よくある質問について(随時更新)
Blender Ver. 2.5
カメラを被写体に向けるのがむずかしい
- まず、3Dウインドウが2つ以上になるように分割し、ひとつをカメラビュー([0])にして、モニターしながら正面あるいは上面ビューでカメラを回転操作します。
- 三脚に載ったカメラをイメージしてみて下さい。横の回転は、世界の垂直軸まわり、縦の首振りは、カメラ自体の左右方向の軸を中心に回転します。よって・・・
- パン|水平方向の首振り → 世界(グローバル)のz軸まわりの回転
上面ビューで全体を俯瞰 カメラを選択して [R]+[Z] - ティルト|縦方向の首振り → カメラ(ローカル)のx軸まわりの回転
正面、あるいは側面など カメラを選択して [R]+[X]+[X]
- パン|水平方向の首振り → 世界(グローバル)のz軸まわりの回転
- カメラを被写体にロックする・・・という荒業もあります。
一旦設定してしまえば、オブジェクトを動かしても、カメラが勝手に追随します。- カメラ > 被写体 の順に選択
- [CTRL]+[T] で [Track to Constraint]。 カメラが被写体を捕捉します。
- ファインダーを覗きながらカメラを制御するような操作を
行いたい場合は、以下のいずれかをお試し下さい。- 1)フライモードの利用
- カメラビューに切り替える([0])
- [SHIFT]+[F]でフライモードに入る
中スクロールで寄り・引き/マウスの移動でカメラを好みの向きに回転 - 左または右クリックでフライモードを抜ける
- 2)回転[R]を使ってパン・ティルト・バンクする
- カメラを選択してから、カメラビューに切り替える([0])
- グローバルZ軸まわりの回転([R]+[Z])=パン(左右首振り)
- ローカルX軸まわりの回転([R]+[X]+[X])=ティルト(上下首振り)
- 水平を出すための回転([R])=バンク
- 1)フライモードの利用
窓の外に見える風景 方法1 - ワールドにテクスチュアを設定
#lightbox(): File not found: "world-texture-2.png" at page "Blender"
#lightbox(): File not found: "world-texture-1.png" at page "Blender"
ワールドのテクスチュア設定を用いて背景画像を定義してみます。
以前のバージョンでは、カメラビューのバックグラウンド画像をそのままレンダリング時の背景として利用する簡単な方法があったのですが、Ver2.5系ではその設定が見当たりません(※どなたか気づいた方は教えて下さい)。そこで、それと同様の結果が得られる方法としてWorldパネルの設定を利用します。
- Worldの設定で、PaperSkyとBlendSkyの両方にチェックを入れます。
- World > Textureの順に進んで、 Textureパネルを開きます。
- TextuteパネルのTypeの部分でImage or Movieを選択して背景画像を開きます
- TextureパネルのInfluenceの部分で、HorizonとZenith-upにチェック(値は1.0)
これで、レンダリング時に背景画像が現れます
窓の外に見える風景 方法2 - 大きな板に書き割り
#lightbox(): File not found: "Kakiwari.png" at page "Blender"
基本的には舞台の書き割りと同じく、風景画像をテクスチュアとして貼りこんだ大きな板を置けばいいのですが、条件がそろわないと背景画像が分離して見えてしまいますので、以下のような点に留意しましょう。調整にはそれなりに時間がかかります。
- 板(Plane)の縦横比とテクスチュア画像の縦横比を合わせる
- 板のMaterial設定で、Shadeless(陰影処理なし)にチェックする。陰影処理が施されてしまうと、空間内に置かれた写真(もの)として見えてしまいます。
- カメラの視線の方向と、平面の法線の方向を合わせる。これをしておかないと、風景写真にパースがかかって、歪んだ背景になってしまいます
- 実際の風景撮影に用いたカメラのセッティングとCG上のカメラのセッティングを合わせる
- 画角(望遠 標準 広角)
- アングル(ハイ、水平、ロー)
水平線の位置が画面中央より上にある = ハイアングル(見下ろしている)
水平線の位置が画面中央より下にある = ローアングル(見上げている)
- 実際の風景撮影時の光とCG上の照明のセッティングを合わせる
- 光の種類(太陽光)と、光の色(昼間の白色か、朝夕の赤みがかった色か)を合わせる
- 光の方向(順光、逆行、右から、左からなど)を合わせる