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渡辺侑貴/卒業研究プレゼン用 の変更点


#author("2024-12-06T16:05:27+09:00;2024-12-06T16:00:52+09:00","default:member","member")
#author("2024-12-13T13:24:45+09:00;2024-12-06T16:00:52+09:00","default:member","member")
[[卒業研究🛁>渡辺侑貴/卒業研究]]
~
*flowing
百人一首をテーマとした入浴剤
#image(flo_main_1206.jpg,90%)
-''渡辺 侑貴''
-'''Keywords:bath, waka, relax, flow'''
RIGHT:[[🛁>#working]]

~
~

**概要
***これは何?
百人一首をモチーフにした入浴剤と現代語訳が書かれたカードを作成し、新たな入浴方法を提案する
百人一首をモチーフにした入浴剤と現代語訳が書かれたカードを作成し、新たな入浴方法の提案
//&color(red){これは何か・・を簡潔に};
~

***背景
近年、スマートフォンの普及により、入浴中にスマホを使用する「スマホ入浴」が若者の間で急速に広まっている。特に動画視聴や読書、SNSの利用が主な活動であり、リラックスする場でありながら、エンターテインメントや情報収集の場としても入浴が機能している。これにより長時間入浴が一般化しつつあり、若者のライフスタイルに影響を与えている。

また、日本文化に対する関心が再び高まっており、萬葉集を現代の若者言葉で翻訳した本の出版や、紫式部を主人公にした大河ドラマの放映など、古典文学や日本の歴史を題材にした作品が今時風にアレンジされ、幅広い世代から支持を集めている。

こうした背景から、伝統文化を再解釈することで、古典文学や歴史がただの教養としてだけではなく、エンターテインメントとしても注目を浴びていることが分かる。

~
***目的
若者を対象に百人一首の持つ美しさや奥深さを入浴剤を通して、リラックスしながらも日本の伝統文化に自然に触れることができる新たな入浴方法を提案する。
//&color(red){プロジェクトの背景と目的};
~

***コンセプト
・百人一首をテーマにした入浴剤を作成し、 スマホの代わりに浴室へ持ち込むことで日本文化に触れる機会を提供する。
・親しみを持ちやすいように、若者向けに現代語訳する。
・入浴時間を文化的側面で豊かにする。
・デザインは入浴剤が浴槽の中で広がる様子や感情の移ろいをモチーフにする。
//&color(red){基本的な考え方、枠組み、視点など};
~

***成果物の仕様
-長方形のカード
-色 :カラー
-用紙 :ラミネート加工
-内容:和歌の現代語訳カードと入浴剤
25〜40グラム(粉末状)/200リットル想定
カードは全100種類で、1箱20パック(歌番号順で第1弾、第2弾……と続けて行く)
-[[パッケージ>https://drive.google.com/file/d/1LymLhBrSTWkqL88uBVxb3mixteeUg8qV/view?usp=share_link]]
#image(fpake_1206.jpg,70%)
-[[現代語訳カード>https://drive.google.com/file/d/15PXauU20pMJHdxWnUJQF4486resjjYz_/view?usp=share_link]]
#image(flo_pake_1204.jpg,70%)
//&color(red){&small(成果物の形式・サイズ・時間尺等);};
~

***制作ツール
//ibis Paint
Adobe Illustrator
MacBook air
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***プロジェクトの期間
2024.04.12 - 2024.12.20

//&color(red){プロジェクトが完結したら「まとめ」を記載して下さい。};
~


**調査

***現状調査
-[[withコロナ時代の「バスライフ実態調査」公開>https://www.bathclin.co.jp/news/2022/1201]]
-[[入浴剤使用の実態調査>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000050030.html]]
-[[入浴剤使用に関する調査結果>https://www.bathlier.com/media/survey/bathsalt_08/]]
-[[【特集】古の奈良の都はマジ卍? 万葉集を若者言葉で訳した本がSNSなどで話題!>https://news.ksb.co.jp/article/14821407]]
//&color(red){プロジェクトのテーマに関わる社会の現状と問題の洗い出し};
~

***先行事例
-[[冷えトリ>http://news.anyan-sha.com/?eid=1556311]]
-[[販売中の入浴剤>https://drive.google.com/drive/folders/1Dr3F3vbKlMPKwZAmExrGTjUBxdpEigq4?usp=sharing]]
-[[名嘉はな/卒業研究]]
//-[[牧野友紀/卒業研究]]

//&color(red){プロジェクトのテーマに該当する先行事例の紹介、傾向分析など};
~

***技法・技術情報
-[[基本のバスボムの作り方>https://lifekitchen.themedia.jp/posts/1020038/]]
//&color(red){プロジェクトの遂行に必要な技法・技術に関する調査};
~

//***スケジュール
//-[[後期スケジュールリンク>https://docs.google.com/spreadsheets/d/1ziSA8LTj01MQd8lVkgz2PSkJZO77FnV1DxSTtC_lPmo/edit?usp=sharing]]
//&color(red){計画的な遂行のために、進行管理表を作成してリンクして下さい。};
//~
~


**制作
***タイトル
時間や感情の移り変わりを歌った百人一首と、入浴で心と体が流れる感覚を掛け合わせ、古典的要素を現代の入浴スタイルに取り入れる。そういった意味で、時や水、言葉の流れを意味するflowing(フローイング )をタイトルにした。
~
***現代語訳カード
-[[現代語訳>https://docs.google.com/spreadsheets/d/1yV4ERxgFbFSvfH_VcSxWQT-0YlrkmtHXlu0TyNe6NOY/edit?usp=sharing]]
-[[訳カード>https://drive.google.com/file/d/1ywirY5MYSM3rqjZQjBpP8B_n2B0lSYxJ/view?usp=sharing]]
#image(flo_pake_1204.jpg,60%)
歌の種類ごとに色で区別
--[[色合いの参考>https://drive.google.com/drive/folders/1XbleC6dIbyGmNP3cosV8hQPz0DffJBuX?usp=sharing]]
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***パッケージデザイン
-[[入浴剤の袋>https://drive.google.com/file/d/1tbGDcBsIOWnA_5zVtUGhiqKnBwm62Qp3/view?usp=share_link]]
#image(fpake_1206.jpg,70%)
百人一首の札をイメージした緑色を基調に、(時や水などが)混ざるイメージ
フォント Bradley Hand Bold
~

***印刷
-キンコーズ
ラミネート加工
-パッケージ通販
--[[上質紙アルミNY三方袋>https://www.seiwa-p.co.jp/shop/g/g070002-50422/]]
#image(flo_pake1206.jpg,50%)
--[[ディスプレイカートン白>https://www.seiwa-p.co.jp/shop/g/g070002-53690/]]
#image(flo_k_1206.jpg,50%)

~
***まとめ
今回の研究を通じて、日本文化を題材にした作品が若者に支持される背景や、入浴時間が情報収集の場へと変化している現状を知ることができた。その中で、スマホに頼らない新たな入浴方法を提案するために、百人一首をテーマにした入浴剤を制作した。実際に商品を見てもらった際、パッケージをきっかけに百人一首にも興味を持ってもらえたので、今後もさまざまな手段を通じて百人一首を現代のライフスタイルに取り入れ、多くの人にその魅力を伝えていきたい。
~


~
//百人一首をテーマとした若者向けの入浴剤付き冊子
//#image(sa_flo.jpg,85%)
//-'''Keywords:bath, waka, relax, flower'''
//~
//~
//**概要
//***これは何?
//恋の歌をモチーフに若者をターゲットにした入浴剤と現代語訳が書かれた冊子
//~
//***背景
// ・スマホの普及で若者の入浴スタイルが変化しつつあり、音楽を聴いたり動画を見たりすることで入浴時間が長くなっていることや、入浴剤の使用頻度でも50代、60代以上に続き20代が多い。
//・奈良時代に編纂された萬葉集を今時風に現代語訳された本の出版や、平安時代が舞台の大河ドラマなどが流行っている。
//・スマホの普及で若者の入浴スタイルが変化しつつあり、音楽を聴いたり動画を見たりすることで入浴時間が長くなってきている。入浴剤の使用頻度は60代以上と50代が高く、次に20代が多い。
//・萬葉集を今時風に現代語訳された本の出版や、大河ドラマなどで平安時代が取り上げられている。
//~
//***目的
//入浴剤付き冊子を通して若者に百人一首の良さを伝える。
//&color(red){プロジェクトの背景と目的};
//-背景、目的、具体的な解決はコンセプト
//~
//***コンセプト
//恋の歌(百人一首)をテーマにした入浴剤と現代語訳などの解説を冊子に載せることで、和歌の理解を深めながら多感な時期である10代から20代の共感を得る。

//&color(red){基本的な考え方、枠組み、視点など};
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//***成果物の変更
//成果物を個包装のパッケージから冊子に変更し、現代語訳などを一緒に載せることで入浴剤使用後も解説冊子として手元に残る形にした。~

//***成果物の仕様
//-B6の小冊子(128mm×182mm)ページ数:16(表紙含む)本文の色 :カラー本文の紙 :和紙orラミネート加工有り綴じ方 :糸綴じ綴じ方向 :右綴じ内容:恋の歌5首の解説と入浴剤~
//-[[冊子>https://drive.google.com/drive/folders/1jDhob3sYNcPUyA0XYNlJIlO3L9_8xy0g?usp=sharing]]
//#image(sa_flo.jpg,30%)
//#image(sa_flo_mihiraki.jpg,30%)
//-[[台割表>https://drive.google.com/file/d/1pT-0-HIpfo0KhpVTb4BC8AcVQ4Bscxz2/view?usp=sharing]]
//#image(daiwari.png,40%)
//-入浴剤
//25〜40グラム(粉末状)/200リットル想定
//&color(red){&small(成果物の形式・サイズ・時間尺等);};
//~

//***制作ツール
//ibis Paint
//Adobe Illustrator
//MacBook air
//~

//***プロジェクトの期間
//2024.04.12 - 2024.12.20

//~
//~

//**調査とプロジェクト管理
//***現状調-[[withコロナ時代の「バスライフ実態調査」公開>https://www.bathclin.co.jp/news/2022/1201#:~:text=◆-,入浴剤使用率は60.1%25%E3%80%82,した結果となりました%E3%80%82]]
//-[[入浴剤使用の実態調査>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000050030.html]]
//-[[入浴剤使用に関する調査結果>https://www.bathlier.com/media/survey/bathsalt_08/]]
//-[[「万葉集」を“若者言葉”に訳した書籍>https://www.amazon.co.jp/愛するよりも愛されたい-令和言葉・奈良弁で訳した万葉集1-佐々木良/dp/4910481028]]
//~
//***先行事例
//-[[WEEKBOOK【写真集のような入浴剤】>https://tanp.jp/products/view/974?a8=T-.yc-WAKvkriRinmMlPGvkRRUCnloiGgMlLWpiH8LOAKv.P8vhilokadoIXbXhl_Lwo5z.oypFnxs00000019261001]]
//-[[牧野友紀/卒業研究]]
//~
//***技法・技術情報
//-[[基本のバスボムの作り方>https://lifekitchen.themedia.jp/posts/1020038/]]
//-[[自分でできる 糸綴じ製本|Sea Lemon>https://youtu.be/9O4kFTOEh6k?si=FS733vT9rzJLDPcH]]
//-[[手作り和綴じ製本>https://youtu.be/uLM9Y7tJiN4?si=kUN8TR1gumtOTJxG]]

//~

//***[[スケジュール>https://docs.google.com/spreadsheets/d/1JLDuDnfJcEXxzOR3Vxn278kDupXm7OOFyrT9Evyfn6g/edit?usp=sharing]]
//&color(red){計画的な遂行のために、進行管理表を作成してリンクして下さい。};

//~
//~

//**制作
//***ロゴ
//#image(flogo.png,50%)
//flowing⇨流れる、流れている、(言葉などが)よどみない、流れるような
//水や言葉、時のながれ
//~
//~
//***恋の歌5首
//-忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで(平兼盛)
//心に秘めてきたけれど、顔や表情に出てしまっていたようだ。私の恋は、「恋の想いごとでもしているのですか?」と、人に尋ねられるほどになって。

//-来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ(権中納言定家)
//松帆の浦の夕なぎの時に焼いている藻塩のように、私の身は来てはくれない人を想って、恋い焦がれているのです。

//-住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ(藤原敏行朝臣)
//住之江の岸に寄せる波の「寄る」という言葉ではないけれど、夜でさえ、夢の中で私のもとへ通う道でさえ、どうしてあなたはこんなに人目を避けて出てきてくれないのでしょうか。

//-今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな(素性法師)
//「今すぐに参ります」とあなたが言ったばかりに、9月の夜長をひたすら眠らずに待っているうちに、夜明けに出る有明の月が出てきてしまいました。
//-瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ(崇徳院)
//川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた急流が2つに分かれる。しかしまた1つになるように、愛しいあの人と今は分かれても、いつかはきっと再会しようと思っている。
//~
//-選抜理--海や山など、使われている言葉が被らないように--第二弾、第三弾と続けていくことを仮定して5首(万葉集では恋を「孤悲」と表現していた。求める対象と共にいないことへの悲しさや一人でいることの寂しさを意味しており、百人一首でも恋の歌は相手を思う和歌が多い)
//恋の歌43首
//-5つのデザイン、バリエーション等、複数でのバランス
//-成果物、何を何個作るのか
//~
//***デザイン
//#image(f-pake_3.png,50%)
//-入浴剤を使用した後(袋を取った際)に見えるデザイン-和柄を取り入れつつ、その和歌をイメージした色合いに--忍ぶれど⇨もやもやとした波--来ぬ人を⇨夕暮れの赤--住の江の⇨波が反射した時のキラキラ(三角)--今来むと⇨夜明けの薄い青色--瀬を早み⇨模様が石畳(岩感)、交差する線
//~


//***まとめ
//成果物を映像から冊子に変更するにあたり、現代語訳や入浴剤使用後も和歌をイメージしたイラストを載せることで使い捨てされないための工夫を考えた。しかし、現代語訳が固い文章で若者の興味や共感を得にくいと感じたため、古典の教科書や和歌の古典文法の本などを参考にしながら独自の現代語訳にしたい。
//後期では入浴剤制作と冊子のデザインや文章のブラッシュアップをしていく。



//入浴剤使用後も冊子として読み返すことが出来るようにデザインにこだわる。
//-全体でこう、今こう、課題はこう、ここからこう、計画を示す
//テーマを途中で変えたので作業開始が遅れたが、試作を重ねることで入浴剤制作の知見を得ることができた。今後は百人一首に興味を持ってもらうためにパッケージや冊子のデザインや写真に注力したい。
//こんな感じで制作していきます。バスボム制作が卒研のテーマじゃないから、スケッチを早く作る。パッケージとかも



//flowing⇨流れる、流れている、(言葉などが)よどみない、流れるような、水や言葉、時のながれ-時間や感情の移り変わりを歌った百人一首-入浴は心と体が流れる行為-古典的要素を現代の入浴スタイルに落とし込む-風呂ing(入浴中)
//~
//***10首試作
//-[[訳カード制作>https://drive.google.com/file/d/1ywirY5MYSM3rqjZQjBpP8B_n2B0lSYxJ/view?usp=sharing]]
//#image(f_card_1024.jpg,60%)
//歌の種類ごとに色で区別
//-[[色合い参考>https://drive.google.com/drive/folders/1XbleC6dIbyGmNP3cosV8hQPz0DffJBuX?usp=sharing]]
//~
//***デザイン
//-[[入浴剤の袋>https://drive.google.com/file/d/1WADNQjcc3aC9umusvbNbP7QMZZz3TMxE/view?usp=sharing]]
//#image(f_pake.png,50%)
//百人一首の札をイメージした緑色と波紋のような重なり
//~

//***懸念点など
//-スマホ入浴が習慣化しているならQRコードで百人一首の解説サイト等にアクセスできるようにしたほうがいいのではないか
//⇨カードにQRコードが付いており、作者や語句の解説サイトに飛ぶ仕様
//-全100首のカードを集めることを楽しめるように、専用のコレクションブックなども販売すれば、さらにリピート購入を促進できるのではないか
//~
//***今後
//-中間発表のフィードバックを経て、作品のブラッシュアップ
//⇨パッケージ通販で印刷
//-懸念点を踏まえデジタル化するか考える
//⇨必要ならサイトデザイン等を用意