らかくする狙い。
パラノマとは
半円形の背景を描いた画面の前に、草木や人形などをおき、さらに照明の効果によって観賞者に広い視野をもつ野外の景色を見ているような感じを与える装置。
[[コトバンク>https://kotobank.jp/word/パノラマ-115866#:~:text=①%20半円形の背景,な感じを与える装置%E3%80%82&text=②%20転じて、ひろびろと,また、広い視野の全]]より引用
-展示方法の提案
制作の手順として、
1、現地調査
2、目ぼしい場所のリストアップ&キャプションの制作
3、展示&撮影
4、SNSへ投稿
の流れを検討をしていた。しかしこの方法は現場まで2回以上往復が必要で効率面で考えると複数作品を作成していくことへの障害になってしまう。この方法と別にボードの原型を持っていき写真を取ってあとから画像編集していく方法をしていく提案もあったが私自身では空想ではなく受け手が現実に存在するかもしれないという期待を含ませたいため両者を両立できる展示、制作方法を模索していきたい。
**2023.05.19
***進捗報告
-テーマのブラッシュアップ
課題は何を題材とするか
→普段注目されないような花や野草・風景、意図的に植えられたものを除く自然
それらに題名をつけ作品に昇華する。
例えば私が生活している範囲でも、
場所:無人駅
モノ:ヒメヒマワリ・線路・田畑・森・錆びたホーム
時間:日中
これだけでも感動の要素は沢山ある。
#image(hana.png)
道端に咲いていた花。
きれいな形をしているが皆スマホに首ったけで見向きもされないご様子。
#image(kaidan.png)
マップ上では映らない漫画で出てきそうな階段。異世界につながっていそう。
#image(kawa.png)
神社の脇を流れる川。ハヤが泳いでいて水質が良いことが伺える。
**2023.05.12
***進捗報告
-テーマの変更
%%身近にある自然や風景の良さを紙飛行機で間接的に伝える%%
→アート作品に必ず据えられるキャプションを使ってもっと直接的に良さを伝える。



**2023.04.21
***テーマ
-うんち時間
-%%クラシックフロントカウル%%
→先行事例:[[旧車テイストR25カウル>https://moto-be.com/yzfr25_ggretrofitz]]
-%%立ちごけしないサイドスタンド%%
→先行事例:[[立ちごけ防止装置>https://www.custombikeryu.jp]]
-小さな幸せに気づく紙飛行機
-%%閃かせる部屋%%
→規紙飛行機の案とかぶさる部分があるため却下
-捨てたくなる灰皿
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***コンセプト
-うんち時間
嬉々としてトイレに行く人は殆どいない。大抵は面倒がり少し我慢したり用を足している最中にも次の行動について考えて退屈な時間を過ごしている。実際にトイレの回数は一日平均5.5回で人生を80年と仮定した場合一生に15〜20万回用を足す計算になる。時間で表すと8〜11ヶ月トイレで時間を過ごすことになるのだ。
そこで腹痛であっても退屈しない様なトイレを少し面白くなる仕組みを研究しようと考えた。
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-オトナ紙飛行機
風景画の展示や年1の桜や紅葉に感動する割に実際の夕焼けや花を見ても誰も足を止めず見向きもしないのはなぜだろうか。
馬車の発明、自動車の発明、衛星の発明、スマートフォンの発明で人類の生活スピードは著しく加速している。楽で豊かになり喜ばしいことの筈であるが、一方でそれとは真逆に町中を行く人は窮屈・憂鬱そうに速歩きで次の仕事に向かっている。
結論として原因は時間とそれによって視野狭窄にあった。この研究では外側に広く意識を向ける紙飛行機を矢印に比喩して到着した先で自然な幸福に気付くキッカケを与えようと考えている。

***調査
-[[トイレで4人に1人がしていること>https://sirabee.com/2021/09/13/20162635916/2/]]
-[[立ちごけ防止装置>https://www.custombikeryu.jp]]
-[[旧車テイストR25カウル>https://moto-be.com/yzfr25_ggretrofitz]]
-[[Hondaから、よく飛ぶ紙飛行機>https://www.honda.co.jp/kids/jiyuu-kenkyu/challenge/c-13/]]
-[[二宮康明著よく飛ぶ紙飛行機についての考察>http://www.kamihikouki.jp/msd/01.html]]
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**2023.04.14
***テーマ
-うんち時間
-クラシックフロントカウル
-立ちごけしないサイドスタンド
-小さな幸せに気づく紙飛行機
-閃かせる部屋
-捨てたくなる灰皿
~
***コンセプト

-うんち時間
嬉々としてトイレに行く人は殆どいない。大抵は面倒がり少し我慢したり用を足している最中にも次の行動について考えて退屈な時間を過ごしている。実際にトイレの回数は一日平均5.5回で人生を80年と仮定した場合一生に15〜20万回用を足す計算になる。時間で表すと8〜11ヶ月トイレで時間を過ごすことになるのだ。
そこで腹痛であっても退屈しない様なトイレを少し面白くなる仕組みを研究しようと考えた。
-クラシックフロントカウル
旧車バイクの高騰が止まらない1つの原因として外観の変化が深く起因している。パーツ供給面、燃費等の問題もあるがバイクユーザーの声は現行車よりも旧車のデザインの方が好みで買える値段であればそちらを選びたいという意見も多い。
ここではデザインの変化で大きく変わったSS、ツアラーバイクに採用されているカウルをリデザインしようと考えている。
-立ちゴケしないサイドスタンド
バイクに乗るにあたって一番の不安要素となる立ちゴケ。中型であると200kgある車体が少し傾けばその分の重量が片足にかかる為当然のことである。新しくバイクに乗りたいと感じる人や乗り換えを検討している人にとっての障壁になり折角気に入った車体があっても選択肢から除外してしまう原因となってしまう。
そこで倒れ込まない様なアタッチメントを製作しようと考えた。

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