Escapism
現実逃避できる非日常空間/インタラクティブアート
- Aoi Nakashima
- Keywords:音, 光, インスタレーション, インタラクティブアート
概要
これは何?
プロジェクションマッピングとインタラクティブコンテンツを用いた、空間演出
背景
私たちは今、ストレス社会に生きている。
人間関係の不和や疲労、不安などによって「こころの病」を患ってしまう人は後を絶たないどころか増加傾向にあるのが社会の現状である。
大人になるにつれて私たちは考え事が多くなり、いつの間にか逃げてはいけないという縛りを自らに課してしまう。
その縛りによって自ら命を絶ってしまう人すらいる。
逃げずに立ち向かう強さも生きていく上で必要であるが、時には「現実逃避」することも生きていくために必要な行為ではないかと考える。
目的
考えることをやめ、現実することの意義や必要性を認識してもらう。
新しいストレスとの向き合い方を提案する。
コンセプト
プロジェクションマッピングとインタラクティブコンテンツを用いて非日常空間を演出し、良い刺激を与える。
誰の目も気にすることのなく安らげる暗く、狭い空間で「おこもり感」を演出する。
成果物の仕様
インタラクティブコンテンツを狭い空間に投影し展示する
制作ツール
- touch designer
まとめ
現状の課題
何を投影するか、どういう世界観でまとめるかなど、より具体的なビジョンを決める必要がある
今後の流れ
明確なテーマを決め、引き続き五感を使って楽しむことができるコンテンツを作る。
調査
現状調査
ストレスについて
近年では、携帯電話やSNSが普及しており、常に監視され、休日でもなかなかゆっくりと休めないという状況が、ストレス社会を引き起こした一つの原因である。また、逃げたり、離れたりすることが絶対悪であるという風潮も心の病
を増長させる原因の一つである。
うつ病の現状 厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、平成8年には43.3万人だったうつ病等の気分障害の総患者数は、平成20年には104.1万人と12年間で2.4倍に増加している。
落ち着く非日常空間の例
カフェ , サウナ , テント , プラネタリウム , コンサートホール , 映画館
- 暗くて狭いスペースが安心して過ごすことのできるプライベート空間であると言える。
先行事例
植物をテーマに幻想的な空間を演出
カーテンにマッピングしている
技法・技術情報
✏️制作に必要なツールやスキルの例✏️
- 設計ソフト
- パソコン
- プロジェクター
- 深度センサー
インタラクティブコンテンツ制作のためのソフト一覧 - unity
主にゲームを制作する際に使われ、C#を用いたプログラミングで コンテンツの開発が可能である。アートやVR/AR/MR機器向けの コンテンツ開発にも対応している。 チームラボもこれでインタラクティブアートの開発を行っている。
- unreal engine
多機能でレンダリングが美しく、映像制作のレンダラとして使われる こともある。ブループリントと呼ばれる機能を使えばコードを書かな くてもゲームロジックを組んでいくことが可能。
- touch designer
ビジュアルデベロップメントプラットフォームである。ブループリント と同じようにノードを組み合わせてプログラムを組むことができ、 さらにその処理過程がリア ルタイムに可視化される。
- Max8
マルチメディア向けの統合開発環境。音の処理にとても強いソフト。 これもノードで処理を組んでいく。
プロジェクト管理
スケジュール
ToDo
2022.06.10
keyword
- 立ち向かうための現実逃避
- 瞑想
→心を静めて無心になること、何も考えずリラックスすること、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすこと。健康の向上や心理的治療、自己成長、自己向上などの世俗的な目的をもって、様々な瞑想が行われている。 - どこでもできるプロジェクションマッピング現実逃避
- 安らぎの中にある刺激
- 狭く、暗い空間であることの重要性
2022.06.03
中間報告のフィードバック
- なぜ現実逃避するための手段がマッピングでなくてはならないのかを明確にする
- その空間自体をどこに置くのか、どのように現実逃避する環境に持っていくのかを
考える
◯制作するコンテンツのオリジナリティや強み、他の類似コンテンツとの差別化を考え、制作に落とし込んでいく作業が必要であると感じた。
2022.05.24
試作
スマートフォンで波紋の操作ができるインタラクティブアートを試作した
私たちはせせらぎの音を聞くときに、水そのものをイメージするよりも、 涼しさ、清潔さなどをイメージし、谷川にいるような爽快感を得ること ができる。このようなイメージがリラックス効果を生むと考えられている。
- 使用したツール
○touch designer
○zig sim
2022.05.19
先行事例の調査
植物をテーマに幻想的な空間を演出
カーテンにマッピングしている
2022.04.22
調査
🗒キーワード🗒
- インスタレーション
インスタレーションとは特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、 作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品 として体験させる芸術
- インタラクティブアート
インタラクティブアートは、観客を何らかの方法で参加させる芸術の 一形態である。ある種の彫刻では、作品の中や上や周りを歩くことで これを実現する。コンピュータやセンサーが観客の動きや熱などの 入力に反応するようにした作品もある。
✏️制作に必要なツールやスキルの例✏️
- 設計ソフト
- パソコン
- プロジェクター
- 深度センサー
インタラクティブコンテンツ制作のためのソフト一覧 - unity
主にゲームを制作する際に使われ、C#を用いたプログラミングで コンテンツの開発が可能である。アートやVR/AR/MR機器向けの コンテンツ開発にも対応している。 チームラボもこれでインタラクティブアートの開発を行っている。
- unreal engine
多機能でレンダリングが美しく、映像制作のレンダラとして使われる こともある。ブループリントと呼ばれる機能を使えばコードを書かな くてもゲームロジックを組んでいくことが可能。
- touch designer
ビジュアルデベロップメントプラットフォームである。ブループリント と同じようにノードを組み合わせてプログラムを組むことができ、 さらにその処理過程がリア ルタイムに可視化される。
- Max8
マルチメディア向けの統合開発環境。音の処理にとても強いソフト。 これもノードで処理を組んでいく。
2022.04.15
秘密基地
現実逃避ができる非日常空間を作りたい__________。
- 現実逃避スポット
プラネタリウム、 映画館、 サウナ、 コンサートホール、押し入れ
2022.04.08
情報収集
テーマ案
- 音に関するインスタレーション
- プライベート空間のプラネタリウム
- 音と光のプロジェクションマッピング