1. シチューションカードは表のままシャッフルし、ゲーム開始時は一番上のカードは捨て場に送り、2枚目のカードからゲームを始める。
2. アクションカードを正しい順番で選ぶ
場に並べられた複数のアクションカードから、そのシチュエーションに合うものを「正しい順番」で選び、並べて出します。
3. 答え合わせ
シチュエーションカードの裏面には正解が書かれており、プレイヤーが並べたカードと照らし合わせます。
正しいカードを正しい順で出せていれば、使用したアクションカードの枚数分のポイントを獲得します。
4. 勝敗の決定
複数のシチュエーションに挑戦し、ゲーム終了時に最も多くポイントを獲得したプレイヤーが勝者です。
『クリティカル・チョイス:10ターンの決断』
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■ 概要(詳細)
本作は、事故や急病の現場に偶然居合わせたバイスタンダー(一般市民)として、目の前の傷病者に対して適切な応急手当を協力して選び取ることを目的とした協力型カードゲームです。
限られたリソースと時間(10ターン)の中で、情報を集め、症状を見極め、正しい対応を行うことが求められます。
● 教育的狙い
- 応急手当の知識(止血・固定・AED使用など)を楽しく自然に学べる
-「助けたいけど、何をすればいいのか分からない」状況を疑似体験
-他者とのコミュニケーションや役割分担、意思決定力を育成
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■ 基本ルール(10ターン制)
● ゲームの勝利条件
10ターン以内に、そのシナリオに対して必要な応急手当のカードを正しく使いきること。
● ゲームの敗北条件
-ターン内に正しい対応ができなかった場合(経過による悪化)
-不適切な対応で症状が悪化した場合
-プレイヤー全体の手札が尽きてしまった場合
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■ プレイ人数と時間
-プレイ人数:1〜4人
-所要時間:1プレイあたり 約10〜15分
-対象年齢:中学生以上(応急処置の基本を扱うため)
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■ 使用するカード
種類 内容・枚数
シナリオカード 応急手当が必要な現場状況(12種類)
情報カード シナリオごとの追加情報を提供(各1枚、合計12枚)
アクションカード 対応行動を表すカード(6カテゴリに分類、複数枚)
トラブルカード プレイの妨害やルール変化を起こすイベントカード(6枚)
リソース補給カード 手札補充や特殊効果を持つ支援カード(6枚)
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■ アクションカードのカテゴリ(6種)
1. 止血
2. 固定
3. 保温・安静
4. 情報収集
5. 通報・AED
6. 観察・声かけ
→ 各カードには「アイコン+短い説明文」で行動が記載されます。
→ 1枚につき1つの行動のみ。場に出して効果を発動します。
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■ 1ターンの流れ
1. 全員がアクションカードを1枚ずつ使用 or パス(全員同時に行う)
2. 情報カードの発動(条件がそろっていれば公開)
3. 使用したカードを場に残す or 墓地へ(カード効果による)
4. 手札の補充(ターン開始時に1枚ドロー)
5. ターンカウントを進め、次のターンへ
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■ 特殊カードの扱い
• 情報カード
ゲーム開始時に伏せてシナリオと一緒に配置され、情報収集カードを規定枚数使うことで公開される。内容は症状の詳細ヒントや裏の病態に関わる情報。
• トラブルカード
山札やイベントでランダムに発生。
例:「手が滑ってカードを1枚失う」「次のターン、全員1枚ずつ強制パス」など。
-リソース補給カード
手札の補充、墓地からの再利用、使用済みカードの回収など、ゲーム進行を有利にするカード。
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■ ゲームの設計ポイント
-実際の救急場面に即した応急手当の優先順位を重視(例:出血→止血、呼吸停止→AED)
-情報カードを使って、観察や情報収集の重要性を疑似体験
-トラブル・補給カードでゲーム性に変化と緊張感をプラス
-1人プレイも可能(情報収集枚数や難易度を調整)
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