福岡の神社を音写真で紹介するWebサイト
福岡の神社を音写真で紹介するWebサイト
写真を撮ることを趣味としている人々の中でも、被写体として日本人に馴染み深いものと言ったらまず神社が思い浮かぶ人も多いだろう。日本人の神社に対する関心は近年上昇傾向にあり、神社に関する情報や写真がSNSで拡散され、若い世代を中心に興味を持つ人が増えている。そういった状況の中で、福岡県は神社仏閣の数が非常に多い地域であり、全国で3番目の神社数を誇っている。特に「三社参り」という風習が根付いていることで知られており、福岡市は、その中心的な役割を担っている。櫛田神社、筥崎宮、警固神社などが「三社参り」の候補として挙げられることが多い。また、香椎宮は福岡で最も格式の高い神社の一つとされ、宗像大社や太宰府天満宮も県内有数のパワースポットとして知られている。福岡のインバウンドなども影響し、今後さらに神社に対する関心が高まっていくと見られる。
地域によって様々な特徴が見られる神社は、その周辺の自然環境なども様々であり、神社を訪れた人がリラックス効果を感じられるという意見も多い。そこで、神社の美しい写真とその場の環境音を組み合わせることにより、目と耳でその神社について知ってもらい、現地に足を運ぶきっかけになるような媒体を作成したいと考えた。
以前から趣味の一環で行っていた神社巡りをSNSで個人的に発信していた。そこで撮影した写真と環境音を組み合わせる事で神社の新たな価値表現をしていく。
研究名の音写真(photo with sound)は造語であり、写真を見て自然に脳内で音が再生される現象のことを指している。本研究では実際にフィールドレコーディングを行い、写真と共に再生することで予想と現実のすり合わせる。
Webサイト
MacBook Air
Visual Studio Code
Nikon D5100
(1)「伝統」よりも「体験」重視の傾向
若者は神社を「日本の伝統文化の象徴」として捉えている一方で、それが目的の第一ではない。彼らにとって重要なのは 自分が神社で何を感じ、どう関われるか という「主観的な体験価値」である。
例えば、「神聖な空気の中で落ち着く」「良いエネルギーを得られる」「友人とおみくじを引いて盛り上がる」など、神社における「体験」は、自己充足的でありつつもSNSなどを通じて「共感的に共有」する手段にもなっている。
(2)「宗教的信仰」ではなく「文化的参加」
若者の多くは神道を宗教として信仰しているわけではないことが、内閣府などの統計でも明らかである。しかし、初詣・七五三・厄払いなどの行事には高い参加率を示しており、神社は宗教施設というよりも「文化的装置」として機能している。
つまり、「信じる」ではなく「関わる」「なじむ」「慣習として行く」場所。これは、神社が 日本人特有の無宗教的・習俗的宗教観(ケガレ・ハレなど) に深く根ざしているためだ。
(3) SNS世代としての表現と承認
神社参拝は、若者にとっては「内面の癒し」だけでなく、「外向けの自分表現」や「社会的な承認」の一環でもある。美しい御朱印や映える神社フォトは、「自分がどんな人間か」を発信するツールであり、参拝そのものが「人格」「趣味嗜好」の一部としてSNS上に表現され、それが共感されると一種のコミュニティやアイデンティティ形成にもつながる。
(4)撮影マナーとガイドライン
撮影に関しては、マナー重視の動きも顕著である。
神社によっては、「本殿内・祈祷中など特定エリアは禁止」「商用や大規模機材には要許可」など厳格なルールがある 。特に七五三などでは、プロカメラマンの出張撮影がトラブルや迷惑の原因となるケースがあり、撮影ガイドラインが策定されている。
「無断で他人を撮影してSNS投稿」する行為は、肖像権やプライバシー侵害にもつながるため、注意が必要である。
1/fゆらぎについて
https://club.informatix.co.jp/?p=1994
神社の選定理由と福岡の神社についての記載を考える
写真と音のWeb用素材を各地から収集
https://drive.google.com/drive/folders/1uKnUIysOl6SPDNup1g5nW0Wq5iYK_hY9?usp=share_link
Web上で写真を掲載。
写真と付随して「映像」か「サウンド」、もしくは「360°画像」のいずれかを付随させる。
掲載した写真をMAPと連動させる。