Medical Band
医療用リストバンドのデザインを選べるWebサイト
概要
これは何?
医療用リストバンドのデザインを患者さん自身で選べるWebサイト
※医療用リストバンドとは・・・病院に入院する際に手首や足首につけるリストバンドで、患者さんの名前、生年月日、性別、入院している病棟などが記載してある。リストバンドをつけることで、手術や検査、点滴などの時に患者さんが喋れない状況でも患者を識別することができ、誤認を防ぐことができるものだ。
背景と目的
医療用リストバンドは重要なものだが、患者さんが勝手にとってしまうことがある。私も小学生の時に長期入院をした際、リストバンドが好きではなく取りたかった。そのため患者さん自身でリストバンドのイラストなどを選べたら愛着が湧きとる人が減ると考えこの研究に至る。
コンセプト
愛着が湧くようなリストバンド
ターゲット
小学生以下の子供
成果物の仕様
メンバー
制作ツール
Illustrator, Photoshop, XD, Visual Studio Code
プロジェクトの期間
2024.04.12 - 2024.07.19
まとめ
本研究は私が小学生の時に長期入院をした経験から、患者さん自身でカスタマイズしたリストバンドならつけるのが嫌で取りたくなる存在から、つけてもいい許容出来る存在になるのではないかと考え研究に至った。前期では、リストバンドの試作や、Webサイトのプロトタイプを制作することができた。後期では前期で考えたリストバンドのカスタマイズが現実的ではなく変更することになったが、イラストの色を増やしイラスト自体もフリー素材ではなく自分で制作することができた。また、Webサイトの制作は久しぶりで非常に難しかったがこどもが操作することを考え、ふりがなを使用したり操作方法が簡単なラジオボタンにしたりするなどターゲットを中心に制作することが出来たと考える。
調査
現状調査
医療用リストバンドについて
先行事例
技法・技術情報
井上貢一先生「Dress-up」
プロジェクト管理
スケジュール
スケジュール
ToDo
試作の制作
どのリストバンドのデザインが人気か調査
子供達のが好きな柄の調査
スケジュールの制作
前期中間報告のためのWebサイトのプロトタイプ
画面フローの制作
前期の最終発表のためのWebサイトのプロトタイプ
リストバンドの問い合わせ
問い合わせを受けての、リストバンドを再考
Webサイトの作成
進捗記録
2024.12.06
最終発表フィードバック
・実際に印刷してつけているところを写真に撮る
・撮った写真をサイトに載せる
・選ぶページのボタンをもう少し大きくする
・選ぶページは縦並びにしたら?
・選ぶページのリストバンドは上に持ってくる
・サイトのひらがな、漢字、漢字のふりがなを読む人によってきちんと分ける
・最後のページをどうするか
・メインビジュアルの英語のフォントを変える
2024.11.28
Webサイト
2024.11.21
リストバンド再考版
2024.11.14
Webサイト(制作途中)
- Medical band
ラジオボタン形式のWebサイトにして、子供が操作しやすいようにした。
病院でPCやタブレットで操作をする想定にしているため、横画面で操作するようにしている。
2024.11.07
中間報告のフィードバック
・現実的にリストバンドの波並の形やギザギザの形があるのか?留め具の形が丸以外のものがあるのか?ないならどうやって提案するつもりなのか
・現実的ではない提案にするなら手につけるリストバンドでなくもっと架空の提案にすれば良いのではないか(手につけないものなど)
・現実的にするなら実現できるものを探してみるべき
・Webサイトはラジオボタン形式にした方がもっと簡単にできる
2024.10.24
Webサイト(制作途中)
2024.10.20
実物のリストバンドを制作
2024.10.18
リストバンドの修正(中間報告の指摘を受けて)
2024.10.11
リストバンドの修正(前期最終報告の指摘を受けて)
2024.10.04
リストバンドの修正(前期最終報告の指摘を受けて)
2024.09.27
教育実習中により届出欠席
2024.09.20
教育実習中により届出欠席
2024.09.13
リストバンドのサイズ調査
- 子供用リストバンドのサイズ 185mm × 22mm
- 印字エリアのサイズ 70mm × 22mm
- リストバンドサイズ
2024.07.12
前期最終発表のフィードバック
- 最初にログイン画面を作ることで、どの患者が、どのリストバンドを希望したのかわかるようにした方が良い
- フリーのイラストで愛着が湧くのか?フリーじゃないものが良い
- 実際に実物を作って手につけた写真をメインビジュアルにしてみる
- 実物のものを作ってみた方が良い
- 市販のもののサイズで制作するならそのサイズを載せること
2024.07.04
プロトタイプの制作
2024.06.28
プログラミングが出来るか相談した結果
- スクロールするタイプのWebサイトだったらJavaScriptでできるかもしれない
- 前期の最終発表ではAdobeのXDを使ってプロトタイプを作ったらWebサイトがどんなものになるのか分かりやすく、自分でもどんなものを作るのか理解しやすくなる
2024.06.21
画面フローの制作
(スクロールタイプのWebサイト)
メンビジュアルの変更
2024.06.17
中間報告のフィーデバックをもとにしたリストバンドの修正
リストバンドの形と、バーコードの部分をQRコードに変更
- リストバンドの形は中間報告で「もっとカスタマイズ出来るようにするとより愛着が湧くのではないか」という指摘をもとにリストバンドの形もカスタマイズできるように形を変更した。
- QRコードの部分は学科サイトのように患者の個人ページがあり(下のような)医療従事者の方がすぐに患者の病歴などを確認しやすくしたり、書き換えがしやすくしたりするために変更した。また、看護師の母から現在のバーコードだと手首が円柱状で、リストバンドも円状になっているため機械が読み取りをしてくれないことが多いと言っていたのでQRコードに変更した。
2024.06.14
中間報告と看護師の母へ調査を受けてこれからやる改善点
- リストバンドの形やホックも選べるようにしてカスタマイズ感をより感じやすくし、愛着がもっと湧くようにする
- 自分でプログラミングが出来る分量なのか永嶋先生に相談するために、画面フローを作成する
- QRコードを載せて医療従事者が患者の情報を見やすくしたり、書き換えや書き足しがしやすくしたりさせる
2024.06.07
看護師の母にどんなリストバンドならストレスを感じないのか調査した結果
- 小児科にいる子供たちには、デザイン性は重要
- 取り外しは絶対に出来ないようにする
- リストバンドに絶対必要な情報は名前、年齢、性別、バーコード(電子カルテと連動しているため)血液型、これらは災害や火事で電子機器が使えない時でも患者を認識するために必要
- リストバンドの色を変えるようにするのは良くない
- リストバンドの形をカスタマイズできるようにするのはやっても良いと思う
- バーコードはリストバンドが円形になっているため機械で読み取りにくい、だからQRコードの方が読み取りやすい可能性がある
- 今制作しているリストバンド形がと手首が傷つく
2024.05.31
中間報告フィードバック
- リストバンドにQRコードをつけて患者の情報をもっと簡単に知れるような提案をしたら良い
- 画面フローがあった方がサイトのイメージがしやすいので作った方が良い
- コンセプトのリストバンドに愛着を持たせるためには、背景の色やリストバンドの形を選べるなど自分でカスタマイズができるようにすると良い
2024.05.24
メインビジュアル作成
2024.05.17
Webサイトのページモデル
2024.05.10
リストバンド試作
2024.04.26
Pinterestでデザインの調査
スケジュール制作
2024.04.19
リストバンドを取る人は子どもとお年寄りが多いためそこをターゲットにする
幼児にどんな柄がいいか調査をした結果
叔母が幼稚園で働いているため、叔母の勤務先の幼稚園でアンケートをとった結果以下のような結果になった。このことから、幼児には分かりやすいキャラクターが使用されている方が良いことがわかった。また、すみっコぐらしとブルドーザーなどの働く車は幼稚園にいる全ての年代の子供達から人気があることがわかった。
- 2,3歳児
アンパンマン、ブルドーザーなどの働く車、すみっコぐらし、ハローキティ、クロミちゃん、ポケモン、ミッキー、ミニー
- 4,5歳児
すみっコぐらし、ディズニープリンセス、ポケモン、プリキュア、仮面ライダー、ちいかわ、ブルドーザーなどの働く車
2024.04.12
テーマ設定のための調査・企画
- 医療用リストバンドのデザインを患者自身で選べるサイト
医療用リストバンドは重要なものだが、患者が勝手にとってしまうことがある。私も小学生の時に長期入院をした際リストバンドが好きではなく取りたかった。そのため患者自身でリストバンドのデザインを選べたら愛着が湧きとる人が減る人が減ると考えた。
- 医療用リストバンドとは
病院に入院する際に手首や足首につけるリストバンドで、患者の名前、生年月日、性別、入院している病棟などが記載してある。リストバンドをつけることで、手術や検査、点滴などの時に患者が喋れない状況でも患者を識別することができ、誤認を防ぐことができるものだ。
参考文献
https://design.kyusan-u.ac.jp/OpenSquareJP/?CSS/Sample