Dear You, From Me
手紙の魅力を伝えるZINE
"親愛なるあなたへ、私から ー手紙のデザインを集めたZINEー"
概要
これは何?
手紙の魅力を伝えるZINE
ZINEの存在を知ってもらうためのWEB
背景と目的
SNS普及に伴い手書きの手紙を書く機会が大幅に減少
本稿はその状況下で手紙が持つ固有の価値を再検討する試み
手紙を書く行為は相手を思い浮かべ一文字ずつ記す時間そのものが贈与として機能し画面越しの通信では得られない温度を帯びる
当時の感情や思考が紙上に痕跡として残り続ける点も重要でありインクの滲みや筆記の癖など身体性を伴う特徴が個性となる。こうした手紙固有の雰囲気や造形的魅力を可視化する意図を持ちSNSでは伝達仕切れない心情を手紙へ向かわせる動機の形成も含む。
読後に手紙を書こうと感じられる構成を設計することを目的とし紙に向かう時間の温かさを提示しWEB版を入口として位置づける。
コンセプト
本ZINEは、手紙というメディアがもつ物語性と情緒的価値を可視化することを目的として制作したものである。手紙には、書き手と読み手のあいだに生まれる目に見えない温かさや、時間を超えて残る感情の余韻が存在する。本作品では、そのような手紙特有の魅力を標本のように一つずつ抽出し、紙面という形で丁寧に再構成した。ページをめくる行為を通して、読者の内側に眠る記憶や感情が静かに呼び起こされることを意図しており、手紙という行為がもつ本質的な価値を再認識して貰うことを目指している。
成果物の仕様
- Zine
本成果物は、無線とじ製本を採用した。表紙にはマットPPを使用し、手触りにこだわった。タイトル部分には箔押し加工を施すことで、視覚的な上質感と触感の両面を高めている。また、中扉には色上質紙を用い、冊子全体の統一感とデザイン性を向上させた。日常的に手に取って読みやすいA5サイズを採用した。これらの仕様は、紙質や手触りといった物質的要素にこだわり、読者にとっての触れる体験そのものを成果物の価値として位置づける意図によるものである。
目次手紙1・2では花と光これらが咲くことをテーマに自分のペースで生きることを描く。咲いたあと、どんな感情に咲くのか。3・4に続く。手紙3・4では感じることをテーマに日常の中で感じるあたたかさを描く。感じたことをどのような形で受け取るのか。5・6に続く。手紙5・6では受け取ることをテーマに描く。受けとったことをどのような形で残していくのか。7・8に続く。手紙7・8では残ることをテーマに描く。残ったものが伝えてくれたものとしておわりに読者に伝えたかったことを書く。
- Website
デジタル版をwebsite上に公開する目的は、作品の認知拡大を図るため。
紙のZINEは頒布できる範囲が限られるため、オンライン上で一部のページを公開し、場所や時間に左右されず作品に触れられる機会を設けることが有効だと考える。ただし、デジタル版を紙媒体の代替とする意図はなく、あくまで作品への入口として機能させることに重きを置く。websiteにはZINE全体ではなく数ページをピックアップした形で掲載し、紙媒体ならではの質感・読み心地・ページをめくる体験を損なわないよう配慮する。
InstagramなどのSNSにwebsiteへの導線を設置することで、興味を持ったユーザーをスムーズに誘導でき、オンラインとオフラインを連動させた発信を可能とする。こうした併用により、紙のZINEの価値を保ちながら、より多くの人に作品の存在を届けられると考える。
制作ツール
Adobe Illustrator
プロジェクトの期間
プロジェクトの期間|2025.09.15 - 後期終了まで
まとめ
本ZINEの制作過程では、手紙の魅力をどのように伝えるかを模索し続けたため、多くの時間を要した。しかしその過程で、本の構造や名称を学び、紙の素材を一つひとつ選ぶ時間も含め、すべてが自分自身にとって前進につながる、非常に学びの多い経験となった。
本というメディアの魅力を改めて知ったことで、制作への関心はより一層深まり、手紙の作成においても細部までこだわる姿勢を持つことができた。
また、本制作に加えてHTMLとCSSを用いたWebサイト制作にも取り組んだ。制作当初は不慣れな点も多く苦労したが、試行錯誤を重ねる中で、今後さらにこだわりを加えながら発展させていきたいという意欲が生まれた。本制作とWeb制作の双方を通して、表現の可能性を広げることができたと考えている。
調査
現状調査
- 利用状況
郵便物全体は減少傾向
若い世代はLINEやSNS中心
- 手紙を書く場面
誕生日や記念日など特別なタイミング
就職・結婚・出産など人生の節目
旅行先から(観光文化の一部として残っている)
学校教育(道徳・国語での体験学習)
- 手紙の価値が見直される動き
Z世代でアナログ回帰的に人気が出る
紙・手紙の温かさを再評価
- デジタルとの関係
LINEやSNSは即時性・便利さ重視
手紙は非効率だけど特別で差別化されている
企業マーケティングでも直筆メッセージを活用する事例が増えてきている
- 調査のまとめ
郵便利用は全体として減少傾向
若年層は連絡手段をSNS中心へ移し手紙の使用は、年々大きく減少
現状として誕生日や記念日など特別な場面では手紙が選ばれている
旅行先からの投函は観光文化として今も残り一定の需要を保つ学校教育では体験学習の一貫として手紙を書く機会が設けられている
Z世代には紙媒体への回帰が見られ手紙の価値が再浮上している
効率的なデジタルツールが浸透した今、敢えて不便な手紙に込められる思いが注目されている
先行事例
技法・技術情報
- Adobe Illustrator
- zine × web
プロジェクト管理
スケジュール
ToDo
デザイン案・Adobe Illustrator
進捗記録
2025.10.06
ZINE綴じ方・構成
綴じ方:メタルペーパークリップ
参考:Pinterest
ZINE内容1例
綴じ方がメタルペーパークリップなので少しだけ中心をずらしてページを作る
題名ページをカウントページに変更
4つ手紙を綴る予定(まるの数でカウント表記)
コンセプト・制作のきっかけ
左:WEBの冒頭に書く予定
右:WEBのABOUTページに書く予定
2025.09.29
WEB HomeName
riutkmt(リウ)読み方は自由
名前は個人的な由来から作った文字列(タケマツ)の頭文字
ZINEの存在を知って貰うため:インスタにWEB版リンクを貼る予定
インスタ・Webタイトルを riutkmt の表記に統一
表記を一致させ、混乱を防ぐ
ページ構成・改正版
ページ案
手紙のページはラミネートで表裏見えるページにする
手紙のデザインに関係するものも挟む:色合い空白を埋める
ページの流れ
厚紙 ➡︎ 手紙の題名(トレーシングペーパー)➡︎ 手紙見本(ラミネート)
➡︎ 手紙の説明(トレーシングペーパー)➡︎ 厚紙
中間発表までに
ZINEの半分のページまでは完成させる
手紙のデザイン印刷ラミネートまで終わらせる
2025.09.22
進捗状況
ZINEに使用するトレーシングペーパー購入
コンセプトのまとめ
ZINEの1ページ読者へメッセージ:文章内容考える
2025.09.15
個人的関心(趣味・体験・日常の困りごと)
- ギフトメイキング
お土産・誕生日プレゼントのラッピング
手紙書くのが好き
- ピアノ
自分の時間と空間が流れている感じがして落ち着く
- 映画アニメ鑑賞・音楽
合間・疲れてる時・外出たくない日にちょうどいい
- 散歩
植物とか香りで四季を感じられる所・雲の形
近隣の家庭から夕飯の匂いが漂ってくる所も好き
- お出かけ(ドライブ)
都会のちょっと狭めの住宅街が好き
ぎゅって並んでる建物
生活の気配がすぐ側にある感じ
かわいい鉢植えが置いてある時、幸せ感じる
- 料理
作ってると悩み事・無駄なこと考える時間がなくなる
社会的課題(環境問題、高齢化、都市、教育など)
- SNSの普及
- 効率化
効率化だけが正解ではないことを社会的に認識させる
即時性に依存し、心のこもった表現・丁寧なやり取りが失われる
- 自己肯定感の低下
自分との時間・減少
他人の生活・成功・幸せ・美しさとの比較
匿名での誹謗中傷
- 中毒性・依存
- プライバシーの希薄化
トラブルや危険・個人情報
- 消せない跡
デジタルタトゥー
- 課題(SNSの普及)に対する考え
SNSと対比
デジタル疲れがある人へ
SNSから少し離れて、紙に向かう時間を作ることで自分自身と向き合うひとときが生まれる
手紙を書く時には自分の気持ちが整理され、自己肯定感や精神的安定につながる
ゆったりと文字を書く時間は心の休息にもなる
誰かに届ける手紙は結果として自分自身を整える手段にもなる
デザイン領域(グラフィック、映像、UI/UX、サイン、空間など)
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