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指方依緒/卒業研究 の履歴(No.17)


たべもの なかよしノート

いろんな”きもち”と一緒に食べ物とちょっと仲良くなっていくノート

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概要

これは何?

これは、子どもが”食べる”という体験を自分の感覚や気持ちと一緒に記録できるフードダイアリーです。子ども自身が「匂いを嗅いでみた」「ちょっと触った」など、無理のないステップで食と関わったことをスタンプや絵、シールで楽しく記録できます。食べられなかったことも否定せず受け止め、「ちょっとずつなかよくなっていく」感覚を大切にしています。

背景と目的

幼少期において、食事の楽しさがその後の食行動や意欲に大きく影響することが研究で明らかになっています。一方で、農林水産省が掲載している「食事バランスガイド」のような既存の記録ノートは、栄養摂取量の可視化に重点を置いているが子どもの気持ちや体験の記録には不十分だと感じた。
これらを踏まえて、
・子どもが食に対する自分の感覚、気持ちを安心して表現できる場所を作る
・保護者が子どもと感情や体験を共有できるツールにする
・食と向き合った体験を記録・可視化する
という目的のもと、本フードダイアリーは感情・体験を可視化するツールとして制作します。

コンセプト

・食べることを「成功/失敗」で評価せず、プロセスと気持ちに寄り添う
・自分のペースで記録できる「無理のないチャレンジ」を後押しする構成
・子どもが感覚的に使えるビジュアルとコミュニケーションデザイン
・自分の「感じたこと」にOKを出せる、自己肯定感を育むツール


成果物の仕様

形式         A4縦/全33ページ構成/フルカラー印刷
製本方法       中綴じや糊付けではなく、2リングファイルに綴じる形式で制作
ページ数       32ページ(記録ページ×25ページ)
ページの構成     表紙、使い方ガイド、自己紹介ページ、毎日記録ページ、ご褒美シールシート
           まとめページなど
表現方法       スタンプを押す、シールを貼るなど
対象年齢       主に5~9歳(幼児〜小学校低学年)と保護者を想定

AIで作成ラフ画

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制作ツール

・Adobe Illustrator
・画像生成AI
・Photoshop


プロジェクトの期間


まとめ




調査

現状調査

・農林水産省「食事バランスガイド」では食事内容の記録は主に栄養の偏り改善が目的で、感情や体験への配慮は少ない。
フードダイアリー
・3〜5歳児の食意欲と感情の関連性。楽しく食べている子どもほど、自発的な挑戦意欲が高まる傾向にある。
J-STAGE論文
・保護者の職への関わりと子どもの自己効力感。記録ではなく、体験の共有が信頼関係と好意的な職体験を生む。
→[[名古屋文理大学紀要>]]

先行事例

農林水産省が「食事バランスガイド」の普及のために作成した解説書など、食生活の改善の参考となる資材を掲載している。
日々の食生活の見直しや、食育活動に「食事バランスガイド」を取り入れる際に活用するもの。
食育ノート
食育教材
フードダイアリー

技法・技術情報




プロジェクト管理

//スケジュール


ToDo





進捗記録

2025.


2025.06.27

ご褒美シールページについて。
30回分のシールを貼れる枠、また、ゲームの探検マップのように何種類かのデザインを作成する。

2025.06.20

ご褒美シールページに着手。子供が記録を続けるモチベーションになるようシールを集めると自分のレベルがアップしていくというようなクエストのような仕掛けを検討。

2025.06.13

・自己紹介ページ
ここから子どもが自分を描ける皿をモチーフを中心に構成を考案。
好きな食べ物や苦手な食べ物を文字や絵で表現してもらい自分のプレートを製作してもらう

自己紹介.png


2025.06.06

・全体のベースカラーを淡いベージュに決定。
ページの雰囲気を統一するため、枠やフォント選定も検討。絵本風タッチを意識した調整を進め、親しみやすさを重視したデザインに仕上げている。
・表紙を制作

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2025.05.23

目的、対象、ページの構成、差別化点を中心に概要に書き込み
(フィードバック)
・AIを使用する範囲を提示する
・先行事例などをもっと挙げておく
・URLの部分にアンダーラインなどわかりやすくする

2025.05.16

中間発表に向けてこれまで制作したページのラフを整理し、見せ方を意識したビジュアル調整を行なった。A4縦サイズで統一しデザインに一貫性を持たせた。
・「なぜ紙媒体にするのか」「他の教育教材とどう違うのか」などの質問を想定して、解答準備を始めた。
・説明することが多く、3分に収めるように発表内容の取り捨て選択が必要と感じた。

2025.05.09

・「毎日記録ページ」
1食=1ページ
「何を食べたか」の記入欄
「におった/さわった/みた/ちょっとたべた」などのチャレンジチェックや気持ち欄
・AIを使用して全体的なラフ画を作成
ラフ画


2025.05.02

構成

表紙
はじめに:ノートの使い方
私のこと:好きな食べ物、苦手な食べ物、アレルギーのある食べ物
毎日ページ:食べたもの、気持ちのスタンプ、チャレンジポイント、メモ
ふりかえり:週ごと、月ごとの頑張り記録、自己評価スタンプ欄

・ページ内容
たべもの:イラスト記入、
食べた気持ち:表情がわかるイラスト
チャレンジしたこと:

2025.04.25

テーマ案決定

偏食、アレルギーがある食べられないを可視化するフードダイアリー
①課題の整理
現状把握:偏食やアレルギーのある人がどのように日々の食事管理をしているかを調査。

ユーザーの悩み:例えば、「外食で自分の食べられるものがわからない」「栄養バランスがとりにくい」など。

誰のためのダイアリーか?:子ども/大人、アレルギー持ち/偏食/栄養管理が必要な人、などターゲット設定。

目的設定:自分の傾向の見える化

2025.04.18

スケジュールの制作

2025.04.11

テーマ案

調査