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山田美優/卒業研究 のバックアップ(No.30)


生きていればなんとかなる!

不登校時代とその後を描いたコミックエッセイ

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概要

これは何?

自身の不登校時代とその後を描いたコミックエッセイ

不登校とは

文部科学省によると不登校児童生徒とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義されている。


背景と目的

近年、不登校の人数が増加しているという情報を目にすることが増えた。
それと同時に、不登校支援も増えてきているが、それでも、学校に行けないことに対しての不安がなくなるわけではない。
私自身も中学2年生の時に不登校を経験していることに加え、高校での全日制から通信制への転校経験もあるため、不登校でこれからのことに不安を感じている子に対して自分の事例が参考になるのではないかと考えた。
また、不登校中に経験談を探しても親目線や、不登校の子への接し方のアドバイスの内容が多く、本人目線の内容が少なかった。
そのため、本人の目線で感じたことを書くことで、不登校中の子には共感を与えられ、経験がない人には不登校中の感情を理解してもらえるのではないかと考えた。


コンセプト


成果物の仕様


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制作ツール

MacBook
CLIP STUDIO PAINT
Illustrator


プロジェクトの期間

2023.04.14〜2023.12.22


まとめ

時系列順に出来事をまとめることができた。
私に起こった出来事をそのまま書いているので、完璧なるハッピーエンドではないが、不登校のリアルを描くことができたと感じている。
実際に、不登校の姉を持っていた友人からは、お姉ちゃんも同じような過ごし方をしていたと言われた。
イラストも可愛くて、一コマに必要な分だけが入っていて見やすいという感想ももらった。




調査

現状調査

現在、不登校の人数は増加し続けていて、中学生だと1クラスに1人いるとされている。

不登校についてのブログや投稿はあるが、親目線が多く、不登校の本人が見てもあまり参考にならないように感じる。
だから、本人目線の感情の変化や、学校に戻るきっかけ、進路についてのアドバイスなどの情報がもっと必要だと感じた。

文科省 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査
65ページくらいに不登校の人数の推移が載ってます。

不登校傾向にある子どもの実態調査
不登校の原因やタイプごとの集計が載っています。
こっちの方が細かく書かれていてリアルです。

不登校の人数についてのアンケート結果
上の統計と同じような結果が出ました。
協力してくれた皆さんありがとうございました!


先行事例

不登校の17歳。
青木光恵さんが描く不登校から高校へ進学した娘のコミックエッセイ。
親目線なので、不登校になっている本人に心情はちょっとわかりづらい。
でも、コミカルに描かれていて、四コマ形式なので読みやすい。


不登校ナビ
みんなの体験談のページには多くの人の不登校についての経験談が載っている。
不登校の時期ごとに絞り込める。
他にもフリースクールやサポート校、通信制高校など不登校の子が学習できる環境も調べられる。
本人目線の記事もあるが、親目線の記事が多め。
書いている内容の量に差がある。


ゆーくろっく 元不登校生の体験談のまとめ | 不登校解決ブログ
記事を書いている方の不登校経験や、様々な方へインタビューした内容が載っている。
不登校の原因、その後の過ごし方、克服のきっかけ、メッセージが書いてある。
本人目線と親目線の体験談がごちゃ混ぜ。


技法・技術情報

4コマ漫画の描き方!探したネタを100倍面白く描くコツ
4コマ漫画を描く際に気をつけた方が良いポイントが書いてある。

SNS向けコミックエッセイを描いてみよう!
クリスタでの漫画絵の描き方が載っている。




プロジェクト管理

スケジュール

スケジュール


ToDo





進捗記録


2023.12.01




2023.11.24




2023.11.17




2023.11.10




2023.10.27




2023.10.20




2023.10.13




2023.10.06

2023.09.29




2023.09.22




2023.09.15

一旦全てのト書きを決めてから制作することにした。




2023.07.21




2023.07.14

指摘1:まずは全部の話を決めてからマンガの制作に入ってもいいのでは?
→一章ずつ下書きをして、内容を決めてからマンガの制作に入ろうと思う

指摘2:コンセプトが曖昧で何を伝えたいのかはっきりしていないのでは?
→学校には行かなくてもいいが、勉強はしておくべきということを伝えたい




2023.07.07




2023.06.30




2023.06.23




2023.06.16

2023.06.09




2023.06.02




2023.05.26




2023.05.19




2023.05.12




2023.04.28

作業内容




2023.04.21

作業内容




2023.04.14

作業内容


テーマ


不登校とは

文部科学省によると不登校児童生徒とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義されています。
理由は人それぞれですが、今現在、不登校の児童数は増え続けています。


文科省 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査
65ページくらいに不登校の人数の推移が載ってます。


不登校傾向にある子どもの実態調査
不登校の原因やタイプごとの集計が載っています。
こっちの方が細かく書かれていてリアルです。


不登校の定義とは|文部科学省による日数とタイプの違いを紹介
個人的にわかりやすくまとめてあると思ったサイトです。




不登校の体験談が載っているサイトについての調査

不登校ナビ
みんなの体験談のページには多くの人の不登校についての経験談が載っている。
不登校の時期ごとに絞り込める。
他にもフリースクールやサポート校、通信制高校など不登校の子が学習できる環境も調べられる。
本人目線の記事もあるが、親目線の記事が多め。
書いている内容の量に差がある。


ゆーくろっく 元不登校生の体験談のまとめ | 不登校解決ブログ
記事を書いている方の不登校経験や、様々な方へインタビューした内容が載っている。
不登校の原因、その後の過ごし方、克服のきっかけ、メッセージが書いてある。
本人目線と親目線の体験談がごちゃ混ぜ。


小中学生復学支援・家庭教育支援GoToday
克服体験談のページに多くの記事が載っている。
時期や理由が具体的に書かれている。
内容は親目線。
復学支援をしている団体のサイトなので、内容は相談した親目線で、PRっぽい文章もある。


中日新聞 <#不登校> 「わたしの体験談」特集 味方は、必ずいるよ
4名の不登校の体験談が載っている。
本人の目線から、理由と現在の状態について書かれている。
でも、数人分まとめての記事なので内容は薄め。

調べてみて

不登校についての専門サイトもいくつかあったし、個人のブログや新聞社の記事に載っていたりもした。
しかし、親目線のものが多く、不登校だった人本人目線のものは少なかった。
私自身の不登校時に調べていたときは、親目線の記事を見かけると親に対しての申し訳なさを感じたし、接し方のアドバイスなどを見ると情けなさが増していた記憶があるので、本人目線の記事が増えて欲しいと感じた。