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松本龍太郎/卒業研究 の履歴(No.6)


おといろひろば

カスタムできるBGMの配布サイト


概要

これは何?

制作する映像に合わせてカスタムできるBGMを配布するwebサイト

背景

映像制作では、作品の見た目には強いこだわりがあっても、音楽へのこだわりが後回しになるケースが少なくない。音楽にこだわりたいけど、どうこだわれば良いかわからない、編集の終盤にありもののBGMを当てはめるしかない。この現状は、こだわり方を知らないだけで、もし知っていればもっと深く関われるはず。ビジュアルとサウンドは、どちらも情報を伝えるための大切な要素である。その可能性を追求しないのはもったいない、と考えた。

目的

おといろひろばでは、より細かな編集ができるよう音楽をステムで配布することにより、映像制作における音楽演出の自由度と表現力を高めることを目指す。映像制作者には、BGMをただ当てはめる仕上げではなく、映像の内容やテンポ、感情に合わせた演出素材の一部として扱えるようになってほしい。

コンセプト

音楽を演出素材の一部へ

成果物の仕様

制作ツール

その他プラグインなどは、別のページにまとめる予定です。


プロジェクトの期間


まとめ




調査

現状調査

ロイヤリティフリーの音源配信サイト

先行事例

ステムデータを配信しているサイト

技法・技術情報




プロジェクト管理

スケジュール

Google スプレッドシートへのリンクはこちら

ToDo





進捗記録




2025.04.25


Artlistのステムデータ

プレビューもできました。


Web Audio API

オーディオミキサーのプロトタイプでは、オーディオの制御をWeb Audio APIを使用し行っている。




2025.04.18


おといろひろばの使い方

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なぜステムデータが使われていたか

元々、ステムデータでの音楽納品は、テレビシリーズのアニメやドラマなど継続的な映像制作の現場で使われてきた手法である。これは、毎話異なる演出や尺に対応するため、編集段階で音の構成を柔軟に調整できる必要があったことに起因している。シリーズ内でのサウンドの統一感を整えるためでもある。
たとえば、メロディだけを残して別の場面に流用する、ドラムを抜いて静かなシーンにする、同じ曲を短く再構成する、といった使い方が可能になるのが、ステムデータの大きな利点だ。
しかしこの手法は、商業の限られた制作現場に閉じた慣習であり、小規模な映像制作ではあまり一般的ではなかった。その理由のひとつが、ステムで提供される音楽素材自体がほとんど存在しなかったこと、そして音楽の再構成に対する知識が共有されていなかったことである。現在は、ステムで音楽素材を提供するサービスも増えている。


サイトロゴについての調査


事務作業


参考資料




2025.04.11


アイデア

映像制作では、作品の見た目には強いこだわりがあっても、音楽へのこだわりが後回しになるケースが少なくない。音楽にこだわりたいけど、どうこだわれば良いかわからない、編集の終盤にありもののBGMを当てはめるしかない。この現状は、こだわり方を知らないだけで、もし知っていればもっと深く関われるはず。
ビジュアルとサウンドは、どちらも情報を伝えるための大切な要素である。その可能性を追求しないのはもったいない、と考えた。
現状の配布データより、より細かな編集ができるようなデータ、ステムデータを作ることで、こだわり方を知ってもらい、より良い作品作りに活かしてもらう。


現状の調査


先行事例の調査

どちらもステムでの配布はしてありそうだが、ステムでのプレビューはできない。


オーディオミキサーのプロトタイプ制作

再生しているのはmp3ファイルだが、ダウンロードボタンを押すとwavファイルがダウンロードできるようになっている。
スマホ版では、パケット通信量の都合でダウンロードボタンを非表示にしている。


mp3の容量と音質

オーディオファイルをwavからmp3の変換する際、音質を下げることでファイル容量を削減できる。しかし、音質を下げすぎると、映像制作者側でシミュレーションがしにくくなる。
良いバランスをとるための検証を行った結果、サンプリングレートを44.1kHzに固定し、可変ビットレートによる音質と容量のテストを行ったところ、7を指定するのが一番良いとの結論に辿り着いた。変換はpythonで行う。

上記ソースコードのここで、可変ビットレートとサンプリングレートの値を変更する。

parameters=["-q:a", "7", "-ar", "44100"]


プロジェクトタイトル

おといろひろばにする。
音で映像作品を彩ってほしい。その音素材が集まるひろばという意味です。
いらすとやからインスピレーションを受け、その音版をイメージしました。