イラスト×物語×アクセサリー 新しい表現方法『Tricasket』の提案
イラスト・物語・アクセサリーの3つを使った新たな表現方法『Tricasket』*1の提案と、解説する冊子・Webサイト。
『Tricasket』とは「商品」ではない。商業活動のためのデザインではなく、人と人とが創作活動や共感でつながる仕組みのデザインである。
タイトルの『Linelette』は、イラスト・物語・アクセサリーの3つを繋げるために名付けた。
イラスト・物語・アクセサリーは、創作活動に関心を持つ人たちにとって、それぞれ身近な表現手段として広く親しまれている。特にコミックマーケット等の同人の集まりでは、創作者たちが交流の手段としてこれらを創作したり、頒布を行ったりしている。しかし、イラスト・物語・アクセサリーの3つの要素を組み合わせて1つの作品として取り扱っている例は少ない。創作者の視点から見ても、イラスト・物語・アクセサリー全てを創作している人はあまり多くない。
『Tricasket』を複数人で作ることは、創作手段がばらばらの創作者たちが集まって、新たな創作の場、コミュニケーションの場となるのではないだろうか。
イラスト・物語・アクセサリー三つのメディアの組み合わせを試し、新たなメディアミックスの一例、コミュニケーションの一例としての可能性を探る
2025.04.11 - 2026.01.12
分担して制作を行ったことで、1人では決してできない作品になったと感じている。
共同制作では、コミュニケーションが大事であることが再確認できた。どのようなイメージで制作したのか、出来上がった各作品を見てどのような気持ちになったのかなど、制作・鑑賞時の気持ちの共有が大切な点であった。
創作が好きな人には、好きな形を永遠と追求できる人や違う作品に触発されて創作を行う人など、様々なタイプがいると思う。この研究では、形式や制作の順番をTricasketごとに変えたことで、人それぞれに適した提案が出来た。
イラスト・物語・アクセサリーの観点で頒布物を調査したところ、特に漫画や小説、ポストカード、アクセサリーなどが多く取り扱われていることがわかった。小説とアクセサリー、漫画とポストカードなどいくつかの種類を取り扱っているサークルも多くあったが、3種全てを取り扱っているサークルはあまり見受けられなかった。
ボトルメール型のTricasketを完成させた
レイヤーカード型ののTricasketを完成させた
アクセサリー台紙のTricasketを完成させた
サイトと冊子のイメージを合わせるために統一を行う。
印刷とwebの関係で、少し色味を変えた。
アクセサリー台紙のTricasketを追加制作することにした
サイトと冊子のイメージを合わせるために統一を行う。
これは何?、背景、目的のブラッシュアップを行った。
フォントを検討した。手紙の部分は手書きフォント
200×210mm(上)と100×148mm(下)
※イラストとアクセサリーのみのビジュアル
pdfはこちら
右:細めの綿の糸で試作(大きすぎる)
右2:レース糸で試作(少し大きい?)
左2:刺繍糸2本取りで試作(花芯が潰れてしまった)
左:刺繍糸2本取りで試作したイヤリング
アクセサリー
▼冊子の掲載方法の案
▼SSカード試作(148×200mm)
▼冊子の台割(完成はA5サイズ)
▼アクセサリー台紙(完成は69×135mmの予定)
▼成果物セット
5月9日に更新済み
イラストと物語、アクセサリーの3セットを制作し、一つにまとめて掲載しようと考えている。まとめるにあたって、冊子とサイトの2パターンで考えている。
イラストはアクセサリーの台紙としても使用したいと考えているため、名刺サイズで制作しようと考えている。
物語を印刷する方法は考え中。案としては以下の通り。
※余裕があったら違うシリーズ(タロットなど)を作るかも
▼冊子の台割(完成はA5サイズの予定)
4月25日に更新済み
▼冊子の掲載方法の案
5月9日に更新済み
『イラスト×物語×アクセサリー』