感情の可視化を目指すフォトコラージュ
田口怜奈
概要
これは何?
感情を表現する擬態語や擬声語をフォトコラージュにすることで、可視化を目指す
背景
・元々フォトコラージュに興味があった。
・物語を読んでいると「その態度に"むしゃくしゃ"した」「涙が"ちょちょぎれる"ほど嬉しい」など、日本ならではの表現で場面を描写を見たことがある。しかし具体的な意味を思い浮かべるのが難しかったり、意味を調べても文章で書かれている為イメージが湧きにくかったことがある。
目的
表現を文章で説明するのではなく、コラージュによって可視化させることで、情景を想像しやすくなる
コンセプト
感情の可視化を目指すフォトコラージュ
成果物の仕様
喜怒哀楽を表す擬態語をそれぞれ2点ずつ、計8点を作成
- 心が躍る:喜びや楽しい期待の為にわくわくする
- 快哉を叫ぶ:愉快な事柄に対して歓声を上げること
- 慷慨:社会のインチキや世の中の悪風潮に対して怒ること
- 憤懣:怒りが抑えられない気持ち
- 憂愁:悲しみに襲われること
- さめざめと泣く:多くの涙を流して静かに泣いている様子
- 仕合せ:幸運に巡り合うこと
- 麗しい:顔つきが晴れやかになること
制作ツール
photoshop
プロジェクトの期間
プロジェクトの期間|2022.04.14 - 07.15
まとめ
フォトコラージュが自分にとって初めての試みだった為、アイデア出しや素材集め、photoshopの操作などに時間をかけてしまい苦労した。
画面が平坦にならないよう、情報が多い作品と情報が少なく静かな作品のメリハリをつけることを意識し、作品によって表現を変えるなど表現方法をいくつも試すことが出来た。
後期ではこれらの作品を使用し、展示を想定した企画の考案とSNSを利用した宣伝方法の研究に取り組みたい。
現状と今後
調査
先行事例
- でおね 言葉のコラージュ
映え
切ない - 言葉のコラージュ
- 現代社会の闇をつく風刺画8枚。
- Facebookで話題!現代の社会問題や風潮を描いた風刺画が的を射ていすぎ
- Pinterest / Photo Collage
プロジェクト管理
スケジュール
ToDo
・分かりやすい表現にする。人間の写真を使う
・背景を 喜:黄色、怒:赤、哀:青、楽:緑 と単色にして統一感を出す。
・それぞれ背景色にあった特徴的なものを作品に入れる。それによって他の写真は白黒とする。
NotToDo
2022.06.09~07.014
全8作品の作成とブラッシュアップを同時進行
2022.06.02
ブラッシュアップ。1画面の情報を少なくすることを心がける
2022.05.26
中間発表1回目
2022.05.19
試作
"心が躍る"
photoshop,picsartを使用してデータでの試作を作成中。
2022.05.11
ワード決め
→感情を表すオノマトペに統一しようと思っていたが、幅を広げる為擬人法や比喩法も検討する
2022.04.28
イメージ画像
決定、課題
- A4サイズで壁に4×4で展示を想定、よって実際に写真を切り貼りする
→何の紙に印刷するか
2022.04.23
フォトコラージュの具体案
- 感情を表すオノマトペ(例"じりじり"と湧き上がる怒り,"さめざめ"と泣く)を表現
- 白黒写真×エラーメッセージや絵文字を合わせ、現代社会の風刺を表現
課題点
- 写真の素材をどうするか
感情を表すフォトコラージュを行う場合、人間の写真を使うのか
→4/27 すべて人間の写真を絡めた作品にする作品を何点作るか、最終はどのようにまとめるか(1点ずつ展示か冊子にするか)
→4/27 喜怒哀楽×4 16点を予定
2022.04.21
テーマ案
- 写真と文字を組み合わせたフォトコラージュ
- タイポグラフィによる展示作品
- 短大の卒業制作で行った加工食品のアレルギー表記(PDF)についてより深く研究