視覚障害を学ぶツールのデザイン
聴覚と触覚を使った物を見分けるゲームです。子供達がよく使う文房具を使い、触覚をテーマにしたものを2つ、聴覚をテーマにしたもの2つ作りました。視覚に頼らなくても「なんでもできる」ということを子供達にも感じてもらえるゲーム作りをしています。
視覚障害を体験できる機会はありますが、残念なことに誤った理解をしている人が多いのではないかと考えます。実際に今日の小学校や中学校を中心に行われている視覚障害体験はアイマスクを使って児童や学生同士で介助し合う体験がほとんどです。そのため、普段から視覚に頼って生活している人がいきなり視覚を奪われては「怖い、何もできない」という恐怖心を植え付けかねません。街中に行けば白杖をつきながら歩いている人がいますが「目が見えないと怖いはずなのにスムーズに歩いていてすごい」「何か手伝えることはないだろうか」と思う人もいるかもしれません。そのため、これらのような目が見えないということに対する恐怖心を無くし、目が見えないことを補うために何ができるか理解することを目的とします。また、視覚に頼らない工夫を子供達自ら発見していくためのきっかけ作りをすることを目的とします。
目が見えないことを補うために何ができるかを楽しく学び、視覚障害の正しい理解や知識につながる体験をする。
【ゲーム紹介Webサイト】
【ゲーム紹介動画】
【触覚と聴覚を使った4つのゲームの活動記録(Googleドライブ)】
(前期) 2024.04.26 - 2024.07.19
この研究ではコンセプトである「楽しく学べる環境づくり」と「視覚を補うために何ができるか」を学べるゲーム作りができたと思います。そう考える理由は子供達の先入観の無さと身近なアイテムを使ったゲーム作りにあると考えます。子供達は先入観の無さから学ばずとも他人に寄り添い行動する傾向にありました。また、文房具という子供達がよく使うものでゲームをしたため、できた!という子供達の喜びや子供達自身でアレンジしてゲームをする機会を生み出すことができました。今日行われている教育機関等での視覚障害体験はぜひ続けていくべきだと思います。しかし、その体験をするということがただの真似事にならないようどのような考えや気持ちで生活しているのか五感を使って学んでいただきたいと思います。
【現在の視覚障害体験(小学校&中学校)】
【障害者に関する世論調査】
【夏季休業中の作業】
【前期最終発表の振り返り】
【学科サイト更新
【テーマ案】
文房具が生み出す心地のいい音と触覚
【音】
【触覚】
【何をするか】
【成果物】
【テーマ案】